2021年

 2021年が始まって4週間が経過したけれど、年が変わったから世界の状況が劇的に変化するわけでもなく、ワクチンが行き渡るまでは当分のあいだこの閉塞した状況が続くのだろうと思うと陰鬱な気持ちになる。
 2020年は人生史上マジで人と会わなかった年で、2月以降はほとんど会社に出社しなかった。1回、PCがマジで電源が入らなくなって、ヘルプデスクへと持ち込み対応をしたぐらいだ。僕が勤めている会社へは駅から地下街を通ってアクセスすることができるのだけど、オフィスまでの地下街にあれだけあった店舗は成城石井とセブンイレブン以外、軒並み死滅していて、過酷さを思い知らされた。あまりにも諸行無常な光景に学生時代、たまり場だった友人宅のロフト(暑すぎてエアコンが効かない)に転がっていたカメムシの死骸をふと思い出したりした。なんでカメムシが転がっていたのか謎だけど、不動産さんに話を聞くとロフトにカメムシが転がっているのは、わりとありふれた光景らしい。謎。
 話が脱線したけれど、今年も似たような感じで終わるような気がする。ファイザーとか製薬会社の人たちが一生懸命頑張ってワクチンを戦時生産体制で作ってくれているけれど、どれだけ頑張ってくれても物理的な生産・運搬・摂取には、それぞれの専門家の人たちが対応する物理的な限界点があるし、面での制圧能力が高すぎて消火にはそれなりの時間を要するだろう。世の中は突然良い方向へと動くことはなくて、悪い方向へと動くことだけが多々ある。この世界がゲームだとしたら、バランス調整をしたゲームデザイナーはエアプすぎだし、あのウィルスのバランス調整をしっかりやったのか?と思ってしまうけれど、fgoにおけるキャストリアのように、環境確変的な要素としてぶち込んだとしか思えないぐらい性能が壊れなので、ゲームだとしたらおそらく意図的なのかもしれない。たぶん。地球の運営は死んでほしい。切実に。
 世界がぐちゃぐちゃに燃えて、人生と向き合う時間が増えたことで、これまで目を逸してきた人生の諸問題について考えることが増えた。どうすればいいのかわからないけれど、悩んでいても時間は流れていくし、評価面談の時期がやってくるので勉強をしている。資格試験申し込んでしまったので、合格しないとまずいんだけど、どうにかなるかな。人生なんもわからん。

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