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小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 06-早く離乳食へ

第1章 まずは大きくなろう。話はそこからだ。 ー3ー

哺乳瓶を2個に増やし、平日のスケジュールに合わせて授乳タイミングを変える。

出勤前、昼休みタイミング、帰宅後。
そして夜22時ごろと、夜中2時ごろの計5回。

そして、授乳タイムアタックの予行演習。

仕事先のビルまで行って、現実に即した時間で実験開始。
「おそらくこの時間になるだろう」に発車する電車に乗り、家まで走る。
シミュレーションした通りにミルクを飲ませてトイレを済ませ、家を出られる状態になった時の時間を見る。
帰りの電車に乗るための出発時間より数分の余裕がある。

・・・やれるもんだ

残った数分は、ユウナを撫でる時間に充てることにした。w

あとは、「起床後に全て準備できるか」どうかにかかる。
寝坊したらアウト。www

そうなったらそうなった時で諦めよう。

仕事に行くのを。w

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2015年5月6日14時ごろ撮影
授乳タイムアタックの予行演習に付き合わされた後


ーミルクが合わない?ー

保護後数日は便秘がちだったものの、ミルクを飲ませ始めてから便が緩くなり、一向に改善しないハル(仮)。
病院からビフィズス菌の薬?をもらい、ミルクを何種類も試し、友人からヤクルトやビオフェルミンなどの裏技を聞いて試すも変わらない。

便が緩いのもあるのか、いつも気づかないうちにトイレを済ませてしまうために下半身のおなか側がどうしても汚れてしまう。
その度に洗ってあげてはいたのだが、どんどんただれてきて下半身の毛が抜け、ツルツルになり始めていた。

お腹に虫がいる?と病院で何度か便を検査してもらうも陰性。
整腸剤で多少マシになれども、やはり緩い。
他の原因を調べるには血液検査が有効だが、今の体重では難しい。

先生曰く。
ひとまずこれはミルクが合わない体質と見るのが良さそう。
なるべく早めに離乳食へ移行するのが現時点での解決策。
とのこと。

もうそろそろホントに不味い。
下手したら2度と生えなくなるかもしれない。

と思ってた矢先に乳歯の片鱗が見えた。
2015年5月8日。
保護から6日目のこと。

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2015年5月8日 午前8時ごろ撮影
下あごに牙らしき白いモノ。

ー生後10日ほどではぐれた子猫ー

調べてみると、
子猫の乳歯が生え始めるのは生後2週間あたりから。

ハル(仮)を保護したのが5月2日。
乳歯を確認したのが5月8日。

遅めに見積もっても、保護したのは生後10日頃。
授乳間隔2〜4時間、と言われる頃合い。
私が最初に見かける少し前に親とはぐれた、と仮定しても12時間超。
下手したらもっと長い時間、一人で空腹で過ごしていた。

ほんと強運で強い子である。


ーミルクと並行して離乳食もー

お腹が緩いので数日おきに病院へ通う。

乳歯が生えかけているのを見た先生からの
「そろそろ離乳食チャレンジしましょう」
のゴーサイン。

それはいいとして・・・
授乳タイムアタックのタスクに、離乳食を食べさせるのも追加?!

残り数分の余力はあるけども・・・。ぐぬぬ・・・。

・・・流石に時間が足りないので、お昼はミルクだけにしよう。
自分で食べられるようになったら、ご飯を置いておく方針で。w

とかなんとか言ってる間にも、下半身のただれが酷くなってきていた。

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2015年5月8日 8時頃撮影
この頃の一番お気に入りの写真。
題:「それいけハルちゃん」

ー続ー

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