星野さんの終の棲家取得
星野さんの終の棲家(ついのすみか)取得
土地のリースとの出会い
伊藤さんのお父様たちは、本当に楽器のできるユーザーを見つけてしまいました。
いやー。老人パワーは凄いですね。休日の晴れた日に、伊藤さんのお宅のウッドデッキでお話をお聞きしました。
岩宗:星野さん。今日はよろしくお願いします。土地のリースとの出会いについてお聞きしたいので、検討した過程についてもお聴きできればありがたいです。
星野:こちらこそよろしくお願いします。岩宗さん。私が分からない事は、伊藤に答えさせますがそれでよろしいですか?
岩宗:分かりました。伊藤さんには、パソコン教室の休憩時間にお話をお聞きすることにしましょう。
ここからですと、リビングの様子もわかりますし、都合が良いですね。
伊藤さんとは、以前からのお知合いですか?
星野:幼なじみです。お互い転勤族でサラリーマン時代は、お互いの結婚式ぐらいしか会いませんでしたが、50代前半でこちらに戻ってからは家族ぐるみで付き合っています。連れ合いも、新鮮野菜を使った知子さんの手料理がお気に入りなんです。
岩宗:そうですか。もしかしたら、土地のリースとの出会いも、伊藤さんですか?
星野:ごめいさつ。伊藤が突然「家を買わないかって」いうので、ビックリして、おまえ不動産屋でアルバイトでも始めたのかって。
そうしたら「不動産屋でなくて工務店の営業マンだ」なんて言って笑っていました。
知っていますか?土地のリース仲間の趣味のグループ。
岩宗:お聞きしています。今日のパソコン教室もそのグループの活動ですね。
この間、お話をお聞きしたらグループでは「楽器のできる人を募集中なんです」なんて笑っていました。面白ですねってこちらも笑顔になりました。
まさか、星野さんは楽器が得意なのですか?
星野:はい。そのまさかです!今ではおじさんバンドをやっています。
私は、実家を相続して住んでいるので持家です。それで「家なんていらない」と、私が言ったら「買い替えれば」と、伊藤が言いうので詳しく聞いてみて、興味をもちました。
そして、土地のリース物件の場所を聞いたら「今はないけどすぐみつける」と。無茶苦茶なこと言うのであきれましたよ。
良い物件があれば検討するよと言ったら、驚いたことに候補地をすぐに見つけてきたんです。何でも、家庭菜園で仲良くなった地主さんがリースしても良いと言ってくれたそうで、何か所か見て回りましたよ。
岩宗:すぐに決めたのですか?
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