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web3コミュニティ運営で得ることができるもの|Web3コミュニティ運営の教科書 - 入門編

1-1. web3コミュニティ運営で得ることができるもの

web3コミュニティに関心はあるけど、よくわからないという方も大勢いらっしゃることかと思います。まず最初にweb3コミュニティに参加することでどんなものが得られるのでしょうか。
そのことがわかると、ご自身の状況やバックグラウンドに照らし合わせて、web3コミュニティとは何かということを判断しやすくなると思います。
この章では具体的にどのようなメリットがあるのかを紹介しますので、ご自身の動議付けにご活用ください。
なお、このパートは、GinzaSix(@six_ginza)が執筆を担当しています。

(https://twitter.com/six_ginza)

【経験値】
まず一番大きいのは、ほとんど誰もやったことのない日本で数十人しかいないタスク経験ができること、そしてそのニーズが今後ますます必要とされそうだということです。
いわゆるweb2の標準的なヒエラルキー型の組織と、コミュニティを大切にし、自分のできうることを率先して自発的に行う組織は、価値基準も評価基準もまったく異なります。もしかすると180度異なると感じる人もいるでしょう。
何事も慣れておくことが一番です。
その経験の将来価値ははかりしれないものとなるでしょう。
【モチベーション・充実感】
前述のように、いわゆるweb2というヒエラルキー型組織で達成率によって管理する世界から、web3のフラットで自発性を誘発するようにコミュニケーションを行う世界で感じられるモチベーションや充実感は異なる気がします。
前者は、達成率やポジションのアップなど数値的に測れるものをよりどころにしていることが多く、報酬としても最も可視化された金銭で評価されることがほとんどです。
測れるもので、数値的基準による競争によるモチベーション・充実感が中心となります。
後者は、フラットなコミュニティです。一番近い例えで言うと、学生時代に文化祭を盛り上げるため、みんなでワイワイ言いながら自分たちができることを考え、役割を分担し、一から作り上げていく感覚に近いと感じます。
金銭的や数値的な価値観ではなく、一体感として精神的満足感・充実感が得られ、非常に楽しい経験となります。
一度はまるとなかなか抜け出せなくなります(笑)。
【リレーション】
ヒエラルキーや権利の囲い込みを中心としない世界なので、本名も知らない会ったこともない人などが比較的スムーズにチームとして機能し、リレーションによる絆や信頼関係を高めていくことができます。これはヒエラルキーな組織に属しているとほとんど味わえない感覚です。またコミュニティを複数兼務している人も普通で、さらにリレーションとしての輪が広がりやすい環境になっています。
最近はリアルイベントが増え、会ったことのない、Twitterなどのアイコンのイメージしかない人たちと出会う機会が増えてきています。なぜか古くからの友人のように打ち解けることができます。
【報酬】
残念ながらコミュニティ運営での報酬は、目的志向・達成型志向である実社会であるweb2企業から得られる報酬に比べるとまだまだ少ないです。
しかし、昨今web2企業のweb3進出もかなり活発化しており、経験値のないweb3コミュニティの運営に関して金銭的報酬が用意される場合も少しずつですが増えてきつつあります。
また、NFTやトークンといった経済価値が将来上昇しそうなインセンティブを報酬として得られる機会は多いです。これは創業メンバーとして株式を取得したり、ストックオプションをもらったりするものに近いと感じます。また、一つだけでなくいくつものコミュニティを掛け持ちすることが可能だったりしますので、現職を辞めてweb3の仕事一本に集中される方も増えてきている印象です。
有望なプロジェクトのNFTによっては、発行後の1枚あたりの価格が2~20万円を超えるものもあり、コミュニティ運営者は貢献度に対して数十枚保有していることも多く、仮に1枚10万円で100枚保有していると時価評価額は1,000万円となります。
仕事を辞めて、NFTプロジェクトにかけるということもまんざらバカげた話ではないように感じませんか。
これらのようにweb3のコミュニティ運営では、従来の組織では得られないような様々なメリットがあります。当然不確かな部分も多くリスクもあるでしょう。しかし、もしかしたら、リスク以上の期待値がある数少ない分野なのかもしれません。
これを読んで興味が湧いた方はまずお試しとして、コミュニティに入るアクションを起こしてみてはいかがでしょうか?

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