小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 10-何か方法は
第2章 検索・試作・模索。そして捜索と創作。 ー2ー
「運動不足である」と思いたい反面、症状や先生の言葉から「小脳障害」であろう事はほぼ間違いないだろうとも思っていた。
ならば、少しでもマシになる方法を探したい。
「大人になったら自然にマシになる」かもね
なのをただ待つのではなく、
「現時点から少しずつマシに」する方法を探すしかない。
どこかで聞いた「脳は足りない機能を補足する」とか何とか。
大怪我して脳の一部を切除するも、切除した箇所が担ってた機能を残った脳が補完したとか何とか。
医学的なことはよく分からないけども、まだ小さいし可能性はある。
症例があるのだから、他にも同じ症状の猫がいるだろう。
同じ症状の猫を飼ってる人のブログ等がないものかと検索しまくった。
2015年5月19日 7時ごろ撮影
アームカバーで盛り上がるハル(仮)
元気すぎてブレブレ。w
ーヒットしないし、気持ちは落ちるー
「小脳障害」「小脳形成不全」「小脳変性症」の「人」についての記事はヒットする。
でも、2015年当時における「小脳障害」の「猫」の情報はかなり少なかった。
見つけたのは、私と同じように「どうしよう」と思っている方のもの。
そして当時の5年以上前に更新された古い記事がほとんどで、新しい情報がない。
さらに言えば
「希望を持てる記事」が ない。
小脳障害は「運動機能」に影響するため、見つけた記事の中には
「四肢の運動機能失調があり、完全介護」であったり、
「今までありがとうございました」の締めくくりであったりして、
当時の私にとってはマイナスの刺激が強い記事しか見つからなかった。
2015年5月24日 19時ごろ撮影
乳歯が生えた日から逆算して、生後およそ1ヶ月あたり。
ー方針変更して見えてきた希望ー
探せば探すほどしょんぼりどころか、切なくなってきたので検索の方針を変えることにした。
「歩けない猫」「脚の不自由な猫」「麻痺」「治療」「治癒」といったワードに変える。
そうすると色々出てきた。
事故や病気で歩けなくなった猫にマッサージをして回復した記録とか、
猫用の車椅子を作成した記事とか、鍼治療とか。
ほら!!あるじゃん!
全くダメってことはないじゃん!
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以下は当時の私がメモとして残していたリンクと、小脳障害の猫の動画の一部です。
https://commonpost.info/?p=78390?p=78390
歩けなかった子猫が猫専用歩行器によるリハビリで歩けるように!!
https://matome.naver.jp/odai/2136021052682805501
感動のストーリー!生まれつき歩けないネコに歩行器を作った高校生たち
https://www.youtube.com/watch?time_continue=12&v=dJQG6V1MOVY&feature=emb_logo
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そうか、なるほど、歩行器!!マッサージ!!
色々あるじゃん!
諦めるにはまだ早い!
言ってもまだ生後1ヶ月。
いわゆる「リハビリ」が有効な可能性は存分にある。
健常な猫から見た100%にはならなくても、
今の「3歩進んですぐ転ぶ」な状況からは変わるはず。
何でもいい、とりあえず試してみるしかない。
そこから色々模索する日々に変わっていった。
ー続ー
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