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動植物の話3 心癒される机上のポトスに想う
机の上には観葉植物のポトスがあります。
もう何年も前に園芸店で購入し、以来、挿し木で生き続けています。
少し長めに茎を切り、水の中につけておけば、その内に根が出て伸びてくるから、とても簡単に増やせます。
ポトスに限らず、観葉植物は葉っぱだけなので面白みもない、と思われる向きがあるかもしれないが、花の咲かないこれはこれで、しっかりと主張しているものです。
春から夏にかけては、葉をドンドン茂らせ、茎からは根も出します。
窓際なので 日当たりの加減がちょうど良いのかもしれない。
ツヤツヤした新芽、形の良いハート形の葉、少しずつその数を増やしていくその姿。
白いカーテンの、柔らかな光を受けて育つポトスの緑が何とも言えずに心地いい。
四方に長く充実した茎からは、活き活きとした生命力を感じてやまない。
目を楽しませ、心を癒してくれるポトス。
ポトスを育てて感じることは、常に新陳代謝をしてやらないとダメということ。
普通、植物は、鉢から外して根を整理して少し切り、新たな土に植え替えてやると、また根を生長させ、元気になるものだが、ポトスはそうはいかない。それではあまり生長しないのです。
常に新たな挿し木によって、その生命をつないでいく。
古い根ではダメです。
ポトスは何よりも、新陳代謝が必要なのです。
常に新しい根。常に新しい葉。
代謝が常にあるから、いつも活き活きと生命力に溢れているのでしょう。
古いものではダメなのです。
常に新しいものが生きていく。
自分自身もそうであらねば、と思うのです。
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