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日記:バイトが決まらない。学校生活も疎か。すべてが苦しく、苦しい。

あらすじ

金が無く世界を支配できない→バイトルで日給2万の日雇いを見つけ応募する→WEB面接を応募する

朝10時。
30分後に面接があるぞ!と企業からの通知で起こされる。
アルバイトの面接といっても話すことは一つもない。自分の個人情報を提出して、イベントスタッフの業務に関する説明動画を見る。
形式上は合不合格という制度はあるけど、ほとんど意味がない。
合格すると日雇いの仕事一覧が見れるようになる。

「11/5  ゴブリン討伐 代々木  時間15:00~32:00 1万9000円」   
「11/5  薬草の採取 横浜 時間08:00~18:00 1万1000円」
「11/5  魔族の監視 渋谷 時間09:00~11:00 2,600円」

俺は横浜の辺境の村『ブエナ村』から近い仕事を探していた。バイトルでもそう検索した。でも実際には日雇いの派遣企業に登録させられるだけだった。俺の村から誓い勤務先はひとつもなく、日給2万なんてなかった。騙されたと気付くのは容易だった。


学祭打ち上げには参加しなかった。今日はシフトがなかったし飲み食いの為だけに帝都に行くほど体力がなかった。
と書いたけど真実はこうだ。確かに飲み会には楽しいだろう、でもなにもシフトが無いのに飲み食いだけ参加しようとするのは暇そうだし、なにより必死感あってキモくね?と思っていたのだ。なにかしても、なにもしなくても顔はキモいし立ち振る舞いはヘンテコだ。俺はそれに気が付かなかった。

大学にいて感じるのは、すべての行動がセックスに還元されるということだ。「ああ、つまりセックスなんですね」と。俺はそんな大学生活はやめたいし同時に適応したいとも思っている。この矛盾を同時に解決するには、世界を支配する力が必要だ。力は金で買える。俺は金を稼ぎながら、大学も卒業したい。再びバイトルやインディードを見ることにした。ただ今回はあることに気を付けた。高収入なんて存在しない。無産階級として生きるにはこの覚悟が足らんかった。


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