“It doesn’t matter where you’re going, what’s important is who you’re going there with.” 〜出会いが連鎖する家〜
押上に住んだ3カ月の間に、アメリカ・シアトルからJordan(ジョーダン)がゲストとして、押上の部屋に滞在した。ぼくとは2泊一緒だった。
ぼくの友人でもあり、住んでいた部屋のオーナーでもある彼とジョーダンが友人だという。タイミング良くぼくも、ジョーダンと一緒に東京の街に繰り出すことができた。
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最初にジョーダンに会ったのは、鎌倉だった。ジョーダンとオーナーの共通の友人(ぼくも知っている方)とその友人の4人で、そばを食べ、若宮大路をフラフラとし、鶴岡八幡宮へと参詣した。
鶴岡八幡宮 舞殿(下拝殿)の様子。本殿に続く石段より
そう言えば、鶴岡八幡宮に到着する前に鎌倉市の農協連即売所にも寄ったんだった(市場自体は閉まっていたけれど、同じ建物内にある飲食店は営業していた)。
その中の一つ、さつまあげと干物のお店「ヨリドコロ」(レンバイ市場店)さんで、特製のさつまあげをつまみ食い。サッとさつまあげを温めてくれたり、楽しい話をいっぱいしてくれたおばちゃんに感謝! ただ、ぼくに何度も「どこかで会ったことあるよね?」と訊いてくれたことに関しては、首を傾げるしかなかった(本当にどこかで会ってるのかもだけど・・・。たぶんない笑)。
若宮大路沿いにある鳩サブレーの「豊島屋 本店」で、ジョーダンはお土産を買ってた。さらに、なんとお店を出るとテレビの取材を受けることになった(笑)。
鳩サブレーについて、インタビューに答えるジョーダン
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日を改めて。
押上を出発し向かったのは、移転して新しくなった「豊洲市場」。ぼく自身、築地から移転後、行ったことがなかったので、良い機会だったなと。
飲食店もたくさんあり、少し歩いて別の棟には魚のイラストやクイズが多くあしらわれた展示もされていて、眺めているのは楽しかった。その奥にあるお土産屋さんや各ショップは朝早くからの営業がほとんどのようで、夕方ごろに訪れたぼくたちが着いた時、9割はそのシャッターが閉じてた(ショップを満喫するなら朝早くから行った方が絶対に良い!)。
豊洲市場を後にし、テクテクと豊洲駅の方角に歩みを進めると、スッと現れるのが「teamLab Planets TOKYO」だ。
今回の主目的は、ココ!
靴を脱いで、ハダシで館内のアトラクションやインスタレーションに触れていく。
長いLEDのテープライトが無数に吊るされている。床も含めて、周りが鏡張りなので、テープライトも実際より多く見えるし、何より光の乱反射がキレイで、いつまでもこの空間にいたいなと思ってしまう
華やかな光をバックに、ジョーダンを撮影
ひざ下まで水が張っているので、ズボンの裾をまくってからはしゃぐ(笑)。縦横無尽に泳ぐコイは、触れるとハラハラと花びらに変わる
でっかいボールが上がったり下がったりしている空間。部屋全体のカラーが変わるので、全てにおいて鮮やか!
床に寝そべって、天を仰ぐとさまざまな花びらが右から左へと舞っていく
そして、この日の最後は銀座で、回らないすしをいただき、最高の形で締めた。
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オーナーからは、海外の人が泊まりにくることが多いと聞いていたので、今回こうした出会いがあり、交流ができて本当に良かったと思う。ぼくもオーストラリアから帰国したばかりで、英語でコミュニケーションを取れたことも心地良かった。2カ月ほど空けてただけなのに、久しぶりに英語を話した感覚だった。
これから海外に行きたいと思っている人、帰ってきて久しぶりに英語を話したいなと思っている人にとっては、ものすごくリッチな環境があの押上の部屋には調っているのではないだろうか。
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アナザーストーリー。
ジョーダンとの最後の日。彼はオーナーと箱根に、ぼくは小田原へ行く予定だったので、進行方向が同じだったことから押上から途中まで、相乗りで一緒に向かうことに。
道中、オーナーが運転する車の中でジョーダンと話していて一番びっくりしたのは、シアトルがある州名は「ワシントン」だということ(知らなかった!)。首都はワシントンD.C.で、シアトルがあるのはワシントン州だという(紛らわしい! 笑)。ちなみにワシントン州の州都はオリンピアだけれど、中心都市としてはシアトルになるそうだ。
アメリカは、ポートランドという地名が2つあったり(オレゴン州とメイン州)、同名の都市・街があって、ややこしいな〜と思ってしまった(日本にもあるのかもだけど、気になったことがない笑)。でも、ひとつ学習しました!
ありがとう、ジョーダン!
最後に、小田原の写真を。
おわり。
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というわけで、そんな「出会いが連鎖する家」に泊まってみたいあなたは、こちらもチェック!!!
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