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戴の麒麟を描く。
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饕餮以上の化物。というタイトルで描いた、珍しく二次創作のイラスト。
十二国記の中心人物と言うべきキャラクター高里要こと、戴国の泰台輔、字を蒿里。
泰麒である。
今日はポエムではなく、この泰麒を描いた思いについて書こうと思う。
我ながら、よく描けた。よく表現できたと思っている。
タイトルを饕餮以上の化物としているのは、琅燦の「言いようによっちゃあ、饕餮以上の化け物なんだよ……あの麒麟さんは」と言うセリフから。
小説内、また、アニメの中でも幼い頃の泰麒は可愛らしく、愛らしく、好奇心の強く心優しい見たままの幼子だと思ってしまうのだが、饕餮という厄災。怪物中の怪物を使役しているという。そういう子なのだ。
本イラストでは、阿選に角を折られ、鳴蝕を起こして再び蓬莱へたどり着き、後に魔性の子として書かれる彼を自分なりに表現したつもりだ。
鉛筆ツールで書いたゴウランも、しずかな狂気を孕んだ汕子もよく描けた。と言うより、この時点で魔性の子の時の2人がよく描けているようにおもえる。
珍しく、これは描けたぞ!と思ったイラストだった。
また時間が経てば感じ方は変わると思うが、絵を描き始めて実質8ヶ月程と考えればとりあえず満足しても良かろう。と思っている。
できれば、この後の白銀の墟の成長した彼も描きたいものでる。
いつになるかはわからないが。