これからのエレドグレーマ
デラックスも終わり、ようやっと一息つけると思っていた矢先、ヴァンガードDスタンダートのルール変更が入った。
あくまで今回は走り書きみたいなものなので以前のような骨太の記事ではないのはご容赦願いたい。
要約すると
・デッキをこれから46枚じゃなくて50枚…4枚増やしてね
・じゃんけんで勝ったら基本先攻だったけど、これからはじゃんけんで勝ったら先攻か後攻か好きな方選んでね
・ライドしたらエネルギージェネレーター貰っていいよ
というものだ。
二つ目と三つ目はこの記事ではあまり強く触れない。
このデッキ増加、という点に着目する。
デッキを増加させる変更理由は正直デッキビルドをより楽しくさせる為と天輪以降インフレが膨れ上がった影響でゲームスピードが速くなりすぎているので、トリガー率の減少と盤面再現性の低下によってゲームスピードを落とす事が狙いだろうと思われるのでいつかやるだろうな、とは思っていた。
(この影響で余ったスリーブを保管していないプレイヤーは全デッキスリーブ総差し替えが入る事が確定した為金銭的被害が大きいプレイヤーは多いとは聞くがこの際仕方ないと割り切るべきだと思う)
そうそう、勘違いしているプレイヤーも多いのでここで改めて書いておくが。
全部のデッキが4枠増えるだけで、カードのテキストに加筆修正が入るわけでは無い為、現状環境は新カードが来ない限り大きな環境変動はほぼない。
しいて言えば現状だと(20231214時点)清浄の盾を握られる確率が減る事、採用したいのに枠の都合で出来なかったカードの採用が容易になった点、アグロデッキ最強の一角MyGO!!!!!の再現性の減少という観点からルアードの上方修正が入ってるよね、ぐらいの認識でいいだろう。
お試しで50枚で戦ってみた感じとしてはトリガー率や盤面再現性が体感減っているように感じる。エネルギージェネレーターの効果で終盤は1枚ドローもついてくる事も加味すると。
・圧縮に貢献してくれる札
・長いゲームになる事が想定されるので猫やブリッツオーダー等の防御札
・フルパワーを出す為には枠を食わなければならなかった札
この上記三つの札のバリューが上がっている為、困ったら上記のもののどれかを採用するといいと思う。
さて、枠が増加するという事はトリガーや盤面最大値が取れない、という事でデッキ全体の弱体化であると受け取れるのだが、4枠増えた事で逆に強化されたデッキというのがある。
そう、皆大好きエレドグレーマだ。
大好きって言え。最近僕が初めて戦う方にこれを使うと何故か喜ばれる。
『何言ってんだおめぇ!デッキが肥大化したんだったら不純物が余計にはいるんだから弱くなるに決まってるだろ!』
などと思われるかもしれない。
しかし、それはエレドグレーマにとっては『不純物が入っている事によって、効果でトリガーが見えてしまう確率が減る』という事。
この4枠にセットオーダーを追加で取り入れる事で、エレドグレーマの効果で捲った際の圧縮率が飛躍的に向上するのだ。
オーダーを増加させる事で従来のルールでの構築では絶対に成し遂げる事が出来なかった夢の13回攻撃エレドグレーマの可能性に手が伸びる事になる。
(守護者4ペルソナ3トリガー16=23。単純計算で27枚オーダーが採用出来るわけだが流石に盤面再現性や最大出力等を考慮するとそれは現実的ではないが)
しかし嬉しい事ばかりではない。はいね氏のnoteでも触れられていたが、デッキが肥大化する事による悪影響としては先述した事に加え、「奔流エネルギーの研究」によるサーチ成功率の低下が考えられる。
これの問題解消の方法としてはサヴォワードの追加採用、清浄の盾をギルグラントにする等の検討になるわけだが、僕が思うにエレドグレーマはそもそもペルソナ出来なければ話にならないのでペルソナ以外のサーチをひっかける事は別段重視しなくていいだろうと強気に考えてもいいとは思う。
エレドグレーマのいいところとして、超トリガー最強とされているエルドブレアスをキルターンでは最も強く使う事の出来るデッキという点。(2億になったユニットがVごと再スタンドして殴りかかる以上超が出た時の殺傷力はアーヴァガルダやメサイア以上だったりする)
これがあるので幾ら安定しないとは言え愛用するプレイヤーが実は増えていたりする。最近FFRも出たし。
しかしながら昨今環境どうやらMyGO!!!!!やシラヌイ、ドラジュエルドイグニスの影響によりスタンド反応カウンターヒールのフル投入をされているプレイヤーが多いと聞く。
その影響はエレドグレーマにもとばっちりを受けている。僕がWGP名古屋本戦にエレドグレーマを持って行かなかった理由はこれも理由の一つ。
エルドブレアスが捲れたなら兎も角、それ以外が捲れた場合…大体再攻撃の兼ね合いで実は星よりも前が捲れるとエレドグレーマは一番強いとされているのだが、再攻撃の大半が実はスタンドカウンターヒール1枚で黙る出力で殴る事が多い。
分かりやすい例でいえばシャドウアーミートークンか。
ペルソナ+フロント+トークン=35000で再攻撃をしたとしてスタンドカウンターヒール1枚で黙る(13000+25000=38000)。
今暫くはこの数値を貫通させる努力が構築面で必要だ。
僕の想定としては敢えてイスクラを搭載し、フライシュッツをユーバの効果で前もって張り付けておいて稼働させて強引に削る、なんて方法もある。今回のルール変更で枠に余裕が出来たのでフライシュッツマクシムも視野だ。
Vのパワーを5000下げる=フロントトリガー半分ぐらいのバフがかかると同義だ。エレドグレーマと相性がいい。
これからは継戦力が求められるようになるので、コンバインラッシャーの復権も視野に入れていいだろう(現状の僕の構築では周りのゲームスピードが速すぎる為敢えて不採用にしていた)。これなら単騎ペルソナ状態でも30000で殴れたりする。
早すぎるゲームスピードに食いつく為と捲り次第でゲームエンドさせられる確率が高いという事でブリッツ型を推していたがアルキテ型も今後ゲームスピードが落ちる影響を加味して評価が高い。
デッキ枠の拡張に伴い、自由をある程度効かせられるようになるので、これからは益々デッキビルドのし甲斐がある。
といったところで一旦筆をおく。何かの役に立てば幸いだ。
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