絵本を読む〜『てぶくろ』『パンダ銭湯』
(2021.11.29)
こんばんは。sizukukoboです。
今朝も寝坊しました。先週の月曜の記事も同じ時刻に起きた話から始まっていました。
寝坊した、というより、寝坊したと思っている時間が標準なのかもしれません。早起きが得意だと思っていた私にとって、寝坊や家族と同じ時間に起きることは自分の長所が一つ消えてしまうと感じて辛いです。ですが、とにかく起きられない事実を受け入れて、冬の記事投稿の在り方を調整していきたいと思います。
月曜は「絵本を読むというテーマでおすすめ絵本を紹介しています。
今日の2冊は『てぶくろ』と『パンダ銭湯』です。
ロングセラーで長く読み継がれている絵本と、出版がわりと新しい絵本です。
1冊目の『てぶくろ』を簡単にご紹介します。 もしかするとご紹介するまでもないかもしれません。
この絵本はウクライナ民話です。 エウゲーニー・M・ラチョフ絵、うちだ りさこ やく、と書かれています。
表紙の、手袋の中にうさぎやカエルやネズミが入っている絵を見ると「あぁ、あのお話ね」と分かる人も多いかと思います。この絵本は1965年に出版されています。50年以上昔の絵本です。
お話はとてもシンプルで、おじいさんが落とした手袋の中に、一匹ずつ動物がやってきて、中に入っていくというお話です。始めはネズミやカエルなど小さな生き物ですが、だんだん大きな動物になっていきます。狼がやってきて、イノシシがやってきて、その後にさらに大きな動物がやってきます。どう考えても手袋の中には動物たちは入らないのですが、入っている想像ができるところが、この絵本の素晴らしい所だと感じています。
私は子供時代、この絵本が大好きでした。とにかく繰り返し当時の大人たちに「読んで」とお願いして読んでもらっていた記憶がうっすら残っています。そして、絵本の中にはやあしうさぎとおしゃれギツネが出てくるのですが、うさぎが大好きだった私は「うさぎが、おしゃれうさぎだったらよかったのに」と読むたびに思っていました。 何十年も読み継がれている絵本なので、図書館に行くと必ず出会うことができます。普段は忘れているこの絵本とのエピソードを、こうしたふとした時に思い出せるのは本当に幸せなことだと感じています。
2冊目の『パンダ銭湯』の紹介を簡単にします。
この絵本は大好きなtupera tuperaさく、です。実はこの絵本、奥付を見たら2013年に出版されていました。つい最近だと思っていましたが出版されて8年経っていました。あっというまです。
この絵本との出会いは、人の紹介です。本との出会いが主に図書館だった私は、ある人に「新しい絵本でおすすめだよ」と言われて手に取りました。最初はインパクトが強すぎて、内容が入ってきませんでした。それでも斬新なアイデアと、つい先日、作者ご本人の読み聞かせを見て、じわじわと好きになってきた本です。
この『パンダ銭湯』という絵本ははパンダが銭湯へ行ってたらどうなるか、という全く想像もしていなかった展開にしっかりと引き込まれてしまいました。パンダの黒い手足が実は脱げる、という設定には本当にびっくりしました。そして肝心の目の部分です。これは何度見ても笑ってしまいました。
絵本を見て、昔の記憶をたどれることも、何度読んでも新しい発見ができることも、どちらも素晴らしい経験になります。
絵本を通して、より豊かな経験と体験を大人になった今でもできることがとても嬉しくて幸せな時間だと感じます。
最近、楽しいものが周りに溢れていて、何をセレクトするかが重要になってきました。
私は、絵本を通してこんな風に昔を思い出したり新しい発見をして楽しい時間を過ごしたいと感じています。