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尿パット回収器が男子トイレに設置

 昨日は、NHKカルチャー受講のため、さいたま新都心のスーパーアリーナまで電車で行った。「四百字のエッセイ」の授業は午前10時30分から12時までの90分間だが何時もあっという間に過ぎてしまう。
何故なのだろう?と、考えてみて思い当たるのは、先生の講義の組み立てが古典落語そのものだからである。

 落語家は本題に入る前に世間話や小咄をする。いわゆる「枕」と言われているが、本題に入る前に観客をリラックスさせる効果があるときく。
今回、枕に使われたのは「尿パットと紙パンツ」であった。テリー伊藤さん(72)本人が紙パンツを愛用していると公表しているといった世間話も同年代には興味深い。

 合わせて先生自身が使用経験者であること。マチュピチュにはトイレがないことで苦労した話などで笑いを取ることも巧みだ。
そして、尿パット回収器が大宮の男子トイレに設置されていて、写真を撮ったと受講者に見せて回った。受講者の何人かはトイレで尿パット回収器を探したことは想像に固くない。私もその一人だ。今は確実に超高齢化時代だ。必要に応じて、精神安定剤としての利用も大事だと思う。心配して家に引きこもるより、しっかり準備して世界に飛び出そう!そんなメーセージが先生から心に届けられたことが嬉しかった。

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