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ふたりの寝室

幼馴染みよりも
親兄弟よりも
長い月日を連れ添い
平穏な日々を過ごせるようになり
寝室にはそれぞれのシングルベッド。

深夜に誰かが侵入したとしても
清らかな寝顔のふたりをみることだろう

きしむベッドの上で優しさを持ち寄ったり
シングルベッドで夢とお前
なんてのは、なくても

夜中にふと目覚め
相方の寝息が聞こえてくるのは
ほっとするし
なにより、和む。

しかし
どうやら私は
イビキをかくらしい。
自分では解らないので
対処のしようがない。
夜中にふと目覚めただんなさんは
私に枕を投げつけているかも。

世のだんなさん達が
世のおくさん達から宣告されるように
私が別寝室を宣告されるのも
近いのかもしれない。

心なごむイビキというものは
無いのだろうか。

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