グランベルナデットありがとう
シザリガーです
今回は昨日引退したグランベルナデットの馬生を振り返っていくnoteになります
このnoteでは新馬戦からの馬生を振り返りながら
お母さんになるグラベルちゃんの配合相手の考察をしていきます!
個人的に本当に思い入れしか無い馬なので、良ければ見て頂けると嬉しいです!
グランベルナデットの馬生を振り返る
前評判と新馬戦
まず、グランベルナデット(以降グラベル)はデビュー前からPOG本や記事、馬なり終い11.1の追い切り等である程度注目を浴びている馬でした
また、牧場からの評判も非常に高く「同世代の馬と比較して頭1.2個抜けた動き」と関係者様に評価して貰ってましたし、実際2歳4月ぐらいに山元トレセンの坂路で砂を跳ね上げながら走る姿を見て個人的にも大物だと確信しました!
グラベルちゃんは出資者の方に不運の馬と良く表現されます。自分もまだ一口歴は浅いですがこれだけトラブルがある馬に出会った事がないです
これだけトラブルがありながら無事引退出来たので本質的には不運の馬では無いと自分は思って居ますが、現役中は様々大小のトラブルがありました
そのトラブルが新馬戦から起こります
新馬戦は当たりの柔らかい戸崎Jを指名して6月19日になる予定でした。しかし、除外
切り替えて6月26日の新馬戦に無事出走し、前評判と追い切りの良さから2.0倍の断然1番人気になりましたが見事に出遅れ、どん詰まりを決め6着
そして剥離骨折が発覚する最悪なデビュー戦でした
当時の自分は1口2頭目で競馬歴も浅かったので心境は内心「戸崎⚪︎したろか?」ってぐらい荒れました
今では競馬あるあるだと自覚してるんでこんな事思わないですが、当時は発狂しましたよ笑
まあ、今見ても控えめにいってうんち騎乗だと思いますが、最後まで伸びていて後のOP馬の片鱗を見せてくれたレースだと思います。当時は荒れましたが今になるとこのレースも大切な思い出です!
初勝利
2戦目は2歳12ヶ月になり、未勝利中山2000m戦です
+16kgで挑んだこのレースでグラベルちゃんは3馬身差の圧勝!
レース内容も素晴らしく、前半59.7の前傾ラップで前が直線前で垂れる中3番手につけて楽勝
こういう馬が重賞を勝つ。自分はそれぐらい濃い内容だと思います
スタートを決めた松山Jの技術も凄かったです!
3戦目は初重賞クイーンC
(全レース振り返る訳じゃ無いんですが、重要なレースが続いてるんです)
このレースで1番覚えてるのが当時ネット競馬で想定60倍10番人気とか書かれてたのを間に受けて舐めんじゃねえと思ってたらいざレースが始まると単勝10倍切った事です。バヌオッズかと疑いましたが寧ろ人気はあがっていきました笑
それに前日大雪が来てレース出来るのか?と心配になったのもいい思い出です
このレースでは出遅れて後方追走になりながら直線追いかけて5着。川田と松岡に挟まれてたからだと屁理屈こねて現実逃避した事が懐かしいです
ただ、このレースで重賞の壁を感じました。本当に甘く無い世界です
勝てると思ってる重賞レースに挑むまでの1週間って本当に刺激的で、その1週間はグラベルちゃんとレースの事しか頭になかったです
忘れな草賞とオークス
4戦目は忘れな草賞
レース内容はグランベルナデットがオークスを本気で勝つ為には?|シザリガー (note.com)
のnoteで深堀してるので良かったらあとでそちらを見ていただけると嬉しいです!
思い出に残ってるのは凄いタイムで勝ってウキウキになったすぐあとリバティアイランドが上がり32.9の末脚で桜花賞を勝った事です。ああ、オークスを取るにはこの馬に勝たないといけないのかと
しかし、歴代2位の好タイム、終い3F11秒中盤の凄いいい内容だった忘れな草賞を考えたら勝負になると当時、本気で考えていました
しかしまた不運が襲い掛かります。腸炎です
オークスに向けて厩舎に戻ってすぐ腸炎になってしまい一時は命が危ない状況になってしまいました
一番人気の紫苑S
そんなトラブルに見舞われながらも厩舎、牧場の方に助けられ5か月後のG2紫苑Sに出走することができました
グラベルちゃんは健康面でトラブルの多い馬で、賛否あると思いますが大竹厩舎の方針と管理で9戦できた側面もあると私は思っています
腸炎の時の詳細報告とか本当頼もしかったです!
しかし、ここから好調時のパフォーマンスを取り戻すのに苦労します
1番人気で迎えた紫苑Sは10着に敗れます
本気で勝てると思ってたレースなんでショックだった人も多いんじゃないでしょうか? 自分もです
重賞を1番人気で走る。この期間のレース前1週間は凄い緊張感でしたし、前日とか興奮して眠れなかったです
結果は残念で悔しかったけど最高にドキドキする機会を提供してくれて今も本当に感謝しています
個人的にこの経験のおかげでG1でも寝れなくなる事はなくなりました
初G1の秋華賞
まだ陽炎の影響もあり本調子じゃなかったグラベルちゃんの結果は15着と振るわなかったですが、オークスに出れなかったグラベルちゃんが遂に牝馬G1に出れた。この事に最大の意義があったと考えています
G1に出資馬がでる その姿を現地で見る これだけでこんなに楽しいとは考えてもいませんでした。
このレースはリバティアイランドが勝ち3冠を決めました 改めて凄い馬です。一緒に走ったこの世代の牝馬たちは一生気にしていくと思います
レース後川田騎手が言っていました「京都競馬場でリバティの3冠を全ての人が祝ってくれて嬉しい」と。しかし、自分はその言葉を否定します
自分はグラベルちゃんしか見てなかったしレース後は悔しい気持ちしかなかった
そんな非日常な体験をさせてくれて本当に感謝しています。ありがとう
福島牝馬S
その後3勝クラスで1度負けた後、初富士Sでグラベルちゃんらしいレースで勝利しOP馬になりました!
最後の勝利も彼女らしい勝ち方で、新パートナー横山武Jも最高の騎乗で持ち味を引き出してもらって嬉しかったです!
グランベルナデット初富士S回顧と今後のローテ|シザリガー (note.com)
ラストレースになった福島牝馬S、このレースで3度目の大きな不運に襲われます。落馬事故です
正直今もあまり振り返りたくないし、レース映像も見たくないのが本音です
しかし、目の前で落馬した当該馬がいたのにも関わらずジャンプして回避してくれたグラベルちゃんはかっこよかったです!そのあとレースあきらめずに直線がんばってた姿は忘れません
このレースで被害にあった吉田隼人Jが、まだ復帰できてない姿を見ると、グラベルちゃんがよけたおかげで武史Jが無傷だった事も誇らしいです
落馬事故が直接の影響かはわかりませんが、この後グラベルちゃんはケガで引退することになりました
よくTwitter等で、色々な方の意見を聞きます。その意見が同意できる物でもそうじゃない意見でも、グラベルちゃんの事を考えているからこそ出る言葉は全て間違ってないと自分は見てて思いました そりゃ感情的になるよね。分かるわ
自分も色々思うところはあるけれど、やっぱりまずは刺激的で波乱万丈な馬生を送って楽しませてくれたグランベルナデットに感謝したいです
関係者の方全てにも感謝です。本当にありがとうございました!
配合相手
出資できるかはわかりませんが、母グランベルナデットの産駒は全て注目するし、産駒の走った全レース見る事になると思います
そこで、今の内に自分の考える走りそうな配合を考察してみました!
まず、現実問題として、このレベルの繁殖牝馬に安い種牡馬をつける可能性は0%だと確信しています
社台ファーム期待の牝系ですし、母ラブリーベルナデット産駒はすでに取引価格4億円を叩き出し、その初子で結果を残し母父キズナのこの馬は社台Fの基礎繁殖になる可能性まであると思います
高い価値で高く売れる可能性の高いこの母の種牡馬は最高級の馬なはずです
母ラブリーベルナデットはアメリカ系で母父キズナもアメリカ系、そしてストームキャットの3×4を持っている事を考えると準アメリカ繁殖だと考えての配合になると予想します
なら、強いダート馬狙いの配合もありじゃね?とも思うのですが、社台Fはそういった馬に対して初年度は日本で活躍した中長距離芝馬をつける事が多いと私は考えています(例 母リトルモンスター初子はドゥラメンテ→シニミニ)
なので初年度産駒が芝の大物種牡馬になる所までは読めましたがそっからが難しいです。なので、そっから3頭に絞って考察していきます!
スワーヴリチャード
この配合は個人的に一番いいかなと思っています
理由はスワーヴリチャード産駒の大物条件のサンデー3×4クロスや
ストームキャット、A.Pインティ。アンブライドルズソングの日本も産駒が活躍するアメリカ根幹種牡馬3頭が揃うからです!
また、スワーヴリチャードは自己の主張より母系を輝かせる産駒を出すと思っていて、当然優秀な母と母系を全面に出せればグランベルナデット以上の強さと夢が見れると思っています
もう一点、スワーヴリチャード産駒は頑丈な馬が多いのも魅力的です
エピファネイア
個人的にエピファネイアはどちらかというと自己主張型の種牡馬だと思っていて、グラベルちゃんとの子がどんなタイプになるか想像がつきません
しかし、1つ言える事は6月デビューのグラベルちゃんと早熟性の高いエピファネイア産駒が合わされば、2歳重賞、G1をとれる馬がでる可能性もあると考えられます
また今キズナ、エピファネイアが現3歳獲得賞金上位2頭です
現役時代同期でライバルの2頭が父、母父になるこの配合は夢があると思いませんか? この配合もおもろいと思います!
イクイノックス
最後は世界最強馬です!
同世代の頂点のこの馬との配合が一番ワクワクすると私は感じました
しかし、ブラックタイド、ディープインパクトの全兄弟クロスなので実現する可能性は低いかなと考えています
この配合はちょっと考える事を放棄してて、自分がロマン的に見たいから紹介しただけです(笑)流石にないと思うけど、こんな攻めた配合してくれるなら2億でも3億でも出資したいです
その他にもステイゴールド系の種牡馬、ストームキャットが絡んでいない海外種牡馬、絶対食欲やばくなるけどドウドゥースとの配合とかもおもろいなと思います!(これは2年目以降になる予感)
こういう想像すると楽しいですよね
社台Fさん初年度産駒だけでも提供いただけると出資者は泣いて喜びます
まとめ
今回このnoteを作成した理由は、ツイート等だけじゃなく記録に残るものを作りたかったからです
この牝系が再び輝いた時にラブリーベルナデットの初仔も強かったんだと証明するためでもあります
そして、一緒に盛り上がって楽しい時間を共有した出資者、DMMバヌーシー関係者様に感謝したくて作成しました!
1歳夏に出資してからずっとこの仔を見守り、応援してきた3年間色んなことがあったけど本当に楽しかった
自分の一口初勝利、初重賞、初G1、初OP勝ち。全てグラベルちゃんがプレゼントしてくれました
クラシックボーダーを意識したり、同級生の馬をライバルとして見たり、競馬見ててこんなに充実した期間は初めてでした
この馬に出資してよかった
グラベルちゃんの事をずっと考え続けてよかった
現役引退すると察した時、頭の中で色んな思い出が流れてきたんですが、その全ての出来事が楽しい瞬間だったので、最後もポジティブにアクティブに見送れます
現役生活お疲れ様! 最高の時間をありがとう!!
これからもお母さんとして、無事に過ごしてくれたら嬉しいな
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