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『キラー・エリート』(1975)【忍者映画】
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俺達のマコが!世界のマコ岩松が!
忍者軍団を迎え討つ!!☆
「―――忍者が出る」
…観る理由は、ただそれだけでいい。
それ以外は、何ひとつとして必要無し!
本編は2時間。忍者の出番はいつか…?
マコを送り届けるのが主人公の仕事らしいが、
んなこたぁ全くどうでもイイ。
主人公の属する組織、“コムテグ”とは?
なぜ親友である相棒に撃たれたのか?
再起と復讐を懸けたリハビリや、
本当の黒幕は誰なのか?
とか、……まっっったく、どうでもイイ。
―――早 よ 忍 者 出 せ や
コ ラ ァ !! ☆
眠い目をコスりながら耐えに耐え、
ようやく忍者が暗躍し出したのが、残りあと15分。
「いやぁーっ!」と刀を抜いて襲い掛かって来た時には、
もう残りあと10分。
そんな忍者軍団を、主人公達は…
―――ババババン!
…と、銃やウージーで軽ぅく一掃。☆
プハハと一笑に付すのである。(笑)
素手の格闘も弱い!
杖ついて歩いてる様な主人公や、車の整備士のただのオヤジに、
悉くノックアウトされていくのだ。
…弱い。弱いぜ、忍者軍団!
そして、ついに頭領が登場!
どうやら、マコとは因縁がある様だ。
刀を抜き、勝負を迫る頭領。
もはや何の意味も無い決闘が、サッパリ理解できない主人公達。
ここまで必死こいて守ってきたのに!?
「決めた道を進むのだ…!」
頭領とマコの一騎討ち!!もう誰にも止められない…!☆
アツくなる東洋人2人にシラける主人公達。
アホらしい、もう勝手にしろ。(笑)