原作未プレイの者が劇場版Fate/SN[HF]第三章を見た感想とか(ネタバレあり)
ご高覧いただきありがとうございます。しがないオタクです。
まずはじめに、当初の予定とは大幅にずれたものの、HF第三章公開おめでとうございます。そして三部作完結お疲れ様でした。(でいいのかな)
タイトルにある通り自分は原作はプレイしておらず、SNのアニメもまだセイバールートを履修できていない若輩者です。
この記事のようなものでは、あまり原作に触れていない自分が 劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」の感想(主に三章)をざっっっくりと書き殴るあれです。
自分語りをする前に、保険としていくつか注意事項を述べておきます。
注意事項
これはネタバレが多く含まれています。
これは独自の解釈が多く含まれています。
これはnote初心者の拙い文ばかりです。
これは原作未プレイ勢故に飲み込めていない部分があるとおもわれます。
これはたぶん否定的な意見も述べられていると思います。
これは映画視聴1回目であやふやな部分が含まれます。
これは個人的に選んだシーンだけで構成されています。
これはあまりにも長い感想文になっています(5000文字以上)。
以上のことを踏まえた上で「承認」できる方は、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
エクス…カリバーアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!
まず正直な感想
単刀直入に言わせていただくと、素晴らしいの一言に尽きます。ですが、周りの反応を伺った後に観た感想は、ほんの数ミリ程度だけですが肩透かしを食らったような気分でした。
「そんな感じでおわるんだ!?もっとあのシーンをガッツリやるのかとおもった…意外…」みたいな感じ…はいぃ。。。
これは原作未プレイ勢だからシーンごとの割合がどんなもんかよくわかってないからなのであって、映画自体のクオリティはめちゃくちゃ高いと思いますたぶん。。。
たぶん周りの反応があまりにも高評価なもんだから自分の中のハードルを高くしすぎたようですネ!
その点を除けばマジで文句の付け所さん?ありませんよ!!たくさんの感動をありがとうゆーふぉーてーゔぉーさん。。。。😭
さて、ここからは第三章で自分が印象に残ったシーンを列挙していきたいと思います。前述した通り一回観ただけなのでちょっと違ったりするかもしれませんが、、、
——————ついて来れるか。
序盤の黒桜がダイナミック家凸するところらへん
序盤も序盤の超序盤。OPクレジットが入る前のシーン(だったはず)でももう映像美に魅せられます。
ufoの作品はほんとにカメラワークがヌルヌルしていてキャラクターもそれにマッチしていてとても立体感のあるアニメーションに仕上がってるんですよね〜〜
今回のシーンだと桜のまわりを囲ってぐるぐるするアングルとかほんとにすごいな〜〜〜みたいな感じで観てました。
あと、桜の表情の艶やかさにもとても力が入ってましたねぇ、、口元だけを写すシーンとか唇だけでもとても江っ智でここにも須藤クオリティをカンディル、、、
あと、衛宮邸には桜だけじゃなくてセイバーオルタも一緒に乗り込んでくるのですが、桜がイリヤを連れ去るところを士郎が止めようとしてたら止めに出てきます。実はこのシーンにはすごいこだわりというか細かい映像表現がされていると思うんですよね。
というのも、一章で一成が「衛宮は間桐の妹さんとお付き合いをしているのか?」と士郎に問いかけるシーンがあるのですが、これはハンダつけしてジュ〜ってなってる煙を、恥ずかしがってる時に顔が熱くなって煙が出るっていうよくある表現として、士郎の心情を別のもので表現しているのではないかと解釈しています。
『劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」Ⅰ.presage.flower』 より引用
こういう細か〜〜〜〜い映像表現が至る所に散りばめられているところがほんとに熱量のスゴさを思い知らされるますわね…
閑話休題。セイバーオルタの話題に戻ると、そのシーンにもそんなポイントがあると思います。セイバーは地面を斬りつけるのですが、その士郎とセイバーの間の地面にできた亀裂は、士郎とセイバーとの関係にできた亀裂・または決別を表しているんじゃないかと解釈しています。
自分はこれくらいしか解釈込みで気づくことができませんでしたが、これ以外にもいっぱいあると思います!!!!ゼッタイ!!!
腕士郎
やっぱりこれは外せないよねっていうシーンのひとつ。これはカッコいい以外の言葉が見つからない。語彙力ないなったアルヨ
ここらへんから、イリヤもこのルートのヒロインなんじゃないかと感じるようになった気がします。イリヤの台詞が、表情が、とても切なく感じて胸に突き刺さるようでおじさんの涙腺をもれなく破壊してきます、、ずるい。。。。。
それと同時に、士郎の頼もしさもグッとあがった気がします。
「一度でもお兄ちゃんなんて呼ばれたら、兄貴なんだ」とかその辺の言動が決意を固めた士郎の頼もしさといいますかなんというか…(語彙ないなった)
そこからはもう鳥肌の嵐!
流れる新バージョンEMIYA。
「———ついて来れるか。」
「てめぇの方こそついてきやがれ———!」
微笑むアーチャー。
全工程投影完了…是、射殺す百頭。
喋るバーサーカー。
怒涛の神演出に僕はついてこれませんでした。
『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』PV より引用
セイバーオルタVSライダー
個人的にこの映画のピークだと思ってます。スゴすぎて今記事を書いている途中思い出しただけでも興奮して目頭が熱くなってきたヤバイヤバイ
一章のランサーVSアサシン、二章のバーサーカーVSセイバーオルタと戦闘シーンは徐々に苛烈さを増していき、作画レベルもだんだん上がっていきハードルを上げては飛び越えて来ましたが、今回はその程度のお話ではありません。大気圏を突き抜けてました。
表情や動きはしっかりと見せつつも躍動感を感じるアクション作画。
ライダーの多彩な動き。
映画館に響き渡る殴ったときの鈍い音。
スローとハイスピードの緩急の付け方の巧さたるや。
英霊同士のハイスピードバトルここに極まれり。
みたいな感じで上げてみたけど、この感動とスゴさは言葉だけでは絶対に伝えきれないし、映画館で絶対に一度は体験して欲しい。真面目にこのシーンはアニメ史に残るレベルでスゴすぎる。
特に、スローとハイスピードの緩急の付け方はアクションシーンのスゴさの秘訣なのかなと。要所要所はしっかりみせつつ大きく動きを加えるところは大きく動かす。
はちゃめちゃに動いているシーンなのにカット一つ一つは強く印象に残るのは、こういう技術あってのものなのかなぁと勝手に思っています。
戦闘シーンについて長く語ってしまいましたが、このシーンはアクションだけにとどまりません。ライダーとの連携でセイバーオルタを瀕死にまで追い詰めて、士郎が正面からアゾットする瞬間————
「シロウ…?」
??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????
一瞬のシーンに詰め込まれた情報量に頭がパンクします。しました。
だって急に声のトーンがセイバーになるんだもん!!急に表情が柔らかくなるんだもん!!!それでも士郎は止まりません。
そしてとどめを刺して一言。「ありがとう おまえに、何度も助けられた」
桜を助けるためにお前は邪魔だ、と、一度は切り捨てたかつてのサーヴァントに対して、最後には礼を言って見送る関係、これを…………なんて呼べばいいんだろうね……………今は言葉が見つからないよ……………………
ちなみにパンフバレさせてもらうんだけど、川澄さんのインタビューページをぱっと見たら「セイバーオルタは最期にセイバーに戻ったのかもしれない」って書いてあった。ハァッ(しんだ)
真っ先に感想書き留めたいから実はパンフそんなに読み漁ってないので書いたら読みます()
ここのシーンはほんとに一番好きだし泣いちゃうし思わず声が出そうになって抑えるのに必死だったりとてんやわんやでした。もっとちゃんと映像を見たいので何回も劇場に足を運んで無限に噛み締めたいと思います。
『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』30秒CM より引用
VS黒桜
もっと苦戦して拮抗するのかとおもったら、用意した魔術礼装がチートすぎてあっさり終わってるの不憫すぎて草 不憫すぎる桜に同情してしまった…
宝石剣で圧倒したり、桜を助けたいなら早く来ないとやっちゃうよ?みたいな発言をした凛は血も涙もない奴と思ったけど、やっぱり最後は姉妹であることは捨てられないというのは、やっぱり遠坂凛って感じで安心しました。最後の最後で詰めの甘さが出る憎めない奴なんですよね、自分の中では。
そんな凛の訴えのおかげで正気を取り戻したはいいものの、今度はネガティブまっしぐらになってしまった桜を士郎が真正面から受け止める番。もうね、このときの士郎は気持ちいいほどのどストレートを投げてくるんですよ。
「私は助かっちゃいけないんです!」っていうと
「助ける!」っていう。
こだまでしょうか、いいえ、先輩です。(意味不明)
「衛宮士郎という少年の人生はただただまっすぐだった。」というキャラクター像にふさわしい直球勝負でしたね。ここの言葉のやり取りにも士郎の迷いを振り切った強さがでていてとても好きです。
あと、あんまり触れてないけどこの大空洞(でいいのかな?)の背景CGやばくない??これほんとにアニメか??ってなりました。
ラストシーン
白状させてもらうと、セイバーVSライダー以降内容はあんまり入って来ませんでしたが、最後の最後でやべえのを隠し持ってやがったよコンナロウ…
大聖杯を止めるために、満身創痍の中最後となり得る投影をしようとする士郎だが、一瞬迷いを見せる。そこにイリヤが現れて「生きたい?」と問いかける。もうここら辺は感極まってたので詳しく覚えてない…
ここのシーンは、一番涙ぼろぼろ流してましたね、、
生きて…いたい!と泣きながらに訴える士郎←言葉にならないエモい好き
消えるイリヤ
あたしはお姉ちゃんだからと立場を逆転して今度は士郎を守るイリヤ
イリヤの名前が思い出せない士郎
アイリと再開するイリヤ
ありとあらゆる切ない成分が波のように押し寄せて来て自分には受け止めきれませんでした;;;;;;うわあああああああ
三章はイリヤに心を鷲掴みにされたんだなと、このイリヤが消える瞬間に気づてしまいましたね。どうか行かないで!
エピローグ〜エンディング
この映画は休憩という単語を知らないのかな?というわけで、感情のキャパシティは既にオーバーロードしていました。
とりあえず、情報量が多すぎるので箇条書きで気付いたこと書くぅ…
・やっと本編で見れた私服メガネライダー
・目の淀みがなくなった桜
・髪が伸びた遠坂姉妹
・士郎は死んだ
・士郎は生きてる
どっちだよ。死んだって明言されているのに士郎が最後いるのは、冠位の人形師に頼んで作ってもらったって解釈でいいんですかね…?ちょっと怖いけど、桜が幸せならOKです。
そして流れる「春はゆく」。
「花の唄」 の その日々は 夢のように で始まり、
「春はゆく」の その日々は 夢のように で終わる。
う〜ん、最高。なんて言い表せばいいのかは思いつかないんだけど感慨深い。
改めて振り返ってみる
いやぁ〜ほんとにこの映画振り返ったらいいところが多すぎるんじゃ!!他にも挙げられてないシーンがたくさんあるんだけど、今の自分の力量じゃ紹介しきれないですぅ…
この章ではライダーとイリヤに心動かされましたね…特にイリヤは急にヒロインになるもんだし最終的に消えて欲しくない存在になってしまったから本当に辛かったですまじ。。。。。
イリヤに心を動かされすぎて最後の方桜の方に感情が向かなかったんですけど私だけですかね…
原作は未プレイなもので、この結末は原作ファンからしたらどんなものなのか存じ上げないのですが、HFの物語としてはいい方向に迎えられたのかなと思いました。あれ、作文?
良く言えば良いバランス、悪く言えばどっちつかず?
まぁ率直に言ってしまえば、形はどうあれ桜は士郎と一緒に春を迎えられて大団円でよかったね!という小学生並みの感想です。
とりあえずやることは、もう何回か劇場に足を運ぶことと、原作をプレイすることですね!ちなみに昔アプリ版レアルタでHF買ったんですけど、買った端末がどっか行ってしまったせいでまた買う羽目になってるんですよね(cloud共有しないアンポンタン)
まとめ
まずは、こんな書き殴りのクソ長自分語りに最後まで目を通していただき本当にありがとうございました。このような試みは初めてなので加減がわからず、約8時間もかけて5000文字以上の超長文を書いてしまいました…しかも終盤の文章力が死んでおる…
しかしその反面、自分の胸の内に秘めた思いをありのままに書き留められたと思うのでそこは書いていて気持ちがよかったです(小並感)
この感想を見たからと言ってどうしろということはないのですが、読み手のみなさんと思いを共有出来たら幸いです。
それでは 。
P.S. 現在AbemaTVさんにて8/21くらいまで第一章・第二章が無料で見れます!この機会に是非。