人の生きる意味と生きる難しさ。
人はなぜ生きるのか。
誰もが一度は考えたことがあるこのテーマ、
ある人は愛する人たちのため、またある人は、生きがいのため
何か成し遂げたい夢のため、仕事のため。
人には数々のテーマがある。
生きる意味だけを考えたら、
死ぬの痛そうだからとか、死ぬの怖いじゃんとかも
生きる意味の一つかもしれない。
現代社会においてはたくさんのやりたいことがあり、
また生きるテーマになりそうな、やりがいを感じる出来事がたくさんある。
例えば結婚、
一昔前では女性は男性に養ってもらうことが当たり前であった。
9割以上の人がお見合い結婚で決められた人と結婚をした。
自らの主体的な判断で選択をすることはできなかった。
現代を見てみれば、
女性の社会進出は目まぐるしい進化を遂げ世界では女性の社長や女性の国会議員など億単位を稼ぎ会社や社会での重要なポジションにいる女性は珍しいものではなくなっている。
男性に養ってもらう必要がないので未婚を選択する女性も増えてきている。
昔のように家庭に入る以外にも、仕事に対してのやりがいや達成感、生きる意味などを色々なところで感じているのだ。
結婚相手も選択できるようになった、
大手のマッチングサイトでは、異性のプロフィール、顔写真をほんの数秒で何千、何万確認することができるようになった。
容姿や学歴、年収など選別し、より良い人と出会う事ができるようになった。
それは同時に同性との競争を生み、選ばれて勝った人は安定的な収入、社会的地位、満足のいく容姿をもった異性を選ぶ事ができる。
自分の選んだ最良の相手と人生を過ごすのだ。
今と比べて昔の人は選択をしなかったからと言って幸せでなかったのだろうか。
答えはNoだ。
家族のために働くお父さんは十分生きがいを感じていただろうし。
家庭にいるお母さんも子供の成長を人生の楽しみにしていた人も多いだろう。
どちらも選んだ環境ではないが、やりがいや生きる意味を感じていたのだと思う。
昔の選択が出来なくても、選べない状況でも、やりがいや目的を見つけている人はたくさんいた。
ただ今を生きる現代人は選択肢が多様化しているのは事実なのである。
昔はいい大学に行って、いい会社に入って、結婚して、老後になる、ざっくりこれで人生が決まっていたのだが、現在はそうではない場合が増えている。
高校を中退して起業家になり成功。
中学生からプロのモデルや女優、アイドル。
副業で本業会社員の給料を超える人。
等々
世の中にはたくさんの選択が用意されそれが世界に発信される。
SNSなどを見れば1日何件もこんな人の話を聞くことになる。
数十年前まで就学、就職、結婚、終活を常識としていた人たちからすると上記の生き方はびっくり仰天な事態だろう。
話がそれてしまったが、生きる意味を考える時
現代人は沢山の選択に迫られていると思う。
昔の常識があるからいい大学、大きい会社と思うが
SNSを見れば「常識をぶっ壊すベンチャー企業を選ぼう」と毎日発信してくる人はいるし、
親や学校ら「常識とはこうであるべきだ」と言った考えを教えてくる。
またSNSを見れば「好きなことで生きる」とその人の好きなことを紹介される。
情報を集める手段が多いので、生き方多すぎっ!状態なのだ。
この、生き方多すぎっ!状態を心地よく感じる人もいれば怖いと感じる人もいるかもしれない。
選択が増えてあれもこれもと考えているとキャパオーバーの人もいれば、多くを考える事の出来ない人もいる。
ただ現代は元々指標があった生き方をこの数年間で常識以外の生き方も見えるようになって、あの人の生き方もあるし、あの人の生き方もした方がいいと振り回される。
昔から理解されないだけで、常識を破って生きてきた人もいるのかもしれない、それが表面に出てきて発信力をつけ、色々な生き方を発信する、それを見た生き方を探している人は迷うのではないだろうか。
この時代に生まれたからこそ自由の選択が多くて難しさを感じるが、
同時に選ぶことでそれが生きる意味になって行くのかもしれない。
現代に生きる私たちは多くの選択から決定をする事ができるのだ。