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人は「自分とのコミュニケーション」が9割らしい:私がコーチングに惹かれる理由に気づいた瞬間

(株)ピュア・エッジ代表取締役の木村純子さんのご講演「母親だからこそリーダーシップ」をお聞きする機会に恵まれました。

(株)ピュア・エッジはリーダーシップやダイバーシティ研修等を提供する企業で、木村さんは国際コーチング連盟のマスター認定コーチの資格もお持ちの方です。日本にあまたといるコーチの中でも、マスター認定を保有している方はたった十数名だというから、すごいですよね。

そこでお聞きした言葉が、それ以来ずっと私の胸に強く残っています。

人は「自分とのコミュニケーション」が9割を占めている。

自分とのコミュニケーションというのは、言葉に出して独り言を言っている、ということでは決してなくて、「あれやらなくちゃ。」とか「これ、どうしようかな。」「なんで、こうなるかな。」とかの脳内会話がほとんど。自問自答的なもので、ほぼ無意識に行っているものです。

木村さんは更にこう続けます。

どんな問いかけを自分に対して行っているかを書き出して認識してみると良い。しょうもない事が多くてガッカリするかもしれない。しょうもないことで埋め尽くすのではなく、効果的な問いかけ、前に進ませてくれる問いかけを増やしていくと良い。これをセルフコーチングともいう。

9割とはずいぶん高い比率ですが、私の場合は実感と一致している気がします。

駐在帯同により生活がリセットされました。今までの日本の生活では無意識で体が動き、日々が過ぎ去っていく感覚がありましたが、生活リセットにより「これはどうしよう?」「何しよう?」と考えることが増えました。

さらに、コロナ禍が追い打ちをかけ、人と会って話すことが減ってしまった最近は、特に顕著。寂しいことに、一人で過ごす事が増えたので、自分とのコミュニケーションも増え続けています。泣

皆さんは自分とのコミュニケーション、楽しめていますか?

私は正直、そこまで楽しめていないし、楽しめないタイプのような気がします。自分ではなく、人と話したい!

答えは、問いかけられて初めて発掘される。

キャリアコンサルタントとして、キャリアカウンセリングやコーチングといったサービスを、悩んでいる人に提供していきたいと思っています。なぜ私はその分野に興味があるのか、と考えていましたが、木村さんの「自分とのコミュニケーション」の話を聞いたときに、パッと見えるものがありました。

「自分とのコミュニケーション」において、自分で自分に効果的な問いかけをして導いていける人は良いが、皆がそうだとは限らない。

何を隠そう、私自身も「自分とのコミュニケーション」に疲れる時がある。

効果的な問いかけを行って、その人の中に眠っている答えを引き出すお手伝いがしたい。

自分とのコミュニケーションだけでなく、人との対話で気付きや変容のきっかけを得ていくことに可能性を感じている。

そう強く思いました。

相手が自分であれ、周囲の人であれ、問いかけ力を磨いていきたいと思います。

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