還暦おやじのスタディアブロードWith ウクレレ㊴自己紹介の時にウクレレ演奏
英語での自己紹介の段取り
ウクレレを演奏する時間があればカントリーロードを弾き語りして、皆さんと一緒に歌いたいと考えているので。もう少し時間を使っても良いですか?
「Can I spend a little more time? 」
カントリーロードという曲を知っている人は一緒に歌ってください。
「If you know the song Country Roads, please sing along. 」
私はジャムにフレーズごとに発音と内容をチェックして貰っている。
j:「Shigeki, sorry, Shige, I think it’s a wonderful self-introduction.」シゲキ、ごめん、シゲ、素晴らしい自己紹介だと思います。
鍵:「thank you.」ありがとう。
j:「You have a literary talent.」あなたは〇〇タレントですね。
鍵:「what? Lite・・talent」リテタレントって?
j:「L・i・t・e・r・a・r・a・r・y. literary talent. Another way to say, you have the talent to write.」L.i.t.e.r.a.r.yでliterary タレント、別の言い方だと、あなたは文章を書く才能がある。
桶:「ご隠居。褒められておりますな。ひひーん。」
鍵:「こら、助さん、冷やかしてはいけませんぞ。」
j:「what did you say?」何と言いまいしたか?
鍵:「I’m glad you praised me. Writing sentences is also my job.」褒めてもらえて嬉しい。文章を書くのも仕事ですから。
j:「Do you have a writing job?」文章を書く仕事をしてるの?
鍵:「Yes, I have published a business book.」はい、私はビジネス書を出版しましたよ。
j:「It’s amazing. You are great person, aren’t you?」驚きです。あなたは凄い人なんですね。
鍵:「No, I’m not.」いいえ、そんなことないですよ。
j:「Why don’t you talk about that in your self-introduction?」どうして自己紹介の時にそのことを話さないの?
鍵:「I don’t think it has anything to do with studying English.」英語の勉強と関係ないとおもうから。
j:「I think everyone will respect you.」皆から尊敬されると思うよ。
鍵:「I don’t want to be respected. Rather than that, I want to explain the traditional Japanese culture.」尊敬なんかされたくない。それよりも日本の伝統文化について説明したい。
桶:「ご隠居。そうでおま。尊敬されるより楽しい人、愉快な人と思われたいなら、耳の一発芸を披露するのが良いでござんす。」
ジャム先生は名優!
鍵:「そうかな。でもウケなかった恥ずかしいからなぁ。」
j:「What is it.」なんですか?
鍵:「Well, let me see. I want to be considered a funny person. You know. Rather than being respected.」えーと、えーと。私は愉快な人と思われたい。えーと。尊敬されるよりも。
桶:「ご隠居。格好いいでござる。」
j:「Then why not just do the performance?」それならさっきのパフォーマンスをやればいいんじゃない?
鍵:「Is that a toy ear?」それっておもちゃの耳の事?
j:「That’s right」そうそう。
鍵:「Will everyone laugh?」みんな笑ってくれるかな。
j:「No doubt, everyone will laugh loud. You should definitely do it.」誰もが大爆笑することは間違いないわよ。是非、やるべきだわよ。
鍵:「Alright, I’ll try it. Help me?」よし、やってみるよ。手伝ってくれる?
j:「what can I do for you?」どうしたらいいの?
鍵:「I want you to answer when I ask a question.」私が質問した時に答えて欲しいんだ。
j:「Sorry I can’t understand. For example, what do you mean?」ごめんなさい、良くわからないわ。例えば、どういうこと?
鍵:「Let me see. Do you know about Japanese prime minister Shinzo Abe?」そうだなぁ。日本の安倍晋三総理大臣って知ってる?
j:「Yes, of course I know.」はい、当然知ってるわよ。
鍵:「If I asked you when I introduced myself, please say so.」自己紹介の時に聞いたら、そう言ってね。
j:「Okeydokey.」いいわよ。
鍵:「Let’s practice.」では、練習をしよう。
j:「Yes, let’s do it.」はい、やりましょう。
鍵:「I’m 64 years old. I am the same age as Shinzo Abe. Do you know about him?」皆さん、彼のことを知っていますか?
j:「Hahaha. Yes, of course I know.」ハハハハッ。はい、勿論知っているわ。
鍵:「Good. But You don’t have to laugh.」いいね。でも笑わなくっていいんだよ。
j:「Sorry. I’ve never practiced this.」ごめんなさい。こういう練習したことないので。
鍵:「No problem. Good.」問題ないよ。いい感じだよ。
j:「Thanks.」」ありがとう。
鍵:「Next. And I’m a fan of Pacquiao.」次、そして私はパッキャオのファンです。
j:「Really? Yes. Me too.」本当に?やぁ、私もそうです。
鍵:「Great. You are a good actress.」とてもいいよ。君は名女優だ。
j:「Not really.」いや、それほどでもないですわ。
鍵:「Next. Do you know of Hokusai?」皆さん!北斎を知っていますか?
j:「No, I don’t.」いいえ、知りません。
鍵:「Ok .Google it later.」いいよ.ググってみてね。
j:「Okeydokey」いいよ。
鍵:「Do you know about Rakugo?」落語について知っていますか?
j:「Yes, I know. I have seen the Shoten.」はい、知っています。笑点を見ます。
鍵:「Nice!」いいね!
j:「Do something interesting.」何か面白いことをやって。
鍵:「Pardon?」なんですって?と言いながら耳の一発芸をやってみた。
j:「Wow! That`s funny. The word “pardon” is not used much these days. That good point.」わー、面白い!pardonは最近あまり使わないわよ。そこがポイントね。
Pardon?は最近使わないらしい。
鍵:「Why not use it?」どうして使わないの?
j:「Because it’s crap.」それは、ラップ。
鍵:「I can’t catch you. What’s ラップ?」聞き取れませんでした。ラップって何?
桶:「ご隠居.」
鍵:「なんですかな。助さん。」
桶まんは、部屋の中を浮遊したり私のベッドに横になったりしているので、集中できない。
私が右を向いたり左を向いたりしているのをジャムは不思議がっている。
j:「Shige. What’s wrong?」シゲ。どうしたの?
鍵:「Jam. Wait a minute.」ジャム。ちょっと待って。
桶:「ラップではなくcrap、ダサイでござる。」
鍵:「Crapそうかありがとう」
j:「Yes, it’s crap. Who are you talking to?」そう、ダサイよ。誰と話してるの?
鍵:「No, I’m not talking to anyone. It’s a practice Rakugo.」いいえ、誰とも話していませんよ。落語の練習です。
桶:「ご隠居。ごまかすのがうまいでござる。」
鍵:「ほっといてくださいな。」
j:「Oh, great! you can speak Rakugo?」おー凄い!落語ができるんですね。
鍵:「Yes, I can do a little.」はい、少しだけ。
助さん格さんもういいでしょう。
桶:「ひかえおろう、この紋所が目に入らぬか」
j:「Awesome! I want see it.」凄い!私、見てみたいわ。
鍵:「I wish I had the opportunity.」機会があったらね。
桶:「あっしも見てみたいでおま。面白かったら座布団を差し上げるでござる。」
鍵:「ほっといてくれ。それより自己紹介の時のサポートたのみましたよ。よいですな。助さん。」
桶:「You got it.」ガッテン承知でござる。」
j:「It is about time to finish. Do you have any questions?」そろそろ終了の時間よ。何か質問はある?
鍵:「No, I don’t.」いいえ、ありません。
j:「Are you nervous?」あなたは緊張してますか?
鍵:「Yes, I am.」はい。
j:「Relax and confident. Don’t be nervous. See you later.」リラックスして自信を持って。ナーバスにならないでね。またあとでね。
鍵:「See you. Bye-bye」後でね。ばいばい。
ジャムは、手を振りながら部屋を出て行った。
昼食に向かう前に持ち物をチェック。自己紹介が書いてある準備ノートとカントリーロードの楽譜、そしてウクレレをリュックにいれて、耳のおもちゃはポケットにしまった。
桶まんは一度まんごろうにもどらせて、準備完了。あっそうだ、自分の自己紹介を録音するためにスマホもリュックの脇の小さいポケットにいれた。
鍵:「助さん。またあとでな。頼りにしておりますぞ。」
桶:「ご隠居。あっしにまかしておくんなせい。」
鍵:「とっととうせやがれ。このすっとこどっこい」
桶まんの姿は消えた。
ユリさんの英語での自己紹介
食堂では、イベントの準備が進められていた。今日はいつもより人が多いようだ。中には見慣れないスタッフも何人かいる。だが、肝心なジャムの姿は確認できない。
高齢者テーブルや中級者テーブルには、空席がないくらいに人がいて話をしている。
上級者テーブル付近では、今朝声をかけてくれた若い女性がペーパーに目をやりながら英語で指示をしていた。その姿は凛として恰好いい。
ユリさんやチエさんから隣に座るように合図をしてもらったので、リュックを背中から降ろして前に持ち替えて、席についた。
ユ:「こんにちは。今日はいよいよ自己紹介だわね。」
鍵:「今日は、ずいぶんと人が多いね。それにしても日本語を使っていいの?」
チ:「このイベントの時だけは、許されるのですわよ。」
鍵:「そいつはいいや。ユリさん。言葉に詰まったら日本語で話しちゃうのもありだね。」
ユ:「私はこのペーパー見て自己紹介するので、まったく問題ないわよ。」
鍵:「見てもいいかな。」
ユ:「ノープロブレムよ。」
鍵:「凄く短いんだね。これならスグに終われるじゃない。」
ユ:「そうね。30秒あれば充分だわ。良かったらシゲのペーパーを見せてよ。」
鍵:「良いけど、この通り出来るかどうか分らんけど。」
ユ:「随分長いのね。それに、何か所も修正してある。この笑いマークは?」
チ:「どれどれ、私にも見せていただけるかしら。あら、本当に長いわね。」
ユ:「シゲはペーパーを見ないって言っていたけど、どうすんの?」
鍵:「そうなんだ。見ないで頑張ってみようと思っているんだ。」
ユ:「凄いわ。頑張ってね。」
チ:「シゲ。応援させていただくわ。」
そろそろ、イベントが始まるみたいだ。狭い食堂はぎっしり人で埋まっている。中にはイベントを盛り上げようと、ウサギの被り物やミニーちゃんの耳の着いたカチューシャを頭に付けているスタッフもいる。
その中に、ジャムの姿を見つけた。彼女はなぜかタンバリンを手に持って、事務長のトモコと何やら笑顔で話をしている。
マンゴウとフルーツもカスタネットみたいなものを手に持ってニコニコしながら、壁際に立ってスタッフたちと談笑している。
マーガリンは、腕組みをして最前列で仁王立ちしている。
司会の女性が立ち上がって、イベントの開始を英語で告げている。そして、司会を務めるのは2回目だが特典としてスタッフTシャツを貰ったことを説明した。
全部は聞き取れないが、今日の発表者は4名のようだ。
その内の1名は、帰国する人で後の3人が最近このスクールに来た人というように言っているようだ。
最初の発表者の若い女性が司会者から名前を告げられ、ハイ、と返事をして立ち上がって他の上級者メンバーの男性にエスコートされて、食堂の真ん中に設置されたスタンドマイクの前に立った。
彼女は、スタンドマイクのところの譜面台に、持参してきたノートを広げて頭を下げたままでいる。
スタッフや上級者メンバーからケイ頑張ってと言われて、頭を上げたが彼女の顔は涙であふれていた。
それでもハンカチで涙を拭きながらノートに書いてある英文を読み上げた。多分、彼女が云っていたのは、このスクールに3か月いたことは素晴らしい経験だった。
皆さんにやさしくしていただき感謝している。これからは、オーストラリアでワーホリをするがマニラの事も皆さんの事も一生忘れない。
又、このスクールに来たいと考えています。スタッフ、先生、一緒に学んだ皆さん、本当にありがとうございました。という内容だったと思う。
スタッフの方も先生も生徒達もしんみりと聴いていて、涙を拭いている方も何人かいた。
私も卒業式を思い出して、ジーンときた。頭の中では、♪仰げば尊しわが師の恩♪が流れていた。
大きな拍手と鳴り物に背中を押されながら彼女は元の席にもどっていった。
司会者は、次の発表者を紹介している。ユリお願いしますと英語でいっている。
ユリさんは、無言で立ち上がってスタンドマイクの前に立って、譜面台は使わずにペーパーを手に持って、早口で読み上げた。手が小刻みに揺れていたので緊張しているのが読み取れた。
彼女が話した内容は「私は、ユリといいます。東京から来ました。マニラには始めてきました。一か月間いる予定です。よろしくお願いいたします。」
という、とても簡単な内容だった。
それでも、スタッフや先生方から大きな拍手を浴びながら、元の席に戻った。中級者テーブルメンバーや上級者テーブルメンバーは、指笛などで盛り上がっていたが、高齢者テーブルのメンバーはノリが悪く、パラパラと拍手しか聞こえなかった。
その中で、立ち上がってブラボーといって拍手している私は目立ってしまった。チョット恥ずかしい。
司会の女性は、次の発表者を紹介している。ケンお願いしますと言われて、応援の言葉が日本語と英語で飛び交っている中を、上級者テーブルから「thanks ナオミ」と言って立ち上がってスタンドマイクの前まで来て、譜面台の上に紙を置いた。
上級者のケンの流石の自己紹介にうんざり
彼は三日前に空港から一緒にタクシーに乗ってきた青年だ。しかし英語が堪能な彼がどうしてペーパーを用意しているのが疑問だった。
彼はお辞儀をしてからペーパーに目を落とし、自己紹介文をネイティブのような発音で読み上げている。とても早口なので、初級レベルの私には殆ど聞き取れないし、彼が使っている単語も難しくて全く理解できないので聴くことをあきらめた。
それにしても「sick.」というネガティブの単語の使用量が多い事には辟易した。
「I’m sick of not getting promoted.」昇進しないのにうんざり。「I’m sick of married.」結婚生活にうんざり。「I’m sick of hot.」熱いのにうんざり。といった具合で話の内容がネガティブだ。
そんなスピーチを聞いているこっちこそ「I’m sick of talking about it.」そんな話はもう、うんざりだと言ってあげたい。
それでも先生方や上級者テーブルのメンバーは、共感できる部分があるようだし話の内容が分かるようで、拍手や「Great!」「Super!」とった凄いという言葉が聞こえる.
そして「Me either.」私も嫌いだという言葉が飛び交っている。
私は自己紹介でそんなネガティブな話をしてどうするのと思うし、私をはじめ高齢者テーブルのメンバーと中級者テーブルのメンバーは、彼がこれみよがしに難しい単語と文法を使い、接続詞や関係代名詞を使って長いセンテンスにするので、ほとんど何を言っているかわからないのでしらけている。
そんなことを察してか彼の話が終わって、司会者のナオミが彼の話をかいつまんで日本語で説明してくれたので少しだけ理解することが出来た。
彼は会社を辞めてマニラに来た。大学を卒業して入社した会社では、自分のやりたい事が出来なかった。
こちらには6か月間いる予定で、TOEICで900点以上を目指している。それが実現出来たら英語を武器として自分の力を発揮できる会社に入社して世界を相手に仕事をしたい。ということのようでその部分以外はほとんどが愚痴だった。
英語学習に対する真剣さが伝わったが20代後半の元サラリーマンが一度も譜面台のノートから目を離さないで、笑いもとらずに愚痴ばっかりのスピーチをする姿にあきれた。
そして、何のために自己紹介をしているんだ!という怒りさえ込み上げてきた。
当然だが、こんな奴とは絶対に友達になりたくないと強く思った。
それというのも彼の以前の職種はわからないが、少なくとも会議での発表やプレゼンは経験しているはずだからもっと聴衆者に楽しんでもらえるスピーチをして欲しかった。
いやはや、それにしてもこのおやじはサラリーマンには厳しくて困ったものだ。
それでも大きな拍手や「恰好いい」「Great!」「Wonderful!」「さすが!」などという言葉を浴びながら顔を紅潮させて満足気に上級者テーブルの元の席に戻っていった。
私の自己紹介は大爆笑!
ユ:「シゲ。いよいよあなたのばんね。ファイト!」
チ:「シゲ。ガンバ!Go for it.」
司会者のナオミが私の事を紹介してくれた。シゲキお願いします。と言われて、「Thank you, Nomi.」と言いながらジャムとアイコンタクトを交わした。そして、桶まんごろう。でませい。と言ってリュックを手に持って席を立ってスタンドマイクの前まで来た。
私はウクレレをリュックからゆっくり取りだして、肩にかけて皆さんの顔を笑顔で見まわしてから、お辞儀をしてウクレレでポロンと弾いてからスピーチを始めた。
スタッフや先生それに、生徒達は何が始まるんだろうと固唾をのんでこちらを見て、シーンとしていた。
実を言うと自己紹介のノートを譜面台に置くという選択肢もあったのだが、万が一の時には桶まんのサポートがあるからと、ノートはリュックから出さなかった。
自己紹介は予定通り進んだ。安倍晋三を知っていますか?というところは、ジャムが練習通りにやってくれたし、彼女が手配してくれたのか、他のスタッフや先生方も「Yes, I know.」や「Of course, I know.」と盛り上げてくれた。
しかし、「アベって誰だ」「日本の総理大臣って知らねーよ」「日本の総理大臣なんて知ってたって意味ないじゃん。」という声も聞こえた。
そして、パッキャオのファンというところでは、鳴り物入りでスタッフや先生方も盛り上がってくれた。やはり、パッキャオは国民的アイドルなんだと再確認した。
しかし、「パッキャオってなに」や「そんな人知らないわ」といった声も聞こえた。
浮世絵の事は流石に知っている人が少ないようであった。そのために、色々説明させてもらったので興味を持ってググってくれたら嬉しい。
いよいよ落語について説明するところまできたので、再度ジャムとアイコンタクト。落語は日本の伝統的話芸。という英語フレーズを一瞬失念してしまった。
pardon?の一発芸は大うけ
それで、桶まんを探してみるが見当たらない。なんて奴だ、大事な時に、裏切りやがってと、口に出てしまった。
きょろきょろしていると、ジャムが機転を利かせてくれて「Keep it up, Shige.」シゲキその調子と言ってくれたので「Pardon?」の一発芸を披露。
食堂内は大爆笑、笑い転げている人もいて、収拾がつかない。想像をはるかに超えるウケかたに私自身も絶句した。
しばらくして、落語の説明フレーズを思い出して落語が一人芸であること。着物を着て演じることなどを説明することが出来た。
そして、浮世絵について説明したがこのスクールでの認知度は低いようだったが、私の自己紹介で浮世絵の魅力と北斎の魅力をしてもらえるきっかけになれば嬉しい。
その他は、東京オリンピックの都市ボランティアの為に英会話を学びたい事。
1ヶ月間、妻に会えないのは寂しくないが、愛犬ソックスと孫娘に会えないのは辛すぎると話した。
「Don't tell my wife. 」妻には内緒でね。
も笑いながらオーバーアクションをしたのでウケた。
最後に、「I’m a socialist and an optimist.」私は社交家で楽天家です。
「Please get along with each other.」仲良くしてください。
よろしくお願いします。
「Thank you.」ウクレレでポロン。
この言葉で自己紹介を締めくくった。ゆっくりとそして、簡単な単語で話をしたので、高齢者テーブルメンバーや中級者テーブルメンバーにも理解していただけて良かった。
それは、私の基本的な考え方として、自己紹介の主役はスピーチをする側ではなく、聞く方だと考えているからだった。
会場は割れんばかりの拍手が鳴りやまない。ジャムを見てみるとタンバリンを叩きながら涙ぐんで踊っているといった異常な雰囲気だった。
自己紹介でアンコール!アンコール!
中には「アンコール」や「ukulele」という声も聞こえている。
私は長い間生きてきたが自己紹介でアンコールというのを聞いたことがない。
司会者のナオミがウクレレを弾いてくれませんかと言ったことで再度盛り上がった。
それではカントリーロードを弾き語りしますと言うと、また、大盛り上がり。
歌える人は一緒にお願いしますと伝えて、楽譜を譜面台に置き、まず、前奏Cコードで私が弾き語りで前奏の「♪Take me home country roads.」ワンツースリーフォー。
私は「♪Almost heaven West Virginia.」、皆は「♪独りぼっち 恐れずに」と大合唱。
えっ、これはジブリ映画の挿入歌だと気づいたが私は歌詞を知らないし、テンポが微妙にずれていると慌てたが、歌うのをやめて8ビートで演奏だけをした、しかし歌わないとリズムが取れない。
途中で歌っているところがわからくなり、4ビートに変更して演奏したがコードもめちゃくちゃになってしまった。
冷や汗たらたらの状態でもうすぐ終わりと思ったら、一番で終わらずに2番まで歌っているので仕方なく、Cコードだけ押さえてリズムだけで最後まで乗り切ったが、こんな体験は二度とごめんだ。
しかし、ジョンデンバーの歌よりもジブリの方が知られていて、フィリピン人の多くが耳をすませばの主題歌を日本語で歌えるって驚きだった。
それにしても私の自己紹介は大ウケだった。そして、自己紹介以後「パードン」のギャグを皆が使うようになったのには笑うしかなかった。
でも、可愛い子の"pardon"は個人的に大好きだ。
それでも私と話すときは親しみを込めてシゲと呼んでくれるようになったことが嬉しかった。
食堂を出る時にジャムとハイタッチをしてから、部屋に戻って準備ノートに自己紹介について書き留めている。
反省点は携帯で録音するのを忘れてしまったこと、落語について十分に説明できなかったことだ。
それというのも桶まんにヘルプを頼んだことで、フレーズを暗記するのを怠ったからだった。
それにしても桶まんの奴は、どうしたんだろう?
鍵:「桶まんごろう。でませい。」
桶:「へ~い!お呼びでござるか?」
鍵:「助さんは、どうして呼んだのに来なかったのですかな。」
桶:「へい。ご隠居の声は聞こえてやしたが、まんごろうから出ることが出来やせんでしたので、ご隠居とあっしの回線がつながらなかったでござる。多分、あちらの場所がパワースポットでないのでござる。」
鍵:「そんなことがあるのですかな?」
桶:「へい。前の親方の時も呼ばれたけど出られないことが、たびたびありやしたでざる。そのたびに親方は引っ越しをしていたでござる。」
鍵:「そうだったのか?助さんの姿が見えないので焦りましたよ。」
桶:「へい。あっしもご隠居の声は聞こえてやしたが、あっしからご隠居に伝えることは出来やせんんで焦りやした。」
鍵:「まぁ、それでもどうにかやりきりましたよ。」
桶:「ご隠居。大成功でやしたでござる。」
鍵:「いやはや、ここまでウケるとは思いませんでしたよ。おっと。宿題をしないと。助さん、まんごろうに戻っていてくださいな。とっととうせやがれ、このすっとこどっこい。」
桶まんの姿は消えた。
マーガリンからの宿題
ノートを開いて、宿題の内容を確認する。昨日のレッスンフレーズを各3回ずつスマートフォンに録音し、今日のレッスンの時にマーガリンに聞いてチェックして貰うというものだった。
練習するフレーズは、
A:「Is this your first trip to Japan?」 日本へは初めてですか?
B:「Yes, it is.」はい、そうです。
A: 「Great! Welcome to Japan.」いいですね。ようこそ日本へ。
「Where are you planning to go?」 どこを訪ねるつもりですか?
B:「We’re planning to visit Kyoto, Nara, and Hakata.」京都、奈良、博多を訪ねるつもりです。
A: 「Sounds great! I hope you have a good time there.」いいですね!どうぞお楽しみください。
A:「Is this your first trip to Japan?」日本は初めてですか?
B: 「No, It’s my third time in Japan. 」いいえ3回目です。
A:「So, it seems you like Japan.」 そうですか、日本を気に入られたようですね。
B:「Of course I do.」もちろん、日本が好きです。
A:「What’s your favorite place in Japan?」日本でお気に入りの場所はどこですか?
B :「I like the Yansen area.」谷根千地区です。
A: 「Wow, that’s surprising.」え、驚きました。
「It’s a very popular area among young Japanese people.」日本の若者にも人気のエリアです。
B: 「A friend who has been to Japan told me.」日本に来たことのある友達が教えてくれたのです。
A:「By the way, where are you staying?」ところで、どちらにお泊りですか?
B:「Actually, we’re staying at a ryokan in Yanaka.」 実は、谷中の旅館に滞在しています。
何回か練習して、スマホに3度録音したが、リンキングとリエゾンを意識すると難しかった、それでも宿題を完了してホットしている。
You are exciting!
M: 「Hi! Shigeki, you are amazing! You are exciting. 」あなたは素晴らしい、あなたはエキサイティングです。
鍵:「Pardon? I swear. Yes, I'm exciting man. 」なんですって?間違いありません。私はエキサイティングな男ですといって、ゴレンジャーの決めポーズをした。
マーガリンと一緒にしばらくの間大笑い!
Ⅿ:「Your performance was awesome.」あなたのパフォーマンス凄く良かったわよ。と言ってハイタッチを交わした。
鍵:「Thank you, Margarine.」ありがとう、マーガリン。
Ⅿ:「Do you mind if you hug you?」ハグしてもいい?
鍵:「Of course not.」もちろん、いいよ、と言って笑いながらハグして、お互いの背中を叩きあった。
Ⅿ:「Everyone calls you pardon. And everyone is imitating you.」みんなあなたの事をパードンと呼んでいるわよ。そして、皆があなたの真似していますわ。
鍵:「Seriously?」マジですか?
Ⅿ:「It’s serious. Can I call you pardon too?」そうです。私もパードンと呼んでもいいかしら?
鍵:「whatever you like.」お好きにどうぞ。
Ⅿ:「Really? By the way, why are you used to speaking in public?」本当に?ところで、どうして人前で話すことに慣れてるのかしら?
鍵:「I sometimes give a lecture on real estate.」私はたまに不動産について講義しています。
Ⅿ:「Great! What about real estate?」素晴らしい!不動産の何について?
鍵:「About how to build a house.」家の建て方についてです。
Ⅿ:「Why are you familiar with that?」どうしてそのことに詳しいの?
鍵:「I used to work in housing.」私は以前、住宅の仕事をしていました。
Ⅿ:「Ah! Is that so! What department did you work in?」あぁ!そうなんだ!職種はなんだったの?
鍵:「I worked in the sales department. I was a home salesman.」営業部で働いていました。私は住宅の営業マンでした。
などと、勤めていた会社の事や管理職だったことをスマホの翻訳ソフトの手助けを借りながら世間話をしたことが、折角のスタディアブロードをつまらなくさせるとは思ってもみなかった。
マーガリンからは彼女がSkypeで多くの日本人に英会話を教えているということや、バツイチで孫がいること。
週一回、スポーツジムでトレーニングをしていることなどの話してくれて、親しくなったがレッスンに対する取り組みは厳しいままだった。
その為、宿題の英会話の録音を聞いてもらったが、「S」が聞こえないと言いうことと「a」の発音の仕方について何度もダメ出しを食らって発音を繰り返し練習させられたが、彼女が美人なので受け入れることが出来た。
彼女が言うには、「a」は「あ」とか「えい」とか発音し、英語ネイティブにとっては非常に重要な単語なのに、英語学習者はそれほど重要に考えていない。
フレーズの中の重要な「a」はしっかり発音しないと意味が変わってくるということで、テキストを読むよう指示された。