完全無欠コーヒーについて

近頃、時間があるから資格試験の勉強に励んでいて、そこで前回も書いた完全無欠コーヒーがひと役買っている。朝の一杯をこの飲み物に変えたことで午前中トイレ以外で席に立つことはないし、それに血糖値の上昇で生じる眠気や、空腹になってきたとき何を食べるかを考える手間が減りとても助かっている。

メリットは調べるとたくさん出てくるので、それらは他のサイトに任せるとして、今回は他であまり書かれていないだろうことをこの記事の後半で書いてみようと思う。ちなみにこの飲み物の、自分なりのメリットを1つだけ挙げるとするとこの飲み物は空腹に至るまでに時間的な余裕があることだ。

以前の食事がテスラでドライブしている状態で、今は三菱のPHEVアウトランダーに乗っていると想像してもらうといいかもしれない。


朝に飲んだとしても昼を回るとさすがにエネルギーを欲することにはなるのだが、そこから1時間は余裕で持つ。
(実際この記事も、12時過ぎに午後から何にするかなど考えながら書いていたりします)


習慣化することで恩恵を多く得ることになっている(気がする)のだが、めんどくさがりの自分にとって仕組みづくりが大事である。このための、課題とそこへの試行錯誤を下に示すことにした。

バターコーヒーを常用してみて生じた問題は3つ

1. グラスフェットバターの入手の困難さ
2. 油でお腹がゆるくなること
3. バターコーヒーを淹れること自体めんどくさい

1で躓くことが多いと思うが、近くで取扱があるかはもうシンプルに運だ。ちなみに、私は今那覇を主拠点にしているためその土地柄かバターの豊富さも相まって運よくグラスフェットバターを常時販売しているお店を見つけた。
あえて運以外のことを書くとすると、この1ヶ月グラスフェットバターが売っている場所の最寄りに住むようにした。筆者はゲストハウス利用のミニマリストであるため、楽にグラスフェッドバターを手に入れる環境に住むことができた。MCTオイルはたいていのスーパーで置いていて、割高ではあるものの日清のものを使っていた。
(ちなみにカルディはグラスフェッドバター置いてることが多かったです)

2についてであるが、最初どうしてもMCTオイルの作用でお腹を下していた。撹拌が足りなかったのだと思う。。
最初はハンドシェイクして作っていたが、熱い飲み物をハンドシェイクする方法がわからず躓いた。熱いから蓋をしっかり閉められない、するとコーヒーが漏れるのだ。しっかり閉める道具が増えていった。。
やけどせずに蓋を締めるためにラバーの鍋敷きを転用したりもしたが、だがそのままではせっかくミニマル化している荷物が増えることに繋がりそうで途中で方針を変えた。。
小型のミキサーを選ぶことにしたのである。最初に考えたのが、撹拌子を用いた実験装置である。

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これはアイデアだけにして、一旦保留。アマゾンでこのミキサーを買い一応の解決をみた。

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だが、あらたな課題の発生である。

3は何をいまさらと思うかも知れないが、飲み物をミキサーで撹拌すると高確率でカップからこぼれた。この時は大きめの紙コップを利用し、飲み終わったら捨てることにしていたのだが、ミキサーの速度が早いため酷いときは飲み物の半分がコップの外に溢れた。。
このタイミングである出来事があった、出先での車中泊である。3の課題が生じたのと時を同じくして車中泊で使えるライトを探していた。すると、ネットでソネングラスなるものを見つけた。

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これはソーラーエネルギーで、夜の明かりを得るためのライト付きグラスでアフリカの貧困問題に取り組む今流行のサスティナブルを意識したアイテムだった。
これを購入したときに思った。このグラスはもしかするとバターコーヒーをつくる際に使えるのではないかと。というのもソネングラスはその形状が特殊で、上の部分が少しくびれた作りになっていた。これなら溢れずにバターコーヒーを作れるかもしれない。そう思った私は、手元のミキサーを利用しバターコーヒーを作ってみた。見事に車内に飲み物が飛び散った。

購入したミニではサイズが小さかったのである。
ただし、大きな収穫があった
形状は予想通りで、うまく働いていた。くびれは返しの役割を果たし、ほとんどがグラス内に戻っていった。あとは簡単だ、少し大きめの同じ形状のグラスを探せばいい。もしも取っ手付きのものがあれば最悪ミキサーが壊れてもハンドシェイクでき、飲み物を熱いまま飲むこともできるため様々な問題が一気に解決へ向かう。そして私がたどり着いたのが、伝統を重んじる英国……

…のブランドでKILNERのメイソンジャーだった。ばっちりだった。定量で溢れない、ソネングラスのライトもうまくその中に収まるジャストサイズであった。
ようやく私のバターコーヒーをめぐる1ヶ月の旅路は終わりを迎えようとしていた。

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ただし一つだけ、後ろ髪を惹かれていることがあった。蓋の大きさが違ったのである。ソネングラスのライトをKILNERのメイソンジャーに入れて蓋をしようとしても蓋がうまく締まらなかったのだ。
どうしてもライトが邪魔して蓋が斜めになってしまう。

頭の片隅でそのことが気になりつつも、普段どおりの生活に戻っていたある日。私はふと、100円ショップに代わりの蓋があるのではないかと思い立った。。

それに気づいた私ははしる気持ちを抑えつつソネングラスのライトとKILNERを片手に、自転車を走らせた。

100円ショップに着くと、自転車のカギも掛けずに保存瓶のある棚に直行した。わたしは蓋を、サイズの合うものがないかと血眼で探した。するとものの数分でぴったりと合う蓋をみつけた。全てが解決した。

私の旅がまた一つ終わった。

安堵の思いで、店を出ると私が来るときに乗っていた自転車は…


盗まれていた。(完)

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