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【忍者映画】レビュー

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闇を駆け抜ける東洋の神秘。玉石混淆の作品群。 シビれろッ!あこがれろッ!ついて来いッ!!☆ 「Only a Ninja can stop a Ninja…!」
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#コベ_海外映画の日本

『ボルテスV レガシー』(2024)【新作映画】

―――おぉ、小澤征悦! えれぇ貫録を増したじゃねぇかよ?オイ…! 見たかザコ共!コレが一級品の役者芸、 “小澤アプローチ”だッ!!ぶはははははは☆ …とにかくこの映画は、観ている間中ずっと 「コイツは誰だったっけ…?」 と、必死に思い出させようとする作品だ。(笑) フィリピンの方々は基本的に濃い系な顔ですね。 例えば長男なんかは、パッと見ィ柳楽優弥っぽい。 石橋保も有力な線だ。 あと、ズールは勝村政信。 スミス博士はイケメンになったミッキー・カーティスだ。 マークが誰

『Hunt for Hiroshi』(2016)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

シドニー西部発、サム・ゴスパー監督の野心作! 『Circle of Ninja』の序章に当たるショート作品。 ダークなトーンとシリアスなドラマの中、 狂気のヤクザと、クールな忍者の戦いが幕を開ける…! 忍者のチカラを悪用してヤクザのボスとなった ヒロシを粛清する為、刺客となって彼を追う忍者・ ヒサシの死闘を描く。 ―――そう!忍者にとって、中国武術家と日本ヤクザは、 闘いを避けては通れない、永遠のライバルなのだ…!☆ とにかく忍者がカッコイイ!! 抜き身の刀を納めるバ

『Yamada: The Samurai of Ayothaya』(2010)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

―――ムエタイ vs 忍者軍団!!☆ 江戸時代初期、アユタヤ王朝のシャムに渡り活躍したという 実在の人物、山田長政をモデルに描いた映画。 主演は、タイを拠点に活躍する俳優の大関正義。 日本人傭兵である山田長政は、ビルマ兵を装った日本人の 忍者軍団に襲われるが、現地のムエタイ集団に救われる。 寺院で看病を受け、僧侶からムエタイを習い、 タイ人と友情を育んでいく。 友情の証として刀を交換し、共にビルマの辺族と戦い、 最後に、宿敵の悪い日本人を倒す……という物語。 悪ボ

『The Last Ninja』(1983)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

TVシリーズのパイロット版として製作されるも、 残念ながら本作限りでポシャってしまった模様。 この後、TVシリーズの忍者アクションとしては 『The Master』が人気を博する事になるんだけど、 もしこの『The Last Ninja』が成功していたら、 忍者アクションの流れは大きく変わっていたかも? それほど、未だ根強いファンが存在する本作。 まずこの主人公、忍装束は纏っているけど、 手裏剣や忍者刀、撒き菱といった、 定番の忍者ガジェットをやたらと使わない。 ―――

『47RONIN-ザ・ブレイド-』(2022)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

「『47RONIN』、まさかの続編!」と公式に 謳われてるけど、全くの別モノ。 舞台は、何故か日本から遠く離れた 現代のブダペスト。 その街を、キモノにカタナで練り歩く、 我らがマーク・ダカスコス。 スマホも使いこなす違和感。(笑) どうやら21世紀の“イメージ日本”は、 妖しいピンク♪が基調となっている様だな。 地下鉄で、忍者軍団とカタナバトル! アクションは良かった。☆ 『ストリートファイター 暗殺拳』でリュウを演じた マイク・モーが魅せる。 ラスボスの存在感

『抵抗 The Resistance』(2011)【忍者映画】

日中戦争を背景にした、中国製アクション作品。 『イップ・マン序章』などの流れを汲んでいると思われる。 個人的には『ラ・セーヌの星』とか、あの辺りを想起。 配下の忍者を使い、抵抗勢力を惨殺してゆく、 帝国軍の将軍。 自らも格闘家である将軍が、鍛錬の一貫として ボンテージギャル3人に、ムチや蹴りで 自分をシバかせるシーンがハイライトのひとつ(笑) となっている。☆ ↓ 『イップ・マン序章』に出てた池内博之を、 少々変態アレンジした感じか? 抵抗勢力を助け、帝国軍兵士を次々と

『ULTIMATE BATTLE/忍者VS少林寺』(2001)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

『イップ・マン 継承』、 『イップ・マン外伝 マスターZ』の マックス・チャン、初主演作! 上記作品のヒットで、にわかに クローズUPされてる今作。 若き26歳、マックス・チャンの アクションがキレまくり!!☆ 最近のクールな役柄とは違う、 純朴で情に厚い青年を演じる フレッシュな彼の魅力を堪能 できますぞ。♪ 正義の中国拳士 vs 悪の日本忍者!! 80年代の香港B級映画界に おいて、熾烈壮絶なバトルを 展開してきた宿命のライバル。 あえて古さを感じさせる画質や、

『香港発活劇エクスプレス 大福星』(1985)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

ニンジャ!フジヤマ! 西脇美智子!アラレちゃん! いやぁ~、何なんだろうね?この 『毒々モンスター東京へ行く』と 危うく一緒にしてしまいそうな やっつけ感というか、片手間感は。☆ あのローテーション拘束プレイとか、 ホントくだらん!(笑) 個人的には好きだけど。♪ 初めてのアクションで苦労した、と 西脇さんが当時のインタビューで 語ってましたね。 衣装協力がラルフローレンとか、 無駄な所に謎のチカラが入ってる。(笑) 【映画レビュー】記事一覧(リンク)

『忍者VS阿羅漢・遥かなる王道』(1983)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

あの『忍者大戦』の前作! ブッ飛び度は及ばないけど、 カンフー映画としては高品質。 時代は清朝。 中国の一部が日本に占領されていて、 代官が幅を利かせている。 文句のあるヤツは、素っ首を刎ねて粛清だ! チョン髷を結った悪行侍が、 真っ昼間から天下の往来で お銚子を手に千鳥足で民衆を斬り捨て御免! これはヒドイ…。 というワケで、さらなる勢力拡大を図る日本勢と、 少林寺武僧の熾烈なるバトルが 繰り広げられるのだった。☆ 好戦的な日本武僧。 僧侶というより無頼漢っぽい。

『妖刀・斬首剣』(1983)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

冒頭から、例によって少林寺vs忍者軍団の 宿命の対決が派手に繰り広げられる! 忍び込んで巻物をコピーするんだけど、 粉を振り掛けて紙にベタッと写す方法が興味深い。 主人公の青雲が、「ドヒューン!」な 尻ジャンプで、部屋の外にバリーン!と飛び出し、 忍者軍団と戦うぞ。☆ あの推進力は何だろう。屁かな?(笑) 日中両国で10年に一度行われていた剣術試合。 中国からは、中原武林の剣聖・歩青雲。 日本からは、柳生新陰流の使い手・宮本一郎。 うん、“柳生”の“宮本”な。 金閣寺の

『少林寺VS忍者』(1978)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

和製ドラゴン・倉田保昭が率いる 日本武術の達人七人衆を、 『少林寺三十六房』の劉家輝が たった一人で迎え討つ! これは傑作! 香港映画で良く見られる 「正義の中国拳法 vs 悪の忍術」 という図式ではない。 中国武術と日本武術が 威信と誇りを懸けてぶつかり合い、 その末に友情が生まれるという、 “悪役不在”の、実に清々しい内容。 無駄な血や死人を出す事無く、 ショウブラの濃厚なクオリティを 全開にしているのが素晴らしい。♪ ***** 【あらすじ】 主人公の許に嫁いだ

『風のファイター』(2004)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

チェ・ペダル(大山倍達)が吼える! 極寒の山中、全裸で吼える! そして、姫路城で忍者と闘うぞ!!☆ 力なき正義は無力。 正義なき力は暴力。 『空手バカ一代』は私も読んだけど、 こちらは韓国で連載された人気コミックが原作。 完全に韓国目線で描かれた物語なので、 『空手バカ一代』では語られる事の無い、 実に興味深い内容となっている。 テッキョンの下地があるものの、最初はそこまで強くないペダル。 惚れた女との出会いにハシャぎ、 ヤクザにビビッて小便漏らして命乞いする、等身大の

『怪傑洪吉童 ホン・ギルトン』(1986)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

北朝鮮のアクション時代劇! とにかくクオリティが高い。☆ 言わずと知れた朝鮮のヒーロー 洪吉童(ホン・ギルトン)。 テコンドーが唸りを上げ、 悪人共をビシバシ打ち倒す!! 高い身分の妾出として産まれた 洪吉童は、母と共に蔑視され、 強く生きる為に、偶然命を 救ってくれた老人に弟子入り、 道術の修行を積む。 幼少期の吉童が女の子みたく メチャ可愛い!♪ 師匠がとても優しくて、修行に 疲れたらおんぶして連れ帰り、 一緒に寝ておねしょしても、 微笑ましく見守るのだった。♪

『サトリア・ヒーローズ: 暗黒の逆襲』(2017)【忍者映画】【海外映画の中の“日本”】

インドネシア発のニチアサ、 『ガルーダの戦士 ビマX』の劇場版。 ヤヤン・ルヒアンがマスター役で登場し、 生身で魔物を相手にシラットを炸裂させるぞ! スタッフ大半が日本勢なので、クオリティ高し。☆ ニンジャが襲って来たり、決闘のバックがフジヤマだったり。 あと、劇中出て来たおじさんが、どう見ても高橋名人。(笑) それはイイんだけど、TV版を観てないので、 キャラ背景とか全く解らず、ただの ワチャワチャバトルにしか見えんのが残念! チカラとチカラのぶつかり合いが 激し