ふたつの手
今日は、ある方の入浴介助中での会話です。
ある方から
「今のたわいもない日常生活、普通に食事することや水が飲めて、皆さんが手伝って下さり大好きなお風呂も入れるし、今が本当に1番幸せです。
誰にも言ったことないですが。。。
私、16年前に団地の5階から飛び降りたことがあるですよ。
一度、死にかけたんです。
あの時は、こころも全てに痛みがあって
本当に辛かったです。
ご飯も食べれないし、水もろくに飲めなかったし
でも、いろんな方が支えてくれたので今があるんです。1人じゃないんですよね。
本当に「生きててよかったなぁー」って思います。
末期になったら、動けなくなると思います。
これからも「ありがとう」って感謝の気持ち忘れず
残された人生大切にして、笑顔で楽しみます。」と湯船にゆったりとつかり
穏やかな表情でお話してくださいました。
この方を、今までサポートしてくださった方の手、
また、普段当たり前にやっている日常が
幸せなことなんだぁと改めて気づきました。
最後に。。。
人にはふたつの手があります。
ひとつの手は、自分自身を助けるために
もうひとつの手は、他者を助けるために。。。
人生に迷い、助けてほしいとき、
いつもあなたの手のちょっと先に、
助けてくれる手が差しのべられていることを忘
れないでほしいと思っています。
最後まで、読んでくださりありがとうございました(^^♪