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283 Production LIVE Performance [liminal;marginal;eternal]の気付きと感想とか

変なPV変なロゴ変なキャッチコピーだったので、なんか興味が全然わかずにスルーしていた283 Production LIVE Performance [liminal;marginal;eternal]を見ました。

ガチで見るつもりなかったけどあんなことされちゃあね。

深い考察はありません。
全体的に結構否定的な意見だけど、例の演出に対してがメインではなく純粋にXRライブ初体験だったのでそれ見ての気付きと感想、美琴の演出について書きます。

1万字強あります。

例によって必要だと思ったところには再生時間を記載しています。
時間は厳密な時間を指定しているので、手前ぐらいから再生して確認してみてください。
編集されてBD化されると時間がズレるのでアーカイブ公開期間までが勝負だ!是非見て!

追記(2025/1/19):lmeに「予告なく演者変更の注意書きが無い」としていた箇所について、記述がちゃんと見つかりましたので一部内容を変更しております。


実はXRライブであることをSNSで見るまで知らなかったので、前々から言ってた「283プロとしてのライブにファンとして参加したい」というのがこれで叶うのか!という気付きがあったのと、話題の演出があってトレンドに入ってたので我慢できずにチケットを買った。


never;1

開幕思ったのは、普通にシャニソンとかのMV見てるのと変わらん気がするということ。

初見で動いてて凄い、脚長すぎという激浅な感想を持った僕は、シャニソンの豪華版じゃない?という結論に行き着きました。コミュがある分、シャニアニの豪華版かも。

never;1は普通のライブ、MCも凪で終わったので、シャニソンの豪華版で終わったのでライブならではだなーって思うことが配信ではあまり感じられませんでした。
多分MV(配信チケット)にこの値段を出す人はなかなかいないと思う。

たまに客席からのアングルで映る時だけ、「おお」と思うんだけど、完璧に調整されたカメラワーク、過不足ない照明、見逃すことのないスイッチング(※)、適度に調整された音量、ブレない歌声、はっきり見える演者、普通のライブでは喉から手が出るほど欲しいと思うようなものが、配信で見ると思ったよりもつまらなくなるというのがever;1を見ての正直な感想。
(※一部手動はある)

これ絶対に現場で見たほうがいいな、とnever;1を見てすぐに思った。


自由奔放なMCがあったり、ライブ中にドヤ顔が見れたり、心の底から楽しんでるように見えるような顔や、歌やパフォーマンスだけに集中している時の顔、練習の成果として見えるダンスのキレ、動きに合わせて揺れる声、最後の一滴まで絞り出すように伸びる歌声、結局、僕が実際にライブで求めているものは演者がライブの中で思わず出してしまうパフォーマンス/感情の発露なんだろう。


俺って思ってたよりも人間が好きになってたんだなって思った。
(シャニマスのライブ見るまでは声優のライブ見てもなあって思ってたのにね)

見始める前は、これでシャニマス世界のライブを体験できるぞ~と思ってたのに、実際には完璧すぎるパフォーマンスが満足に足らないものだった。

と思ったあなたに朗報!このライブをもっと楽しめる方法があります!

配信ライブに必要なのは〝音圧〟だ

すべてが完璧だからこそ必要な音圧

いつもヘッドホンで配信ライブを聞いているんですが、正直今回のライブはいろんな調整は完璧だけど音圧が不足していると思いました(当然おま環である可能性もある)。でも多分ライブ会場で響かせている音を意識した音作りをしたんだろうなあ。なんて思ってそのままの音を享受していたのですが、ふと思い立って自分で調整したら劇的に変わりました。

僕の場合、SoundBlaster Play!3を使っていたのでSurroundやCrystalizerなどの設定と合わせてイコライザーを設定するとめちゃくちゃライブ感出ました。

全く同じパフォーマンスでも全然違って見える。
音一つ変えるだけでライブへの没入感が変わる。

音が満足に鳴っていないと、遠い世界の出来事のように聞こえて冷めてしまう。
現地にいないんだから当然といえば当然だが逆に言えば、音さえ魅力的なら客を現地に引き込むだけの力があり、必然満足度は上がる。
十分な低音と高音を鳴らして十分な音量で体験しよう。


SoundBlaster Play!3とかのサウンドボード使ってないよって人はフリーソフトのFxSoundとかをダウンロードしてきて、低音を盛って、中音を気持ち盛って、高音も盛るのだ。

一応Chromeとかでもイコライザの拡張はあるけど、ブラウザの拡張だと全然綺麗に音が鳴らないので、ブラウザの拡張に甘えないこと。

こんな感じに適当に設定するだけでもだいぶライブ感が出る。


odd;2

そして話題ののFly and Flyを見た。

Fly and Fly (54:29)

にちかのパフォーマンスは一見完璧のように見えたが、乱れるカメラワークが一気に実在性を引き立たせる。目を離せない。

覚悟はOK? (55:16)

一瞬すごく悲しそうな顔をする。全然覚悟OKじゃねえ。

以降、美琴パートの部分でちょくちょく不安や心配といった表情が顔に出る。
ここまでひどいものは無いが、本当に書ききれないぐらい困り眉になっている。

でもダンスも歌も美琴のパートまで完璧だったと思う。
よくやりきったよ、にちか。

FaFの後のにちかのMC

とても重要なことを言っていた。
SHHisはお前にしかできないぞ。にちか。

もしかして、にちかの一言のためのライブイベントなのでは?などと思い感謝祭を思い出した。

つまり、このXRライブはライブはおまけで実際には現実でシャニマスのコミュを見せるためのエンターテイメントイベントとして、この場を用意されたのでは?と、ここで思った。


or;3

章が始まる。

Shiny Stories (0:44:45)

この曲やばい。

にちかとルカの基礎の差が如実に見えたような気がして震えた。

というのも、Shiny Storiesはこれまでの曲のように人数が多かったり、立ち位置が入れ代わり立ち代わりするというものではなく、二人だけで並んでパフォーマンスし、かつカメラが忙しく動かない曲だから見ていてすぐ違和感に気づけるようになっている。

正直、ここまでSHHisとして歌っているときのにちかは、『ちょっとうまくない方』なんて言えないぐらいダンスも歌もうまいと思っていた。
それはこれまでの練習に裏打ちされた実力であり、音が聞こえなくてもパフォーマンスしきれた過去を見ても納得できる。

でもこの曲はにちかが露骨に“走っている”部分がある

許されるならGIFで貼り付けたいぐらい違う。

めちゃくちゃ違うじゃん!と思ったのが2番の「白紙は空~Where do we go」まで。絶対に見てほしい

最初から見ていくと

  • Wow wow wow…(0:44:56)
    開幕の部分。

    実はここのダンスを見ている時点で既に「あ、にちかのダンスって体全体を大きく使ったダンスなんだな。それと比べるとルカあんまりやる気があるように見えないな。なんだったらにちかの方がダンスうまく見えるなあ。単純に見せ方の違いとして、普段ユニットでどういうダンスをしているかの違いがここでも出てるのかな」と思ってダンスを注視するようになった。

  • We'll meet here 白紙は空(0:45:24)
    We'll meet hereで片腕で半円を描くように腕を下げていくフリ。
    この時点ではにちかもズレてなかったので気づいていなかったが、やはりここでも腕の使い方が綺麗。
    肘を曲げてゆったり下げていくだけで広がりを感じるフリになっている。


  • Where to we go 章が始まる(0:45:41)
    このあたりから微妙にルカとにちかの動きがズレというか、違いが顕著になっていくんですが、この時点では3Dモデルによくある『全員が同じモーションではなく少しの揺らぎをもたせているという演出』かな~って思ってたんです。

    だって基本的にはタイミングも揃ってるし。

  • 今日からの 日々の幕開け(0:46:40)
    本当ににちかのフリが大きい
    日々の幕開けの時点で動きの個性が大きく違うことがわかる。


  • 私達が選んできた 虹の行方が(0:46:45)
    大きな差が出てくるのがここからです。

    「虹の行方が」で斜め上を指すフリの勢い全然違う。
    でも本題はそこじゃない。

    しっかり肘を曲げて明後日まで飛ばすように指を突き上げるにちかと、そこまで勢いがないルカ・・・のように見える。

    ぱっと見では、にちかのフリのほうが勢いがあって良い…というか僕は好印象だったんですが、斜め上を指差して静止している状態となっている時の姿勢が、ルカは指先から足元まで一直線でめちゃくちゃ綺麗なんです。
    にちかは言ってみれば戦隊モノの変身のようなポーズ状態。

    にちかは動きで魅せることを意識していて、ルカは全体で魅せることを意識しているのかもしれないと思った。


  • Spread the wing(0:47:19)
    白紙は空、私は色彩の後。

    膝を曲げて体全体を使うのは変わらずのにちか。
    すごく勢いがあっていいんだけど明確にメロディよりも動き出しが早く、次の歌詞を待つ時間ができている

    対象的にルカは比較対象がすぐ隣にいるせいで逆に「遅すぎるのでは」と思えるほどゆったりとした始動だったのに、実際には「spread the wing」の歌い終わりにピッタリと指が天を指すようになっていて凄く綺麗。

    ここまで差があると『勢いがある』ではなく『早い』ということが目立っていて、ルカの方は緩急のある腕の動きが広く遠くノビのある空を思わせ、『紺碧の青い空』を連想するフリに見えて、これが表現力の差なんだ……と思わざるを得なかった。


  • なんどでも飛び立って行くよ(0:47:26)
    ここも凄い。
    飛び立って行くよ→(ブレイク)→Where do we goと続くのだが、全部すごい。

    「行くよ」の部分で再び腕を上げて天を指すフリ、早すぎるにちかに対して、ルカの緩急をつけた腕の上げ方が凄まじく綺麗。このワンシーンだけで「腕一つの動かし方でこんなにも魅せ方が変わるんだ」と思わせる。

    そして手が真上に来たときの立ち姿。
    背筋に軸を通し、肘をしっかり伸ばした腕のおかげで足から指先まで一直線となっているルカ歌に集中したせいか体が少し斜めに、腕も少し曲がったにちか。

    ここまで来ると完成度がもう全然違う印象を受ける。


  • (ブレイク)(0:47:28)
    飛び立って行くよ→(ブレイク)→Where do we go。
    ここからブレイク部分で腕を下げて止めるところでピタッと止まってほぼブレないルカ、それに対してブレているにちか

    よく見るとにちかは手で「1, 2, 3, 4」とリズムを取っている。


  • Where do we go(0:47:30)
    Where do we goで腕を上げる。

    やはり早いにちか。頂点まで腕を上げてグッと握りこぶしを作ることころまできれいに見えるルカ。(これはカメラアングルの問題だけど)


  • 君が、私が選んでく未来(0:47:38)
    「選んでく」でルカが少しだけ悲しそうな顔をする。
    どうしてそんな悲しそうな顔をするんだい。


  • ラスサビ
    以降ラスサビまではタイミングバッチリ。
    ズレをもとに戻せており、違うのはいつも通りの魅せ方の違いだけに落ち着く。


これだよ。俺が見たかったのはこれ!
シャニマスのライブ(声優版)ならこんなこと多分しない。
だってそんなことしてても本人なのか役なのか区別つかないもん!


全体MC (1:05:53)

うん、やっぱりこういうイレギュラーを現実にしたほうが違和感なく見れる。
何を言われても同じ答えが返ってくるんだろうな、という客席とのやり取りはなく、彼女らが互いに会話している場面を見るほうが現実にアイドルが居ると感じられる。変な話だ。


星の声 (1:08:26)

  • 次のページめくるその度 栞を挟んでいく(1:11:49)
    栞を挟むフリ。
    ルカの腕を伸ばすフリがここでも綺麗。
    美琴を含めて全体を見るとルカしかここまで腕を伸ばしていないので、本来のフリとして決まっていないのか?でも栞を挟むフリとしては一番綺麗だと思う。

Fashionable (1:15:50)

  • 'Cause I, I, I'm fashionable "先駆け"よ(1:16:50)
    「fashionable 」の足さばき。やっぱりにちかのほうがフリが大きい。
    踏みつけるようなにちかに対して、スッスッと動かして自然に腰のアイソレーション(腰回し)に移行する美琴。

    これはやっぱり上手い下手というよりは彼女の踊りのクセ・見せ方・特徴なんだろうな。


SHHis MC

odd;2でも言ったけど。
もしかして、美琴の一言のためのライブイベントなのでは?などと思う。


愛なView (1:35:41)

  • クリスタルクリアの心(1:36:24)
    CoMETIK三者三様のフリが楽しい。この「クリスタルクリアの心~」のフリだけで一生味がするから是非見てほしい。

    羽那:タイミングはあってるのに見た目はフリというよりも手をひらひらさせてるだけのように見える。表現力に課題が見て取れる。

    はるき:顔を残しすぎて回転が遅くなった結果、ひらひらが雑で早くなってしまう。表現力はあるけど技術が追いついていないと思われれる。

    ルカ:お手本。回転→腕を伸ばして手のひらの動きだけでひらひらを表現→流れるように手を前へ。すべてがシームレスで美しい。手を前に持ってきてビタッと止まるが、その立ち姿勢も美しい。
    「なんとなくこうした」とか「考えてない」とかではなく計算された立ち姿だと思う。


even;4

メンデルスゾーンが変。
even;4はなぜか客席カメラへのスイッチングが異常に多かった。

無垢 (0:02:24)

この四公演のなかで一番好きになった曲だと思う。
羽那が羽那を歌っている。

Look up to the sky (0:28:37)

ここに来てようやく、XRライブはソロ曲が異常に映えると思うようになってきた。
今までもそうだったんだろうけど、気づくのに時間がかかる。
見るところが一つしかない分、その完璧なパフォーマンスに魅了されるのだ。


ルカにちかMC (48:44)

「キレが悪い。位置取りも微妙。」

僕は位置取りまでは見てなかったが、まさか緩慢さをステージ上でルカに指摘されるとは思わなかった。


1/3 (1:41:50)

泣かないでくれ~。
Xmas Party -Silent night-の言葉から始まる、逆の言葉。滲みた。

ルカが自分で歩き出してくれそうで良かった。良かったよ。


美琴の体調不良演出について

美琴の体調不良演出に関しては僕からも言いたい。
このライブを見た人だけは何かしら言う権利があるはずだ。
まずツイッター(現X)で見かけた意見だけど、さすがに的外れでは?と思うことについて。

本来悲しいことであるはずの演者の体調不良を演出として利用したのが許せないという意見

言いたいことはわかるけど、現実とゲームを区別してほしいと思います。

ゲームのキャラクターが踊っていて、そのキャラが体調不良になった以上、このライブはゲームの延長であることが認識できます。
つまり現実に行われたライブを『ゲームとして捉えた目線』でこの話をする必要があります。

そのうえで言うんですが、ゲームのシナリオって、全部作られた演出なんです。それとこのライブの何が違うんでしょうか。

おそらくは地に足のついた現実のライブイベントでこの演出が行われたことで急に忌避感が生まれたのだと思いますが、実際はゲームと代わらないということが抜け落ちてしまったのだと思います。

こういう考え方は表現の幅を狭めるものであり、私は到底受け入れられません。(こんなことを言い出したらシャニマスに限らず創作上の人物は誰も体調を崩せないし、殺せません)



美琴が倒れるようなプロデュースをした覚えはないという意見

これを言える人は、このライブがゲームの延長であるということを認識した上で言っているのだと思います。
つまりゲームの延長を『現実にあったものとして捉えた目線』で考える必要があります。

『体調管理』なんて言葉がありますが、現実には体調って管理できるようなもんじゃないです。

完璧なスケジューリングをして、色々な工夫をして可能な限り病気の予防することはできても、それでも自分の体調って勝手に崩れるものです。他人の体調ならなおさら管理できるはずがありません。

例えば一過性の貧血なんかはリアルに起こり得る話です。

「それでも好きな担当の体調悪いのぐらい気付いてどうにかするわ!」って言うのは、言うだけなら簡単だけど、人間ってそんな単純じゃないよ。ゲームじゃないんだから。

FaF直前の美琴のパフォーマンスを見て「体調悪そうだな……」なんて思った人いたんでしょうか。いたらその人だけ石を投げなさい。



時間と金を無駄にしたという意見

これは本当にそう。ガチで反省してほしい。

これは、通常のライブイベントとしてやっているのか、体験型エンターテイメントイベントとしてやっているのかの違いがまずあって、運営側はその周知を十分にできていなかったことが原因だと思う。

運営側としては「283Production LIVE」と銘打ったことで「シャニマスというコンテンツのライブ」ではなく「283プロのライブという体験型エンターテイメントイベント」である、とイベントの種類を分けようとしたのでしょうが、この一件がなければ一生伝わなかったんじゃないでしょうか。

僕もこの件があるまで「シャニマスというコンテンツにおけるユニットを絞った普通のコンセプトライブ」としか見てませんでした。(僕はそもそも能動的に情報を取りに行かないが、ライブ参加者にはそういう人間はいっぱいいるだろう)


この「これは体験型イベントである」ことが伝わっていない限り、ゲームのキャラクターを架空の体調不良を理由に出演見合わせとするのは、演出を超えて一種の詐欺だと思われても仕方がないと思います

周知不十分な状態で普通のライブならチケット代の対価として当然得られる成果物を、実際には出せるにも関わらず、架空の体調不良で出さないというのは運営側の契約不履行にしか見えません。

※ここから、lmeには注意書きが無いとしていた内容でしたが、「lmeにも注意書きあるよ」との指摘を受けて内容を一部変更しています(2025/1/19)

また通常、普通のライブでは演者(リアルな人間)の体調管理は不可能なため、万が一のことを考慮して必ずライブの演者紹介ページには注意書きがありますが、Imeにはこれがなかなか見つけにくいところに書いてあります


僕がこのnoteを書いたときには見つけられなくて、無いものして記事を書いていました。


例えばシャニマス6.5周年ライブでは以下のように書いてあります。

※出演者は予告なく変更となる場合がございます。出演者の急な体調不良や怪我などの予期せぬトラブルなどがあった際には、ご本人の体調を最優先とし、当日であっても出演をキャンセル・変更とさせていただく場合がごじあます。何卒ご理解のほどお願いいたします。
演者になにかあったら当日であってもキャンセル・変更するよ。という注意書き


これは出演者のすぐ下に書いてあるのですが、lmeの場合は公式ページの概要欄はこのようになっています。


Imeにはすぐ下にこの表記がない。時間変更のことだけ書いてある。


じゃあ一体どこにあるんだ?と公式ページを私も探しました。
教えていただいたからにはあるはずです。


以下のページから見つけられますので、確認してみてください。

答え

「公演における注意事項」の中の「その他の注意事項」の項目に畳まれて書かれていました。

メニューに畳まれてたから気づかなかったんですね。調査不足で申し訳ないです……。

いや誰が気づくんじゃこんなもん!!
クーリングオフの対象にしてほしいんか!?

一応書いてあることは書いてありましたが、こんな奥まったところに書いてあるのを見て、「こういう演出あるかも」なんて想像がつく人間は存在しないと思います。
※内容変更ここまで(2025/1/19)


普通に考えて、作られたキャラクターがライブ当日に体調不良なんて起こすはずないですもん。

前項で散々「これはゲームだよ」と書きましたが、それは体調不良という演出があったから認識できたことであって、開催前にリアルにこの注意書きの通りのことが起こるなんて普通の人間は考えられないと思います。
しかも「never;1」は普通に何も起きずに終わったんですよ。これで理解しろってのはマヂ無理だと思う。

(仮にこの注意書きが書いてあったとしても、体験型イベントであることを周知していないと絶対に文句は出ると思いますが)

シャニマスの実在性へのこだわりで笑ってられたのは、下駄箱や環境省コラボまでの話であって、こだわりすぎて商売の基礎である信用を裏切らないということを忘れてしまっては困ります。

でも、個人的に言えば、やり方次第でどうにかなるとは思っていて、試みとしては面白いものだったと思うのでこれに懲りないでほしいと思っている。でも、やるならもっとうまくやってほしい。
(やるならうまくやってほしい案件はこのライブだけじゃなくてプロモーションとか諸々全部だぞシャニマス運営!頑張ってくれ!!)


総括

283プロライブについての感想

結局このライブは、3人+2人のためのライブだったように思う。
never;1, odd;2, はSHHisのために。
or;3, even:4はodd;2を受けたCoMETIKのために。

5人が再スタートを切るためのライブだったんだろうな。

イベントとしての感想

XRライブを配信で見るのは「無し」かも。

配信ライブでのlme全体で見ると10段階評価で6.5ぐらい。
単体で一番評価が高いのはor;3(もしくはeven;4)で7点ぐらい。

やはり完璧なパフォーマンスライブなので、常時6.5点を出し続けてているみたいなライブだった。圧縮エンコードのビットレート制御におけるCBRみたいなライブだった。MCのときだけVBRになる。

意図されたイレギュラー演出を除けば、基本的に毎プログラム、完璧なカメラワークで同じ歌声が流れるのでコミュに付随するライブとしてはやはり薄味になっているように感じる。

実際にはこれを避けるために客席カメラへのスイッチングを多くしたりしていて既視感はほぼなかったのだけれど、それでも「完璧なパフォーマンスが故に同じっぽく見える」ことで「なんも面白いことが起きそうにないな。」というように期待感が薄れてしまう。

これがCDやBDなら毎回同じクオリティで再生されるのは望むところなんだけど、ライブだとなんだか納得しにくい。
リアルのライブは同じセトリでも自然と演者の揺らぎが出るからそこを楽しめるんですよね。今日めちゃくちゃ気合入ってるとか、なんか不安定だなとか。

そういう意味で、やっぱり配信で見たときのMV化の回避は課題だと思った。ただ、XRライブでそういう揺らぎを作るのはコストが莫大になって更に値段が上がりそうなので、なんか出来る範囲でなんとかしてほしい。

流石に配信に求めすぎかな?


ルカかっこいい

ルカのダンスがとにかく綺麗。

リズムキープがうまいのか、フリがしっかり目で追えるおかげで、ゆったりした印象をもつのに、フリからフリへの移行がスムーズで思わず笑ってしまうほどに美しく、それでいて止まるところはビタっと止まり、その一瞬が画になる。

それはビジュアルがいいとかそういう話ではなく、明らかに軸を意識した計算された全体の美だ。

平行線の美学(odd;2 の13:19)の開幕の立ち姿なんかは特に印象的で、ルカはやはり足から頭まで一直線、重心と手の位置が完璧。
羽那がただ立っているだけに見えるほどに差が出てしまっている。

とにかく、あらゆるキメのシーンでバチクソに決まっている。
明らかにルカの実力を見てくれというようなカメラ割をしていて、自然と目がそちらに行く。

あと、長くなるから書かなかったんですけど、同じ歴を持つ美琴も、特に足・腰の動きがめちゃくちゃ綺麗なシーンがいくつかあってうまさを感じるんだけど、SHHisって基本的に立ち位置の入れ替わりが激しくて、対照のダンスもキメも少ないんですよね。だから目につきにくい。

逆にCoMETIKと今回のルカが歌う演目は多いから余計に目についたんだと思う。


値段高い

いや、普通のライブでもこれぐらいの価格だし、XRライブとして作ろうと思ったら凄い金がかかるのは想像できるけど、僕が1公演目を見た時点でもう既に思ったよりもつまらないかもしれない……と思った状態で、演目がほとんど変わらないと思われる残り3公演を買うことをどれだけ迷ったか……。

やりたいことはシャニマスの世界を体験させること。
その世界観の中で一つのコミュを見せること。
そのために4公演全部使った。

でもこれって、やり口がそのまんま限定コミュの人質商法ですよ。

sSSRの4つのコミュのうちの一つをMV付きで4,500円で売ってるようなもんです。

僕はこれまでマイコレをほぼ回してないことからも、そこにあまり魅力を感じていないので、流石に高いと感じた。

やりたいことの目的としては多分4公演に分ける意味はないけど、時間経過が必要だから4公演に分けざるを得ないみたいな感覚を持ったので、次回はもっとうまくやってください。


キャッチコピーどうにかして

完璧・永遠であることは美徳であり
彼女達は幾度も到達の機会を与えられる

今回のキャッチコピー(?)、283プロのライブだとしても、だいぶセンスないと思う。283プロの誰のセンスなの?社長か?

シャニマスのプロモーションにしても各所で同じ言葉を連投されるのは宗教色が強すぎて別に楽しそうにも見えないし、得策にも思えない。

こういうのは他所様から見られると嫌われる要因になる。最近はただでさえおかしな事を大々的にやってて我々プレイヤーですら賛否両論あるんだから正直勘弁してほしい。

シャニマスを宗教にせずに、もっと気軽に遊べるように新規への間口が広がるような施策を頼む。


NEXT STAGE

うーん……たぶん買う。でも2公演までだぞ!


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