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人生を決めるのは命式ではないというお話

バランスの良い命式?偏った命式?

四柱推命を学んでいると、時折「バランスの良い命式」と「偏った命式」に目が行きがちです。確かに、理論上は五行が偏らず整った命式は「良い」とされることが多いものです。けれど、命式が人生そのものを決定づけるわけではありません。

正直に言えば、私の命式は偏りすぎていて、「どうしてこうなった?」と首を傾げたくなるような命式です。五行の偏りや強弱を見れば、「生きづらさ」を感じる部分も多いです。でも、実際に人生を振り返ってみると、命式だけでは語れないことが多いと気づきます。

命式が美しくても、生き方はその人次第

時には、教科書通りに「美しい」と言われる命式に出会うことがあります。五行がバランスよく配され、強弱の調和も取れている。こうした命式の持ち主を見ても、必ずしも平穏無事な人生を送っているわけではありません。むしろ、悩みや葛藤を抱えながらも、自分らしい生き方を模索していることが多いです。

逆に、極端に偏った命式を持つ人が、驚くほど充実した人生を歩んでいることもあります。「偏り」という個性を武器にし、自分ならではの生き方を貫いている人たちです。

人生を決めるのは「後天」の努力と選択

四柱推命では、命式は「先天の運命」として生まれ持った資質を表します。しかし、人生は先天だけで決まるものではありません。むしろ重要なのは、環境や努力、選択といった「後天」の要素です。

偏った命式だからといって嘆いても、命式そのものを変えることはできません。でも、自分の強みや弱みを知り、どう活かすかを考えることで、人生の質は大きく変わります。

結局、大事なのは「どう生きるか」

命式は人生の設計図のようなものですが、それに従って生きるかどうかは自分次第です。バランスの良し悪しに一喜一憂するよりも、与えられた資質をどう活かして、自分らしく生きるかを考える方がはるかに建設的です。

人の価値は命式で測れるものではありません。どんな命式であれ、「今をどう生きるか」に焦点を当てていけば、未来は自分で切り開けます。


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