覚醒の話16 口ぐせが決める人生
以前に「口ぐせが人生を決める」というような内容の本を読んだことがあります。
正確なタイトルや著者は覚えていないが、確か、失業していた頃、図書館で借りて読んだ本であったように記憶しています。
細かい内容は省略するが、とにかく、プラスの言葉をたくさん使うことが人生では重要で、「ありがとう」「嬉しい」「やる気が出る」などの良い言葉(口ぐせ)をたくさん使いましょうということです。
反対に、普段からぶつぶつと嫌味や愚痴などのマイナス的な言葉(口ぐせ)を使うと、人生が暗転したものになってしまうということ。
日本には昔から、「言霊ことだま」と言われるものがあると信じられ、言葉は言霊となり、本人が発した言葉が、現実に実現化するという考え方があります。
私もそれを信じるものですが、そのことを知ってから、意識するようになりました。
ただ、いつもいつも、良い言葉ばかりを言い続ける、というのも、生身の人間には為し難い時もあるのが本当のところです。
時に、悔しい思いや、悲しい思いといったマイナス的な感情が出てくるのが人間ですし、そういう時に、「どうもありがとう。嬉しいな」などとは、なかなか言いにくいものです。
でも、極力そうした言葉は少なくして、常に、明るく、前向きで、楽天的・意欲的な言葉、口ぐせというものを意識して出すようにはしたいものです。
最近は、バスの乗降時、特に降りる際、若い女性や学生が、運転手に対して、「ありがとうございます」などと言う光景を多々見かけるようになりました。
また、職場などでも、「ありがとう」を言う人が多くなっているように感じます。
皆さん、プラスの言葉を使うと良いという情報を知っているようです。
とてもいいことだと思います。