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還暦おやじのスタディアブロードWith ウクレレ53 I’m exciting man.

I’m exciting man!

  フルーツの家に着いたのは昼少し前だった。インターフォンを押して門を開けて貰って日本庭園を通り抜けて玄関にたどり着いた時にマンゴウの姿が見えた。

軽く挨拶をして、マンゴウにダイニングまで連れて来てもらったらフィリピンのウクレレメンバーの3人は既に席についていた。

鍵:「Hi! Everyone. How are you?」こんにちは、みなさん。元気ですか?

大:「I’m good. How are you?」元気です。あなたはどうですか?

鍵:「I’m good. How about Venus and Kuma?」元気です。ビーナスとクマはどう?

ビ:「I’m pretty good.」とても元気よ♡

ク:「I’m great. Thank you.」絶好調です。ありがとう。

鍵:「Sorry for the inconvenience on the line.」lineで迷惑をかけてすみませんでした。

大:「Please do not worry.」気にしないでくさい。

その時にフルーツがダイニングに入ってきたので、キッチンを見せてもらえるように頼んで案内して貰った。

ユリとチエが料理を盛り付けているところだった。

鍵:「キッチンは広くて奇麗だね。」

フ:「そんなに、きれいくないです。」

チ:「フルーツ、正しい日本語はきれいではないですよ。」

フ:「Oh.そうれした。日本語を覚える時に『つまらない』『きたない』を否定形にするときは『つまらなくない』『きたなくない』なので『きれい』は『きれいくない』って間違えちゃうのれす。そして、それを誰も指摘してくれないのですぐに忘れてしまうのれす。」

ユ:「そのままで、通じるから全然大丈夫だわよ。」

フ:「その言葉も分からないのれす。全然+否定はありですか?」

鍵:「僕は日常会話ではたまに全然大丈夫は使いますが、ビジネスではまったく問題ありません。とか差し支えありません。と言い換えますよ。全然大丈夫は日本語検定試験ではバツなんでしょう。」

フ:「ありがとうございます。」

鍵:「僕は話に夢中になると、私の姉は銀行に勤めています。『My sister works at bank.』を『My sister work bank.』と三単現のSを忘れたり『At』を忘れたりするけど日常会話なら通じれば良いと考えていますよ。」

フ:「そうですね。全然大丈夫れす。Nahhh.」

チ:「私は細かいことが、気になって喋れなくなってしまうのです。例えば『go to the station.』はtoが必要なのに『go home.』はtoがいらないし『go shopping.』は『go to shopping.』とtoを使わないわけでしょう。」

ユ:「チエ、考えたら眠れなくなっちゃうわよ。私たちは英語の資格試験を受けるわけじゃないんだから笑い飛ばしちゃえばいいんだわよ。

中学生の時、英語の先生に『women』はウイミンと発音するけど『o』」はどこに行ったんですか?  

そして何故、『o』が『i』になるのか?というのと、鹿の『deer』は、複数でも『deer』なのに、馬の『horse』は『horses』になるのか質問したら、先生はアメリカ人だって分からいと思うわ。だから、暗記するしかないのよ。そして英語にはそんなのが沢山あるって教えてくれたわ。」

フ:「私もこのスクールの学習者に英語の質問をされたけど、答えられなかったです。それは『interested in.』と『excited about.』何故前置詞がどうして違うのか?」

鍵:「そうだよね。前置詞は悩ましいよね。『exciting.』って言えば、この間も『I’m excited.』というところを『I’m exciting.』って間違えてマーガリンから教えて貰ったんだ。」

フ:「そですね。『I’m exciting man.』って、私はわくわくさせる人ですという英語を使う人はいます。主人も時々使います。」

鍵:「愉快な人なんですね、ご主人は。今日お会いできるのを楽しみにしています。」

フ:「主人はもうすぐ帰ってきます。」

食事の支度が出来たとユリから声を掛けられたので、ダイニングのテーブルに戻った。


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