ままならない暮らしの歴史
一緒に暮らす恋人は一人暮らし歴が長いので一通りの家事は普通にできて、むしろわたしより丁寧にこなすことができる。
今日のカバー画像はきのう恋人が作ってくれた鮭の粕汁で、かなり美味しかった。
家事レベルが高い人と暮らせることはとてもありがたいことだけれど、わたしがいかに適当に暮らしてきたかを思い知らされることもあるのだ。
そういえばわたしが本当の意味で一人暮らしをしていたのはかなり短い期間なのではないか?と思って、ちょっと思い出してみた。
〜2012年 実家(宮城・仙台)
家事をしたくてもあまりさせてもらえなかった、というか母親のやりかたにすべて最適化されていた
そういう組織ってあるよね
2012年〜2013年 友人宅(東京・世田谷)
仕事も家も決めずにボストンひとつで上京して友人宅に転がり込む
一方友人は近所に彼氏がいてそっちに転がり込んでいたので実質友人宅がわたしの家になっており、家事をやらざるを得ず少しずつ覚えた
2013年〜2014年 個室シェアハウスで同棲(東京・中野)
仕事と彼氏が発生したがいかんせんふたりとも金がなかったので、個室に2人入居できるシェアハウスで同棲しながら金を貯めた
キッチンなど水回りが共有で、けっこうボロい家だったのでトラブルもまあまああった(くそでかいネズミが出るなど)
専有部分の掃除などはしたし、金がないので手間をかけて自炊や洗濯もちゃんとしていた
2014年〜2016年 同棲(東京・杉並)
前述の彼氏が仕事を得たので賃貸を借りて同棲を始める
お弁当を作ってあげたり自炊したりなど、なんだかんだで家事をやることが増えた
一方で場所が高円寺だったので飲酒が大変捗りつつ、仕事が忙しくて尿管結石になるなどして20代の終わりを過ごした
2016年〜2018年 一人暮らし(東京・杉並)
前述の彼氏との別離があり、だが高円寺は好きだったので近所の物件で一人暮らしを開始
バルミューダのトースターやドラム式洗濯機を買うなど独身OLの正しい浪費を行う
後半に仙台に暮らす人(大学院生)と1回目の結婚が発生して遠距離結婚をするもなんだかんだストレスがあり仕事を辞めて地元へ戻る
2018年〜2021年 1回目の結婚生活(宮城・名取)
仕事を休みつつ結婚生活を開始するも、相手は基本宮城にある実家と大学を往復しつつ合間にわたしの借りた賃貸に帰ってくるみたいな通い婚となる
ほとんどの家事をやれるようになるも、いかんともしがたい独学の感じがあった
2020年に始まったコロナ禍などいろいろあって結婚生活が破綻、離婚
2021年〜2022年 避難(宮城・仙台)
離婚後、仙台にある祖母宅で療養
お料理は祖母がしてくれたが掃除や洗濯は自分でなんとかした
古い家なので激寒であった
2022年 2回目の結婚とホテル暮らし(東京とか)
いろいろなことがあり離婚後すぐに再婚が決まる
が、相手(都内暮らし)が同居を望まない人なこともあり、どうしようかな〜という感じになる
当時ビジホが激安で月極プランなどもあったので、半年ほど都内と仙台のビジホをふらふらとする
掃除はスタッフ任せ、洗濯はコインランドリーを使う日々
2022年〜2023年 一人暮らし(宮城・仙台)
ひとまず荷物を集約して整理する必要があり、仙台駅に近いところに賃貸を借りて一人暮らしをする
便利な場所だったがどうしても一人暮らしが慣れず、また婚姻について悩むことが増えてどんどん病んでしまい毎月のようにどこかに旅行する日々
家事は最初は張り切ってやっていたが病んでいくに従って何もできなくなってしまった……
2023年〜2024年 一人暮らし(東京・中野)
このまま仙台にいたらしんでしまう!と思って都内に引っ越しするも、キッチンが狭くなかなか自炊が難しかったのが残念
結局2回目の離婚をすることになった、でもそれでよかったのだ
2024年〜いま 同棲(兵庫)
離婚後に付き合い始めた恋人の家でのんびり同棲を始め今に至る
恋人に正しい洗濯物の干し方を教わり目から鱗が出るなどする
こう見ると、わしって正式な一人暮らしは2016年夏〜2018年初旬の2年弱と、2022年〜2023年の1年間の仙台、2023年〜彼氏と同棲を始めるまでの1年弱ほどしかなくて、しめて4年弱くらい。
それ以外は、ぜんぜんひとりで暮らしてない。
30代以降の一人暮らしでむちゃくそ病んだことを考えると、もうひとりで住まない方がよさそう。向いてない。今の恋人を大事にします。粕汁ありがとうね……