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還暦おやじのスタディアブロードWith ウクレレ㊾機内アナウンスレッスン

機内アナウンスレッスン

 マーガリンのレッスンは、私が録音してきた空港でのアナウンスを書き移すことから始まったが本当に難しい。

スペルの間違いを何度も指摘された。

 Good evening, ladies, and gentlemen.

Welcome aboard Jetstar Airlines flight 36 to Manila.
Your pilot today is Captain Ichiro Yamada, and my name is Hanako Suzuki.
Your senior cabin crew on this flight. We are now ready for departure. Please make sure that your seat belt is securely fastened. Our flight time to Ninoy Aquino International Airport is expected to be 4hour and 35minutes.
Your cabin crew are looking forward to serving you.
We hope you will enjoy your flight with us. Thank you.

皆さまこんばんは。今日もジェットスター36便、マニラ行きをご利用くださいましてありがとうございます。
この便の機長は山田一郎、私は鈴木花子でございます。皆様の客室乗務員です。まもなく出発いたします。
シートベルトを腰の低い位置でしっかりとお締めください。ニノイアキノ国際空港までの飛行時間は4時間35分を予定しております。
お気軽に乗務員に声をかけてください。
それでは、ゆっくりおくつろぎください。

 マーガリンから発音のコツとして「Ladies.」から「and.は、“Ladiesnd”となり。「Gentlemen.」は、ジェントルメンではなく、ジェロメンとなるらしい。従って、レディスアンジェロメンと聞こえるし発音する。

その他語尾を下げるとか一呼吸置くとか色々と教えて貰ったが私にはタフなレッスンだった。

それでも、何回か自分でセンテンスを読むうちに録音の内容が聞き取れるようになった。

  次回は着陸時の機内アナウンスにトライすることに決まった。宿題は、この離陸のアナウンスを3回書き取りして、3回吹き込むことだった。どんどん宿題が多くなるのは、もうあきらめるしかない。

フィリピンで散髪「keep the change.」

チョット大きめの理髪店

   マーガリンとのレッスン後に近くの商店街に向かった。床屋は2軒あった。一軒は、チョット大きめの理髪店でもう一軒は本当に小さな個人商店だった。先生に相談した時は、ショッピングモールの中の理髪店の方が安心だと言われていたのに、一番小さな理髪店を選択したしまった。

それはその方がわくわくしたからだった。

理髪店


 サインポールは日本と同じものがクルクル回っていた。店内を覗いてみると理容椅子が二つあり客は一人だけだった。

外に椅子が何客も並んでいたので、椅子に座って待っていると店主が声を掛けてきて、中へ招き入れてくれた。

店:「Do you speak English?」英語を話しますか?

鍵:「Just a little.」少しだけ。

店:「Okay, Are you Korean?」分かりました。あなたは韓国人ですか?

鍵:「No, I’m Japanese.」いいえ、日本人です。

店:「Is that so?」そうなのですか?

鍵:「Yes, that’s right. Do I look Korean?」はい、その通りです。韓国人に見えますか?

店:「I’m so sorry. I like K-pop. I’m studying Korean now.」大変申し訳ありません。Kポップが好きなのです。今、韓国語を勉強しています。

鍵:「Nice!」素晴らしい!

店:「I want to go to Korea and see K-pop.」韓国旅行に行ってKポップを観たいのです。

鍵:「I hope you can go.」行けるといいですね。

店:「Did you get a job in Manila?」マニラは仕事ですか?

鍵:「No, I’m studying English conversation.」いいえ、英会話の勉強です。

店:「Seriously?」マジですか?

鍵:「Yes, true.」はい、そうです。

店:「Excuse me, how old are you?」失礼ですが、おいくつですか?

鍵:「I’m 64. 」64歳です。

店:「I was surprised. You are the same age as my father. Why do you study English conversation?」驚きました。あなたは私の父親と同じ年です。どうして、英会話を勉強するのですか?

鍵:「It’s one of my hobbies. 」私の趣味の一つだからです。一瞬、東京オリンピックでボランティアをやるからと答えようと考えたが、会話が複雑になるからと、思って適当に答えてしまった。

店:「How about studying.」勉強の方はどうですか?

鍵:「I’m tired.」疲れます。

店:「Doing what?」どうして?

鍵:「Homework. I dislike it.」宿題。私は宿題が嫌いです。

店:「Me either.」私も嫌いです。

鍵:「How about studying Korea.」韓国語の勉強はどうですか?

店:「I’m busy.」忙しくて。

鍵:「Working?」仕事で?

店:「Video game.」ビデオゲーム。

鍵:「I see.」なるほど。

店:「Wow. Oh sorry. What kind of hairstyle do you want?」わあ~。あぁ、すみません。どんな髪型にしますか?

鍵:「Please do it like that.」あんなふうにしてください。といって、写真を指さした。

店:「Is this hairstyle okay?」この髪型でいいですか?と写真を指さした。

鍵:「Yes, it is.」はい。

店:「Do you want shampoo?」シャンプーをして欲しいですか?

鍵:「No, I don’t.」いいえ。

店:「What do you do with sideburns?」もみあげはどうしますか?と言いながらもみあげのところを指さしたので「sideburns.」がもみあげだとわかった。

鍵:「Make it the same length as that photo.」あの写真と同じ長さにしてください。

店:「I understand.」分かりました。といって、カットを始めた。

鍵:「Do you know any Japanese singers?」日本人の歌手を誰か知っていますか?

店:「No, I don’t know. I know Yuta Tabuse. Do you know him?」いいえ、知りません。私はユウタタブセを知っています。あなたは知っていますか?

鍵:「No, I don’t know. What is he doing?」いいえ、知りません。何をする人ですか?

店:「He is Japanese. And he is the first NBA player. I’s amazing that he became a NBA player even though he was short.」彼は、日本人です。そして、日本人初のNBA選手です。身長が低いのにNBAの選手になったというのが驚きです。

鍵:「What’s NBA? 」

店:「NBA stands of National Basketball Association.」NBAはナショナル・バスケットボール。アソシエーションの略です。

鍵:「I see. Do you like basketball?」なるほど、バスケットボールが好きなのですか?

店:「Of course, I do. The most popular sport in the Philippines is basketball. The dream of Filipino boys is to become a professional basketball player. 」勿論、そうです。フィリピンで一番人気のあるスポーツはバスケットボールです。フィリピン人の男の子の夢はプロのバスケットボール選手になる事です。

鍵:「Is that so. I didn’t know that.」そうですか。知りませんでした。

知っていたが知らないふりをしてみた。

店:「What is the most popular sport in Japan?」日本で一番人気のあるスポーツは何ですか?

鍵:「Lets me see. I’m not sure. I think it’s soccer or baseball.」えーと、良くわかりません。多分、サッカーか野球だと思います。

店:「Is basketball in Japan?」日本ではバスケットボールは人気がないのですか?

鍵:「I guess so.」おそらくそうだと思います。

店:「By the way, What kind of hairstyle is popular in Japan?」ところで日本ではどんな髪型が流行はやってますか?

鍵:「I’m not sure. I’m not interested in hairstyles.」良くわかりません。私は髪型に興味がないから。

と、ほとんど会話がかみ合わないまま、カットは終わった。

店:「That’s all. It’s 80 pesos. 」これで完成です。80ペソです。

鍵:「Thank you. It’s one hundred pesos. Keep the change. 」ありがとう。100ペソです。お釣りは取っておいてください。

 といって、床屋を後にした。並びにあるキヨスクみたいなお店で、ミネラルウオーターを5本買って部屋に戻り、ユウタタブセでググってみると、田臥たぶせ勇ゆう太た1980年10月5日生まれ。日本の男子プロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。神奈川県横浜市金沢区出身。日本人初のNBAプレーヤー。身長173cm、体重76キロ。

 身長の表記は間違っているのではないかと感じた、だって私の認識ではバスケットボール選手といえば2メートル近くある大男がぶつかりあうスポーツというイメージがあるからだった。

 それにしても、私と同じ位の身長の人がアメリカでプロバスケットボール選手になれるなんて、驚きとともに少しだけバスケットボールに興味が湧いてきた。

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