宝塚記念 血統・調教評価

お疲れ様です。柊です。

宝塚記念の血統と調教の評価をしていきたいと思います。
評価の仕方などは過去記事を参照

それじゃ始めます。

宝塚記念のコース・ラップについて

阪神芝2200mというのはゲート出てすぐ200mほど緩い下りで加速がついてからの急坂で、それ以降はほぼ平坦、内回り3,4角の半径の変わる複雑なコーナーを曲がりながら緩い下り坂で向こう正面からそれなりに脚を使い続けた上で最後の坂を迎えるという形。血統的には欧州寄り、サンデー系が薄い所を狙い目に入れたい。ラップ的にはミドルペースかスローペースで最近多いスロー差し展開もあるとは思いますのでそこも考慮して評価していきたいと思います。

血統評価

6位タイ ユニコーンライオン 血統A

No Nay Never(米国血統)× Muravka(フランス血統)

血統的には父方がアメリカ血統ですが母方がフランス血統と欧州寄り血統で一昨年の宝塚記念2着の理由もこの点と持続力的な逃げで例年の宝塚記念と展開がマッチしたのも要因だと思います。
ただ今回評価を下げる理由として怪我してから能力が下がった気がするのと年齢です。
怪我してから逃げからの上がりが36〜35後半で良かった時は35前半で明らかに怪我で能力が下がった感もあり、今回メンバーレベルが上がるため辛い所があるためこの評価。

6位タイ ジェラルディーナ 血統A

モーリス ×ジェンティルドンナ(母父ディープ)

血統的には持続力型のモーリス産駒(ロベルト系)に母父ディープで上がりのタイムもいいしサンデー系も薄いので狙いたい所ですがエリザベス、有馬記念と結構有利な展開だったのも事実で今回武豊騎手に乗り替わりが1番のマイナス要因な気がします。
理由として福永元騎手と似たタイプの騎手で溜める騎手なんですよ。鳴尾記念、小倉記念とメンバーレベル低い所で勝ち逃し、その後のオールカマー、エリザベス、有馬記念と欧州血統が乗れる横山武史騎手(ロベルト系)とC.デムーロ(米国系溜める騎手だが海外騎手のため乗れる)と結果を残してます。
ただ唯一来る理由として挙げるなら母父ディープの存在でしょう。溜める騎手の特徴としてサンデー系、ディープ系の溜める競馬をし過ぎたのもありますので今回はピンパーの2択だと思います。

5位 ドゥラエレーデ 血統A

ドゥラメンテ × マルケッサ(母父オルフェ母母南米牝系)

血統的にはドゥラメンテの母方を強調する部分が今回上手く作用しそうな所があり、オルフェーヴル自身が欧州寄りの瞬発力を持つ馬で凱旋門も好走した理由でもあり、今回の血統的に重要視した部分でもあります。ただ南米牝系持ちなので去年2着のヒシイグアスや一昨年4着のカレンプーケドールと似た牝系
なので2 3着を目処にした方がいいかなと思います。一昨年のユニコーンライオンしてくれる馬はこれだと思います。

4位 ジャスティンパレス 血統A

ディープインパクト × パレスルーマー(米国血統)

血統的には母方の米国血統に欧州寄りの血がいるのがポイントです。そこの部分がこの馬がズブいと言われる理由だと思います。阪神走る血統ですがエンジンの点火が遅いのでどこで仕掛けるか鮫島騎手次第な所もあります。

3位 ブレークアップ 血統A+

ノヴェリスト × リトルジュン(母父クロフネ)

血統的にはドイツ血統寄りフランス馬ノヴェリストに母父クロフネ…どっかで見た血統…
はい クロノジェネシスと似た様な血統になります。
クロノジェネシスは父バゴで欧州血統にクロフネ
今回のブレークアップはドイツ血統寄りのクロフネ
母父クロフネは欧州血統と合わさった時に力を発揮してくれる馬で先行馬 今回評価されてもいい馬だと思います。

2位 ジオグリフ 血統S

ドレフォン × アロマティコ(キンカメ×サンデー)

血統的にはドレフォン産駒がダート馬だからと思ってる方はいますが…このジオグリフ実はドレフォンの母方の方が出てると思っています。某教授は「タルナワみたいな歩様」と言ってたように欧州寄りの柔らかさを持ってる馬 なのでドレフォン産駒でも芝を走れたと思います。この馬が勝てなかった理由として福永元騎手の溜める騎手の弊害もありますが勝てるのは乗りやすい馬なのかもしれません。(馬自体エンジンのかかりが遅いタイプ)
皐月賞はそこに注意したと福永元騎手も言っていた様にジオグリフの完璧な騎乗だったと思ってます。
皐月賞の位のペースならワンチャンあるとは思ってます。

1位 イクイノックス 血統SS

キタサンブラック × シャドーブランシュ(米国+欧州)

血統的には キタサンブラックやシャドーブランシュの良いとこ取りした馬と思って大丈夫だと思います。言わゆる競馬界の大谷翔平と思っていただいて大丈夫かと…そのくらい天才に近い馬です。
ただ1点良くない点を挙げるならBelgaの持つLe Fabuleuxが使い減りする早熟の血でエピファネイア産駒が早熟言われる部分でもあります。
実はボルドグフーシュもこの血を持っていて有馬記念以降あまり良くない理由がこれになります。(使い減りして)
一方イクイノックスは間隔を広く取り、大事に使われて来たのでまだ大丈夫な部分もあります。
だが今後いきなりガクッと下がる可能性がありますので動きなどは注意して見る必要はあります。

調教評価

6位 ライラック
5位 ジオグリフ
4位 ブレークアップ
3位 ジェラルディーナ
2位 イクイノックス
1位 ドゥラエレーデ

まとめ

今回 血統要素にプラスした部分が多いとは思いますが馬体とかは血統に反映される部分でもあり、騎手も然りだと思います。あとは最近の流行り(種牡馬戦国時代特有)であるスロー差しも要素として入れておくデータだとは思います。そのぐらい予想が難しい点が増えたのもありますが一昨年〜例年の宝塚記念と思ったらこの評価にはなります。
なので本当に参考までにのレベルなんですよね…
上半期最後なので上手くとれたらいいなと思ってます。

御観覧ありがとうございましたm(_ _)m

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