動植物の話5 愛すべき片足のないオスの十姉妹(780文字)
昔飼っていた十姉妹のつがいは、三十羽以上の多くのヒナを孵してきた。
この二羽の繁殖力は旺盛で、年中、オスメス交代で卵を抱いている。
ヒナが孵り巣立ちして、別のカゴに移してやると、また適当に卵を産んでいた。
そんな中に、片足のない十姉妹が一羽いた。
ヒナから成鳥になる頃、カゴの金属に足を挟まれて、壊死してしまったのであった。
例えて言うなら、足はあるが、膝から先がないような状態でした。
だから短い片足はあるけれども、止まり木は掴めないという状態です。
これを見た時、可哀想