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覚醒の話

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古典や書籍を読んでの感想や人生体験から悟ったことの話。
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2023年12月の記事一覧

覚醒の話21 私の好きな「温」という漢字について(831文字)

「温」という字は、実に良い漢字です。 旧交を温める 冷たい手を温める お弁当を温める 卵を温…

紫山
1年前
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覚醒の話20 「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」-菜根譚から-(742文字)

「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し」とは、菜根譚の中にある一説です。 もう少し長めに書…

紫山
1年前
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覚醒の話19 重要なのは確認作業-気をつけること-(1,030文字)

三十代の頃、私はある会社の経理の責任者をしていた。 決算書、予算書、税務申告書など、その…

紫山
1年前
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覚醒の話18 「知る者は言わず言う者は知らず」(685文字)

「知る者は言わず言う者は知らず」とは、老子の言葉です。 言葉通りなので、改めて説明するま…

紫山
1年前
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覚醒の話17 管理の大切さ-鉢植えの植物から-(877文字)

私は植物が好きなので、園芸店を見かけては、よく花の植木鉢を買います。 家の近くにも店はあ…

紫山
1年前
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覚醒の話16 口ぐせが決める人生(721文字)

以前に「口ぐせが人生を決める」というような内容の本を読んだことがあります。 正確なタイト…

紫山
1年前
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覚醒の話15 「小さな事から始めれば良い」-日めくりカレンダーから-

以前、日めくりカレンダーで、「小さな事から始めれば良い」という表記を見ました。 正にその通りで、どんなに壮大な事業も、幸福な人生も、全ては小さな事から始めた結果なのであって、これはそれを端的に表しているので、私の好きな言葉となりました。 例えば仕事や事業で失敗して、極端に低迷してしまった場合、人は、その悔しさを晴らそうと、「失敗する以前よりも凄いことをしてやろうとか、絶対にこれから凄い成功をしてみせるぜ!」みたいな気持ちになるものですが、果たしてその後の行動はどうであろう

覚醒の話14 「急がず休まず」(792文字)

「急がず休まず」 ゲーテの言葉です。 私は格言や名言が好きで、よくそうした関連の本を読みま…

紫山
1年前
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覚醒の話13 磁気安眠マクラに思う(668文字)

久しぶりに押入れの物を整理していたら、かなり昔に買った磁気安眠マクラが出てきた。 若い頃…

紫山
1年前
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覚醒の話12 「成るは厭なり思うは成らず」についての考察(558文字)

「成るは厭なり思うは成らず」という諺があります。 要するに、嫌なことばかりが成ってしまい…

紫山
1年前
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覚醒の話11 「お気に入りのブックカバー」-心地良い感触を大切に-(548文字)

読書が趣味の私は、よく電車の中で本を読みます。 その際、本の表紙には茶のスエードの革のカ…

紫山
1年前
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覚醒の話10 「怒りは敵と思え」-人生の考え時-

徳川家康の遺訓に、 「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し いそぐべからず~~ 堪忍は無…

紫山
1年前
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覚醒の話9 「必要なものは与えられる」という話(717文字)

以前に、どこかの動画で見たことかと思うのだが、「必要なものは与えられる」という情報を得ま…

紫山
1年前
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覚醒の話8 下稽古が財産

昔読んだ新聞で、ある若手の将来有望な指揮者がこんなことを言っていた。 「下稽古こそ財産です」 その人の顔も名前も忘れたが、そんなことを言っておられた。 現在どうしているのかは知りません。 私は何気なく読んだその新聞記事に、当時は納得した。 大切な真髄だと思ったからでした。 稽古をすれば、上手くなるのは当たり前で、何ら変わった話しではない。 当然のことであって、誰もが認知するところです。 でも、改めて「下稽古こそ財産」と言われてみると、とても深い内容が伝わってくるし「