ブリスタイム初勝利!   反抗期は終わったのか?

シザリガーです
現地で出資馬ブリスタイムが圧勝を決めてくれました
表題に「反抗期」というワードがありますが、この子は止め癖があり能検で見せた世代上位のパフォーマンスを全く発揮できないレースが続いていました。能力はあると信じてても負け続ける日々はまあしんどかったので今日の笠松移籍初戦の勝利は凄くうれしかったです!

今回のnoteもいつも通り冷静に回顧し今後の課題と本当に真面目に走っとるのか?を中心に考察しました。良ければ見ていってください!



レース回顧


まずはレース回顧です
スタートは五分でしたが、門別の厳しい流れで鍛えた二の足は素晴らしく先頭に立ち最初の100mで1.5馬身程広げました
門別最強と2歳馬ではよく言われるんですが、その大きな要因の1つは激しい先行争いを経験して身に付いた先行能力だと私は考えます

個人的にパドックの時点でちょっとレベルが違うと感じた
ブレーキをかけるかひやひやしてた

そこから最終直線付近まで2馬身弱のリードを保ちつつ軽く鞍上藤原Jが追い出すとグングン加速して7馬身差圧勝でした!
現地で見てても凄い手ごたえよさそうに走ってて普通なら勝ちを確信するんですが、門別時代の難しさを考えると最後の最後まで確信できなかったです
ホント嬉しかった

3連単2点当たった(その後財布なくした)


まあ、こんな感じでレース回顧といっても800m戦なので大した事回顧できないんですが、本当のポイントは3つ
・パフォーマンス(勝ちタイムはどの程度の水準なのか?)
・真面目に走ったのか
・今後の課題
この部分を自分なりに考察していきます

パフォーマンスレベル


今回の勝ちタイムは49.3 タイムとしてみればそこそこ優秀ですが、際立っているとまでは言えないってのが正直な感想です
馬場差はあれど同距離で2歳6月で勝ちタイム48.6で走っている馬とか上り3F34.6で走ってる2歳馬とかもいます
2Rの古馬より速くて凄いって話も見ましたが、あの古馬戦のクラスなら7割方2歳戦の方が時計速くなります
ここら辺は地方かじってないとわかんない話だと思います。CとかBとか◯組とか〇〇結婚おめでとうとか最初意味わからんですよね地方のクラス分け笑
笠松は上級条件の800mが少ないので比較対象のレースがレベル低くなるんですよね。1400mの時計は参考になるので1400戦が楽しみです!

この時計も馬場差考えたらそんな速く無いです


ただ今回ノーステッキですし、スタート直後と最後しかおってないので、あまり時計は気にしなくていいと思ってます。7馬身差つけてるんで現実的にタイム出す必要もないですからね
なので今回のレースはブリスタイムの能力を図るようなレースではなかったってのが結論です。実際レース映像見ても半分追切みたいなレースでした
持ち時計の話先にしといてアレなんですが、800の時計はそんなに参考にならないとおもってます
次おそらくダート1400mの特別戦になると思うんで、そこである程度見えてくるかなと。馬場次第ですが1.30秒フラットで走れたら最高ですね!これ以上は2歳特別戦だと相手関係的に出ない気がします

真面目に走ってるのか?


門別でおさぼりを繰り返していた彼ですが、それ混みのタイムを見ても戦前からまともなら負けないと思えるようなレベル差だと感じてました
自分の経験的に笠松2歳未勝利(わかりやすく表現した言い方)のメンバーならさぼってた頃の門別の持ち時計だけで見ても勝てるなって感覚でした
笠松のこの条件はいつもこんな感じです
なのでこの結果自体にはなんの驚きもありません

ただ今回のレースで特筆したいのは最後の直線で鞍上が追い出して明らかにフォームをかえて加速している所です
のこり100メートル付近で飛ぶようなフットワークで走ってた姿は興奮しました!
(楽勝すぎて披露したの30Mぐらいだけど)
少なくともこの瞬間は真面目に走ってると思います!たぶん(笑)
人の扶助に反抗してブレーキを掛けるというえげつない癖を持っていたブリスタイムにとってこれは大進歩です!!偉い!
ではなぜ門別でしなかったことができたのか?
追走ペース?環境の変化?笹野厩舎の神技術?鞍上?分かりません(笑)
まだ底が見えなさすぎるってのが正直な感想です

1つだけ言えるのはこの馬は軽い馬場があっているという事
ストライドが大きい子で門別の能検ではその部分に惚れて大物だと感じました
ストライドが大きくても砂をとらえないとなんの意味もないんですが、その点門別の重めの馬場より笠松の軽い馬場の方が砂をとらえていい跳びで走ってるなと個人的に感じます
将来的にはパワーもついてどこでもこなせる可能性はありますが、今時点では他の馬より笠松の馬場は合ってるし追い風だと思います

今後の課題

大まかなポイントを上げると

•砂被りはどうなのか?
•次は真面目に走ってくれるのか?
•距離延長は?

逃げ以外では砂を被る事になるのですが、この点は心配です
能検も今回のレースも結局は逃げての圧勝なので砂被り時の好走歴はありません
今回の様に逃げれるなら問題無いんですが、今回の1F目は上がり3Fから計算して1F13.0。この程度の出足では条件が上がれば逃げれません
もっと早いのかもしれないですが、それ一辺倒になる前に一度控える競馬をして欲しいと思ってます
次が2歳特別戦ならまだそこまでの相手関係では無いはずなので控えて砂被りの影響を見たいです

次も真面目に走ってくれるのか?

この馬は今の所それが全てと言えるぐらいぜーんぜん真面目に走ってないのですが、今回少しは真面目に走ってくれたと思います
先程も触れましたが、真面目に走るかどうかを考えるにはまず門別時代と今との違いを見分ける必要があると考えます

門別時代と今回のレースで違う所を大まかに上げると
•相手関係
•多頭数→小頭数
•重めの馬場→軽い馬場
•厩舎と鞍上の変更
•テンのペース
•環境の変化

まず厩舎に関しては、客観的に見て小野厩舎は道営の上位厩舎。その厩舎が色々試してくれた臨戦過程には感謝してますし、やる事ほとんどやって頂いたと思うので関係ないと推察します
騎手も小野騎手は成績を残してる方ですし、シンプルに馬券的に頼りになるジョッキーでエスコートに問題無いと考えてます。ただブリスタイムと合わないタイプの騎手だったかも知れません

馬場に関しては先程解説した通り影響あるはずです
馬場が1番の原因なら1番最高で今後間違いなく笠松で活躍します。脚力は間違いないはずなんで

それ以外の3点、相手関係、出走頭数、2F24秒台になりがちな門別のテンの速さ、の内の何かが真面目に走ってくれるか否かの鍵を握るんじゃ無いかなと言うのが私の考えです
どれなのか?あるいは全部なのか?ここら辺が次走以降に分かってくるのかなと思います
個人的に頭数が多いと起こる馬ごみが全くダメなタイプなのが一番いやです

笠松の水があっているパターンも最高ですね!これが要因なら今までの苦労は何だったんやって話になりますがそういう馬っていますよね(笑)
笹野厩舎は笠松で圧倒的に厩舎力があり断トツに結果も出てるので、知らない所で笹野マジックがさく裂してるかもしれません

笹野厩舎


笹野厩舎は笠松最強の厩舎です 

本当に笹野厩舎は最強で、今の笠松は完全にこの厩舎1強です
例えば去年のネクストスター笠松勝ち馬のワラシベチョウジャ
東海三冠3.2.2着馬のキャッシュブリッツ
今年のクラシック世代でも今回のレースと同日に開催された準重賞ジュニアクラウン賞を好タイム1.29.2で勝ったスターサンドビーチとセンゴクブショウの笹野厩舎1.2で決めるぐらい強いです
全体成績もみても勝率23パー複勝率5割超で笠松で断トツ1位の水準です

そんな神厩舎なので、この厩舎でならブリスタイムのポテンシャルをがっつり引き出してくれる期待感がすごいです。ホントYGGの地方厩舎コネクションは最高です!
笹野厩舎なら笠松はおろか、名古屋や金沢等他場でも活躍してくれる競走馬にしてくれるかも


東海クラシックへの道


まだまだ現状は夢の話だと思いますが、そのステージで戦えるだけのポテンシャルはあると思っている子なので、少し紹介します
いい感じにイメージしやすい物が公式にあったので転載してみました

https://www.kasamatsu-keiba.com/resources/pdfs/news/2024/1712105923_241eb5c7184d2f117a7f.pdf

賞金的には次の特別戦勝ってレース希望すればネクストスターに参加出来るはずです。去年の実績的には(まだネクストスター創設2年目なんでわからん)

今はまだ何の実績もないですが、次の笠松1400(9割この条件なはず)で持ち時計を示すか素晴らしいパフォーマンスをすれば一気に現実的な話になります!
個人的に距離延長は走法、血統的に全く気にならないので真面目に走れば特別戦でも結果がついてくる物だと思ってます(それが1番難しい)

実は東海クラシックの詳しい掘り下げは出資したYGGクリストフォリ2023やDMMさんで名古屋募集馬がいるので温めてたんです
ガチガチに深掘りした記事を別で作ってるので、ブリスタイムが東海クラシック行けそうになった時に見ていただけると嬉しいです!
そこに基準タイムやレースレベル。東海競馬クラシック戦においての名古屋馬の強さを具体化したものとかも記載しています

何回も2着はあったんですがついに東海交流のクラシック重賞で笠松所属馬は1勝もできなかったはずです(笹野厩舎所属馬とクリスタライズが2着繰り返したんすよ、、くやしい)
名古屋所属馬のレベルは去年のダート改革初年度で地方で一番上がったと思うレベルで上がっています。最近行われた重賞 秋の鞍 でも重賞勝ち馬の門別馬やNF育成の吉田勝巳様名義で3戦3勝だった大井のクソつよ馬を破って名古屋、笠松で1.2フィニッシュ決めてます。今までだったら他地区の狩場になってた時が多いこのレースを地元馬が制したのはその証だと感じました
そんなレベルの高い東海クラシックで戦える馬に成長してくれたら今後更に楽しくなりそうです

まとめ


言いたかった事を簡潔にまとめると

・7馬身差なので関係ないが走破タイム自体そこまで抜けてはいない
・能力検査で見せた脚力は本物
・笠松と陣営に感謝
・真面目に走るか否かは次戦が鍵
・とにかく勝ててうれしかった

こんな感じです

次走は本当に大事になると思ってて、今回のレースはぶっちゃけ半分追い切りみたいなレースで競馬的な中身はないので次走の1400mで中身のあるレースをしてくれると夢が広がると考えてます
砂被り、馬群対応等まだわからない事だらけな現実ですが、レースをして色々経験しながら無事に階段を登ってくれれば幸せです

今日はとにかくブリスタイムのかっこいい姿が見れて最高でした!今日のレースは内容云々よりちゃんと真面目に走る事だったと思うんでそれが見れて本当に嬉しかったです!
まだまだ何回でも魅せてくれると期待しています
また皆様おたおめしましょう


最後までご覧いただきありがとうございました









PS 今日実はブリスタイム◯口分の金が入った財布を無くしました
自分のせいなんでしゃーないんですが1日たっても引きずってます(笑)

これが笑える思い出になるぐらいの活躍してくれたら最高です!
タトゥー残しとかんとまたやらかしそうなんで書いといたっす

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?