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ちょっと?の話5 ニートの人たちに思う 一時の懈怠(けたい)は一生の懈怠(905文字)
2022年時点で、日本におけるニート(若年無業者)の人口は、57万人だそうです。
ただし、この人数は、調べ方によっても違うので、本当の数字ではないかもしれません。
病気でもなく、働ける身体があるにもかかわらず、仕事もせずに家中で過ごしているなんて、私にはちょっと理解できないですし、そうした現状には驚きです。
その方たちは、いずれは親も亡くなるわけだから、将来的にはとても困る状況に陥るでしょうし、この先晩年に至るころには、おそらく後悔するだろうと思います。
怠けた結果は大きいでしょうから。
仕事は辛く大変なこともあるけれど、頑張って働けばお金も入るし、元気も出てくるし、楽しい面もあるのに、それらを経験しない選択はホントに愚かだな〜と思います。
もっとも、何かの試験に向けて勉強しているから今は仕事をしていないとか、きちんとした理由があっての無業者なら、この限りではないとは思いますが。
いつだったか、NHKニュースを見ていたら、残業が月100時間くらいの違法超過勤務の会社が相当数あるとのことでした。
もちろん背景には、人手不足の問題があり、仕方ないとは言え、よくそんな超過重労働をしている人たちがいるな〜と私などは感じてしまいます。
私も三十代の働き盛りのころは、残業をしていたこともありますが、それでも、月にして40時間前後くらいではなかったかと思います。
ニートの現状人数を知ると、日本において人手不足が深刻になるのも頷けます。
だから、残業をしなければならない人たちが多く出てきてしまうのかもしれませんが、これは何とかしないと、働く日本人が大変なことになってしまいそうです。
人の死後、あの世でのランクは、この世での善徳、悪行などの行為によって決められる要素が大きい(因果の法則)らしいですが、あの世で一番重いとされる罪は、この世での「怠り」ということのようです。
だから、ニートの方たちは、大変な怠りの状態にあるわけで、すぐにでも反省し、改心し、何でもいいから働いて、自ら得たお金で生きるべきだと思うのです。
昔から「働かざる者食うべからず」と言われます。
「一時の懈怠(けたい)すなわち一生の懈怠となる」『徒然草』
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