本を読む〜『NORDIC TALES』『ちいさな曲芸師バーナビー

(2021.11.15)

 おはようございます。sizukukoboです。
 
 天気に恵まれて外出が増えたことで人と会う機会も多く、そして本との出会いも増えました。私が出かけるところは本好きのオーナーさんがいたり、本が読めるカフェが多いので自然とそうなります。

 月曜日の今日は、そんなカフェで出会った絵本と読み物を2冊紹介しようと思います。
カフェにいる間にさらっと読んだだけなので内容がうろ覚えですが、忘れないうちに記録したいと思います。

 まず一冊目は junaida(ジュナイダ)さんの書いた『NORDIC TALES 』です。
 『の』という絵本の表紙を一度でも見たら、ジュナイダさんの絵は忘れられないと思います。あの繊細で書き込み量が多く、たった一枚の絵で目を釘付けにしてしまうジュナイダさんの絵は本当に素敵です。絵本のイメージで、 女性だと思っていました。

 『NORDIC TALES』という本は 2014年に出版されています。ムーミンでお馴染みのトーベ・ヤンソン やアンデルセン 、『ニルスのふしぎな旅』を書いたセルマ・ラーゲルレーヴなど、北欧の物語にjunaidaさんが絵を添えています。文章はもちろん美しい物語ばかりです。その物語にジュナイダさんのイラストが添えられると情景がさらに目の前に広がるような感覚がありました。北欧とジュナイダさんの作品がとてもマッチしていて素敵でした。この絵本を紹介してくれたオーナーさんは、ある本屋さんでジュナイダさんコーナーを見つけて購入したと言っていました。

 クリスマスが近いこの時期、ジュナイダさんのコーナーがあったら私も絶対買ってしまうと思いました。と言うか今、この本が欲しくて教えてもらった本屋さんに行きたくてうずうずしています。
 
 夜が長いこの時期ゆったりとページをめくりながら名作に触れる時間はとても豊かなものだと思います。 よかったら手に取ってみてください。

 2冊目は『 ちいさな曲芸師バーナビー』という本です。バーバラ・クーニーという人が書いた児童向けの読み物です。

 この話も随分前に出版されてます。2006年というと、もう15年も前になります。図書館によく行く私ですが、全く出会うことができなかった絵本でした。
 内容を簡単にご紹介します。
 このお話はフランスのお話です。主人公のバーナビーは、早くに両親を亡くして、曲芸師のお父さんから教わった曲芸をしながら一人で暮らしていました。曲芸以外に何も教わらなかったバーナビーが生きていくためには、曲芸をする他はありませんでした。
 そんなある日修道院で暮らすようになったバーナビーでしたが、他のみんなが神様のために働いたり贈り物を用意したりしている姿を見て、何もできない自分を恥ずかしく情けなく思うようになりました。

 クリスマスの日、修道院では皆がそれぞれ神様に贈り物を用意して捧げています。自分には用意できる贈り物が何もないと考えたバーナビーが、神様に用意した贈り物は一体何だったのか。
 
 ラストは是非この本を手に取って読んでほしいです。時期もぴったりで、 読んでいてすごく優しい気持ちになりました。

 気忙しい毎日です。11月に入って忙しなさが加速しています。
 そんな中で、気持ちを落ち着かせてゆったりできるこの2冊に出会わせてくれた、 カフェのオーナーさんには心から感謝しています。
 
 本は気持ちにゆとりがないと読めません。ゆとりをもって生活したいと強く思った次第です。

 11月も半分終わってしまいました。今日から明日から下旬に入ります。やらなければいけないことが多くて、やりたいことが後回しになります。本をゆっくり読む時間は、やるべきことをまずやってから、となってしまい、どうしても読まないまま1日が終わってしまいます。

 今回カフェでゆっくりと読書をして思ったことですが、
 
  やりたいことは やっぱり 自分で時間を作らないとできない

「やりたいのよね〜。でも時間がないのよね〜」ではやりたいことはできません。
 私の時間の見直しは、今からここから。今日一冊でも絵本が読めるように、時間を作りたいと思いました。