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速達です!これって詐欺だが笑ってゆるされた時代もあった
飛び込み営業が絶滅危惧種に!
昨日、私がサラリーマン時代を過ごした住宅メーカーの後輩と話をする機会があった。彼は現役で中間管理職だ。私が関わった賃貸マンションの工事の進捗状況を報告してくれた。
来月、引き渡しになるそうで近隣からのクレームの話は出なかった。施工会社は細心の注意を払って工事をしてくれているのだろう。最近、良く耳にする工事現場での盗難も合わずに済んだようだ。
彼の話によると、営業活動の中でクレームを受けることがあるそうだ。話を聴いてみるとクレームは「闇バイトの強盗事件が頻発しているこんな時に飛び込み訪問なんてやめなさい!」といった内容のようだ。
なるほど! 言われてみればわからなくもない。名刺にたとえ知っている会社名が書いてあっても信用できない時代だ。彼は上司としてクレームのお客様のところにお詫びに行ってきたと話してくれた。
我が家は一戸建てなので様々な飛び込み営業マンが売り込みに来る。営業トークは「近くで塗装の仕事をしているので、お宅もいかがですか?」や「このあたりはシロアリが大量発生しているようですが点検はしていますか?」、バルコニーの防水工事は定期的にしていますか?」などである。服装は概ねワークマンスタイルだ。少しでも気を許すと勝手に点検をしてしまうそうだからきっぱりと断る事が寛容だ。
そんな時代の中、飛び込み営業マン諸君はどうやって仕事をしているのだろう。以前、新聞の拡張員が「速達です!」といってドアを開けさせて、勧誘するといった話を聴いたことがある。わざわざ名刺を持参してそこには、速達という名字が記載されていて笑いをとり、印鑑を持っている住人に契約書に印を押させるというサンドイッチマンのコントのような話だった。大変な時代だが営業マン諸君! 絶滅危惧種にならないように頑張って生き残ってくださいね。