2024年9月に観たもの
気をつけてはいますが、絶対にネタバレはしてます。これをもって9月分の日記代わりとします。
ウマ娘プリティーダービー 1期
ゲーム未プレイ、競馬の知識も「ギャンブルなんてしないに越した事がない」と興味が持てずにいたのですが、ゴルシという看板ギャグキャラのおかげで二次創作ギャグ漫画だけは見ていました。今年の夏に初めて行ったコミケで伊藤黒介さんの『ゴールドシップ風雲録』をシリーズ一気買いした事から、他のキャラのことも知りたいと思って見始めました。
アニメ版は一気買いした『ゴルシ風雲録』全5巻通して1コマぐらいしか出番がない女の子が主人公で、「この子は誰だろう?」というところから始まりました。アニメオリジナルキャラのトレーナー(ゲームでいうプレイヤー側)が自覚なきセクハラをするキャラで冷や冷やしつつ、ゴルシとマッ
クが掛け合いしているのを見れるだけで嬉しくなりつつ、キャラが出るたびに名前のテロップが出てくれるけど絶対覚えきれねぇなと思いつつ、北海道から上京したスペシャルウィークが「お母ちゃん」への思いを乗せて憧れのサイレンススズカの背中を追うというストーリーなのね、と観ていました。
感想ですが、面白かった!印象としてスぺちゃんが負ける回が多いのに、それがストレスにならずに画面の向こう側から「がんばれ!」と応援したくなる気持ちになりました。それでもスぺちゃんが頑張ってるのに簡単に勝たせてはくれない、まるで現実のような厳しいストーリーにスペちゃんごと打ちのめされたらしました。おそらくメインとなるキャラクターは”貴方(プレイヤー)が育成するあの子”といった特定のキャラがいないコンテンツで、アニメ主人公以外のエルコンドルパサーやBNW達を丸々メインに据えた回もあって配慮が行き届いてて、ゲームプレイ勢は嬉しいだろうなぁとも思いました。
トウカイテイオーが可愛くて好きだなぁと思ってたら2期で主人公になって、しかも二次創作でゴルシと2台巨頭だったマックとライバル関係になると知って、自分にとって都合が良すぎたのも嬉しかったです。ウマ娘として「走る」という事に真剣に向き合っているのもカッコいい。
ゲーム未プレイ勢ながら驚いたのは、アンドロイド的なキャラのミホノブルボンが「マスター」と慕うトレーナーが、一昔前なら「エグザイル関係の誰か」、今なら「NTRの竿役」と言われるようなキャラデザだった事です。
地面師たち
『地面師たち』の話やそのパロディがXで溢れかえっているのを「有料コンテンツを全員が観てる前提で話すんなよ」と、話題についていけてない事にキレながらも、尊敬している人たちが一様に面白いと言ってるのを見て気になり、誰かが死ぬわけでもなさそうな、難しそうな土地売買メインの話が果たして面白いのか…と半信半疑で見始めました。
一息つかせない緊迫したストーリーと演出がしっかりあって、そのうえで監督の色なのか俳優陣がそれはもう濃い演技、これで「役が抜けない」とか言ってたら日常生活がままらなくなるような演技を綾野剛以外の全員がしていて、「そりゃ誰かに話さないと抱えきれねぇわ」と思いました。旨味が逃がさないように一工程ごとに理論づけられて作られた料理に、「俺が好きだから」と聞いたことないスパイスが入りまくったソースがブビブビかかった感じという印象。面白かったです。あと、結果的に人はめちゃくちゃ死んでいきます。
視聴後、『地面師たち』関連のパロディがストレスからすべて「知っている」という快感に変わっていくので流行っているものに素直に従うとそういう良さがあります。
その着せ替え人形は恋をする
ここで書いているもので一番ハマった作品です。私は今、そういうものを求めているのかもしれません。
「ヒロインがめちゃくちゃ可愛いギャルである」という情報だけ知ってて、『地面師たち』目的で契約したNet Flixで全話見られるので観ました。あとAmebaとFODとU-NEXTとHuluでも観れるそうです。
ヒロインがめちゃくちゃ可愛いギャルでした。ギャルに対してこれまで「生活範囲外」といったイメージしかなく、オタクに優しい一面があったどころ甘やかされないとダメな自分に気づいて一層惨めになるだけとしかおもってなかったのですが、「成年向けのエロゲのキャラ、それも最初は不愛想な女の子が大好き」と知ってからハートを掴まされました。(※未成年、18歳の高校生が成年指定の作品を視聴するのはダメです。好きな同人作家さんが「中学生の弟にあなたの作品を見せました」というブログコメントを読んでブチギレていたので、現実ではそういう主張をします。あと大人として)喜多川海夢ちゃんは好きな顔をしています。2話の採寸乳揺れ回模写したいです。
「フラワープリンセス烈‼︎」のような作中作品のディティールが一つ一つ凝っているのも観ていて楽しく、コスプレの制作側のこだわりやテクニック的な話も紹介されているのが知的好奇心が刺激されて面白いのですが、主人公の五条くんの「雛人形の頭師を目指している」という一般的に馴染みのない業界側の話が少なくて寂しい気もしますが、五条君の両親が既に亡くなっている理由が原作の福田晋一先生曰く「邪魔だったから」ということなので、描きたいものだけ描く、というはっきりとした方針からかもしれません。原作は大ゴマの使い方がとてもカッコいいです。
コスプレの衣装の材料を調達しにお店を回った後、屋台の肉巻きおにぎりをほおばるシーンが、アニメでは「美味しいよね~」としか見てなかったのですが、原作では明確に男性器の暗喩として使われていて膝を打ちました。
カラオケ行こ!
和山やま先生の名作を実写化した作品で、当時から気になっていたのに劇場で観れなかった事をずっと悔やんでいました。(そういった事は多々あります)。Netflixに入会したら観れたので嬉々として観ました。
原作にはないキャラも要素も入ってるのに、『カラオケ行こ!』の空気感になってて不思議でした。
実写化問題で話題に上がるのは「原作では中年男性だったのに、妙齢の女性に変更」といった”原作への勝手の味付け”があると思いますが、この作品ではそんなレベルの事はしていません。あくまで漫画から実在の人物で演じさせる実写化で自然に見せる、またキャラの心情の変化や説明として作為的に加えていて、かつ成功していているのが蛇笏のごとく嫌われてきた実写版と決定的に違っていました。つまり、無駄な味付けではなく無いと成立しない材料になっていたのが凄かったです。勉強になる。実写版オリジナルキャラの合唱部顧問の垣根京子は思春期のストレス要因として抜群に効きすぎる。
主演の二人について。岡聡実くん役の齋藤潤くんはあの年代の男の子にしかない可愛らしさを体現してて、それが記録されているというだけで何事にも替え難い価値がありました。男女関係なく「可愛い」って言わせるだけの強さがあります。綾野剛も原作とは雰囲気もキャラデザが違うのに、ちゃんと“成田狂児”の要素を抽出して演じていて”プロ”だと思いました。記憶が正しければキャスティングの発表時点で「えぇ!?」という反応だったのに、「観てから文句言え」が効かない世の中で、その評判をひっくり返していてたくましい。見るだけ体力と時間を使おうとする人が少なすぎるんですよね、人の事全然言えないんですけど。
ついでに、『地面師たち』の綾野剛だけではなく北村一輝も出ていたんですが、この映画でも何かのモノマネしてるみたいな声でした。一体いつからそんな感じなの?
トークサバイバー
Netflixっつったらね、という感じで観ました。まさかネトフリでまず「グロッ」と思ったのがトークサバイバーだと思おうかね。Season3だけ観ましたが、おぎやはぎのトークが好きでした。
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かが屋の2人が主演のホラーチックなドラマがあって、面白いらしい…とほんのり聞いたような…と認識していました。なにか観るものを迷うぐらいには時間がたくさんある時期だったので、せっかくだからと観てみました
前半にSNS上で話題になった怪奇映像視聴者投が流れて、後半でそれが視聴者投稿として送られたその映像を実録ホラーDVDの映像マンとそのDVDを監修するオカルトライターが謎解きするという二部構成話だったのですが、面白かったです。
メディア作品上のSNS上の表現というか文やコメントは表面をなぞったような嘘くささがあってむずかゆくなることが多いのですが(クリエイターの方々はSNS覗いてる暇なんてないからでは?だと最近気づきました)、「普段の投稿では記号を半角で使う人なのに、事件があった日には使ってない」とか、違和感なく納得させられる「SNSあるある」が謎解きに要素として使われていてストレスなく見れました。2年前の作品だけど、今のところ違和感を感じずに観れてよかったです。前半で怪奇映像に見入って、後半でコメディ的な入りがあるものの、映像の違和感に気づいて謎を解いていく加賀さんがスマートでした。
そういや「この人、普段半角使う人なのにこの日が使ってない…」みたいなの、『相棒』のメールで「ウエディング」か「ウェディンク」かで犯人か分かるみたいな回があったので、SNSあるあるって訳じゃないですね。でも「ドラマのSNSアレルギーの人」でも安心して観れる作品だと思います。
グエムル‐漢江の怪物‐
私が好きなインターネットの人が全員この映画の名前を例えにして会話していたので観ました。
おっもしれぇや!
都市部の川に突如正体不明の怪物が現れえて、住民を襲うパニックホラー…だけではなく、ウイルス感染による混乱やアメリカとの国際関係におけるコンプレックスといった社会問題にウェイトがあって怪獣映画として斬新だなと思いました。20年近く前の作品だけど。
監督が後の『パラサイト 半地下の家族』を撮ったポン・ジュノだからなのか、映像も鮮烈でどのシーンも目が離せなかったです。現れた怪物から逃げようと倉庫みたいなところに人々が逃げるけど、そこに怪物が入ってきちゃって反対側のドアから無数の手が血まみれになって出てるシーンが良かった。あと、ウイルス感染のニュースで信号待ちのサラリーマンが水たまりに痰を吐いて、そこにトラックが横切って水たまりの水が横並びで待ってた通行人にかかるシーンも生理的に刺さってよかった。女の子の叔母ちゃん役のアーチェリー選手もかっこよかった。
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!
「コワすぎ!」なんてタイトルでマジで怖いことあるなよ!
観るまで半信半疑だったんですが、シリーズの最初の口裂け女が走るシーンが抜群に怖かったです。そこからある制作会社がその映像を観て「コイツを捕まえるぞ」というドキュメンタリー風の流れになるんですが、ディレクターの工藤が捕まるんじゃないの?ってぐらいパワハラ体質で異様な雰囲気の男が主導で話が進んでいくのですが、出てくるアイテムや現象が不気味で、それがフェイクドキュメンタリーという「現実かもしれない」というフィルターを通してるのが怖さを身近なものに感じさせていて怖かったです。映像に関わった人間が必ず不幸になるのも嫌でした。
このシリーズの監督の方が撮った『ノロイ』はさらに怖いと聞いてるので、いつか観てみたいです。いつか。
2.5次元の誘惑
着せ恋の対比で観てみました。
着せ恋のオタク話は共感交えて笑える感じだったんですが、こちらの方は「キモッ」と言ってしまうぐらいのような勢いでした。よくない。あと、『2.5次元』の方ではコスプレイヤー側の技術とはまた違った撮影側のテクニック面の話やROMの編集といった裏方といってはまた違う裏話も知る事が出来て楽しかったです。
コスプレイヤーの囲みの数で勝負を決めるみたいな展開が少年漫画で熱かったです。実際にあんな勝負する事あるんでしょうか?無いんじゃないですかね?
「コスプレするキャラは好きじゃなきゃいけないんですか?」というエアプ勢でも言及してる問いにも取り上げていた、登場人物たちがそれぞれの感情を爆発させてたんですか、着せ恋の海夢ちゃんなら「好きな格好をすればいーじゃんっ!」と一蹴しそうだなと思いました。
首
初の北野映画!配信はしないらしいと聞いて諦めてたのですが、最新作の『首』だけは観れたので嬉々として観ました。
すげー人が死ぬ!
タイトルがだし、北野映画だし、戦国時代の話だし!にしても人が死んでいく。名のある武将も名もなき村人も、男女も大人も子供まで関係なく、無惨に、なんなら意味もなく死んでいく。それでいて最後は呆気なくて、散っ々後に何も言わずに去っていくような映画でした。悪い意味で言ってるように聞こえるけど、本当にそんな感じの映画です。何を伝えようとしたのか、何がしたかったのかも教えぬままに人が死に、終わっていく。
何も教えぬままエンドロールが流れる画面を目の当たりにし、何も出来なかった私は誰かの感想を探して何を読み取ったのかを探るほかありませんでした。
https://note.com/hirou1234/n/n5b226761e25e
この方の作品の「無意味性」を考察した感想がとても腑に落ちたというか、自分が言葉にも出来ない事を形にしてくれたようでした。(それだと、それこそ私が感想を語る意味が皆無なのが情けない)。歴史に存在すら残さない百姓も、後に名前を残す偉人がどう生きようと、首だけになったら同じだし、その首も権力者にとっては利用できるかそうでないかで意味の有無が決められて、そうなると生き様は本当に意味が無くなる。
このnoteの他に「空虚と描写」という何も写してなさそうな写真を5枚あげただけの方が語る「意味の無さ」には説得力がある。
以下、思った事を箇条書きで書きます。
・知名度とキャリアが一級の役者同士が演じる濡れ場は画面がゴージャスで迫力あって凄いですね。
・信長役の加瀬亮は傍若無人で部下に当たり散らすわ男色に励むわでイメージ通りの「信長」を演じているんですが、史実の年齢と同年齢(50歳ぐらい)だと知ってみると実在感があって面白かったです。
・私は中村獅童が好きでした。クソむずい役を完全に自分のものにしていた。狂気で無垢で愚かな民草。
・多羅尾光源坊が出てきた時、たけしってオタクなのか?と思った。多分たけしが先にいて、オタクが後にボコボコ生まれただけ。
pixivで「首」の神イラストがたくさん見れて楽しかったです。3次元作品のイラスト描く人、かなり絵が上手い印象があります。
timelesz project -AUDITION-
TLで晒し者にされてる人がいて、オーディション番組ではこういうひりつき方を楽しみも性格悪いけど求めているよなぁ…と思って観ました。ネトフリは気になったら即観れてすごい。
まだ観た時は一次面接の2話までしかなくて、timelessの3人が大勢の志望者相手にしっかり面接をするんですが、面接で絶対に言っちゃいけない事を言ってしまう人とか、完全な準備不足で臨んでる人がいて胸が痛かったです。完全な第三者目線で見たらあんなに「何やってんだよ」と思うものなんですね。よくない応答をする人が20代前半の大学生やフリーターだったのが「あ〜…」という感じでした。こんなのを芸能人に相手さすなと思いましたが、多分面接受けた人も「落とせよ」と思ったと思います。面接ってそうだから。
冷たい熱帯魚
かなり評価の高い日本映画で、「しばらく肉が食えなくなる」と感想を聞く映画、の印象他に監督が長年出演女優に対して犯罪的な問題行動を働いていた、という情報を持って鑑賞しました。この問題行動を働いていたという情報の有無でこの監督作品の観え方が大きく変わってしまったのは避けられないと思いました。クリエイターの皆さんはせっかく作った作品を邪魔しない性格の良さを保ってほしい。特に泣かせる人を作るなんてしないでほしい。
上映されたのがAKBがデビューしたぐらいの年でで、その頃の女性のダサさが強めにありました。これについてはどうしようもないです。知りませんけど、監督はAKB好きだったのではないでしょうか。初期のAKBって黒髪至上主義でプロデュースされてたのにヤンキーみたいなイメージしかないから不思議ですね。
昔の映画で携帯がガラケーでデカいのを見て観る気が失せた、みたいな話を大学時代にTwitterで見かけたんですが、今は10年代の男も女もダサかった時代に撮られた映画を観るのがキツいのかもしれない。男はきこりベスト、女はカンカン帽の都会で童謡アイテムを身に纏っていた時代。にしてもババアの谷間ってあんなにムカつくもんかね、しまってくれ。
女性店員の制服がホットパンツとタンクトップの熱帯魚屋が当時はナイスな演出、という評価だったらしいのですが、今見たら「女優にそういう格好してほしかっただけなんじゃないの?」と強烈なノイズを通してしか見えませんでした。外部要因無しで作品観たいけど、これはチラついてしまった。これも当時はエロかったんだろうけど今は「エロくて変な格好」としか見えなかったです。エロいジャンルにある変な格好って誰の特にもならない気がする。
ノイズが強くてちゃんと観れな〜いといったわがままだけ書き連ねてしまいましたが、当時から凄すぎて各方面で話題に上がってたでんでんの演技がようやく見れてよかったです。モチーフになった事件の犯人に似てるのもいいですよね。
最初の犠牲者を手にかける栄養剤のシーンと、でんでん夫妻に無理やりセリフを覚えさせる吹越満のシーンが好きでした。「映画って、暴力と血を魅力的に映すメディアだな」という良さが伝わる作品だったと思います。ファイアパンチ。
愛なき森で叫べ
『冷たい熱帯魚』は当時の女性役の時代性が合わなかったから入ってこなかっただけで、最新作だったら違ってくるだろうと思って観た作品です。最新作とはいっても5年前。監督の女の趣味も知りたかった。
映画版で見たんですけど、とにかく長い。しばらく目を離して戻ったら「まだエロくてグロい事してる」と思いました。
椎名桔平が北九州事件の犯人をモチーフにした役を演じてるんですが、はじめから胡散臭すぎてそれがコメディタッチになってて、「俺のルールで話すから」といった感じで物語も進んでて、それがいつの間にかマインドコントロールされてるという手法の表現なら凄いと思います。でも視聴者の側で見ると「アンタが話すんなら、そうなんじゃないの…」としか投げやりで聞いてしまいました。『地面師たち』が理論づけて作られた料理に監督が好きな味のソースをブビブビかけられたものなら、『愛なき森で叫べ』は監督な好きな味のソースだけを皿いっぱいにかけられて食わされてるように感じました。
ひとつ、露出の高い女性の格好がパンク調ファッションに合ってて、違和感がなくてよかったです。
さよならの儀式
社会人になってからどころか高校卒業してから本が読めなくなってしまって、かなりの喪失感を抱えて生きているんですが、これまでに読書が与えてくれたものの大きさを振り返って取り戻したくて小学生の頃から好きだった宮部みゆきの小説を読みました。それでも読み切るのに2年かかってしまったけど、面白かったです。相変わらず美しい文章でした。「母の法律」「さよならの儀式」「聖痕」「保安官の明日」が好きでした。
「海神の裔」は『屍者の帝国』(伊藤計劃・円城塔)の設定を複数の作家が借りて書いたもの、という企画で書かれた作品らしいので関連作品全部読みたいと思いました。伊藤計劃といえば、『虐殺器官』の帯で宮部みゆき先生が「3回生まれ変わってもこんなにすごいものは書かない」と衝撃的な帯文を寄せていた事もあってすごく読みたい。もう本が読めないのなら読みたい本がたくさんある。だから本が読めなくなったんだと思う。
あと、宮部みゆき先生が日本SF大賞を『エヴァンゲリオン』と同時受賞したの、凄くない!?