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【創刊号(無料)】香港発 Photographerしゅうまいの旅コラム#1 階段に命をささげた男のはなし ブラジル リオデジャネイロ

こんにちは!
香港を起点に楽しみながら写真を撮っているしゅうまいです。

旅コラムと題して、写真を交えながら、訪れた地で出会った印象的なエピソードのことを書いていこうと思います。

創刊号はブラジル・リオデジャネイロから。ある一人の男によってスラム街の真ん中に誕生し、今では多くの人が訪れる観光スポットになった場所、Escadaria Selarón。

通称”セラロンの階段”を訪れたときのことをお伝えします。

【本noteの構成】
・コラム
・写真
・最後に地図情報/行き方/おすすめレストランなどの耳寄り情報を載せます

創刊号は投げ銭制にしたいと思います。
それではお楽しみください!



・・・



リオデジャネイロの中心地、セントロ地区から2km

治安が悪いと評判の中心地区スラムの一角に、世界一有名な”階段”がある

チリ出身のアーティスト、ホルヘ・セラロン氏が20年の歳月をかけて作り上げたという色鮮やかなタイル貼りのアート作品だ

丘を登る階段は全部で215段

その階段の一段一段には、世界中から集められたタイルが丁寧に貼りつけられている

タクシーでこの場所にたどり着き、支払いを済ませて階段のふもとに降り立つ

見上げるとそこには延々と続くカラフルな階段が飛び込んできた



その圧倒的な存在感に圧倒されそうになった・・・すごい・・・




下の方からじっくりみながらゆっくり登っていく

階段に座って記念写真を撮る家族連れ
はしゃいでるカップル
キメ顔で自撮りするにーちゃん、ねーちゃん etc...






世界中の人たちがここをひとめ見ようと集まってきているんだ!
一種独特の雰囲気だ


赤を基調としながらも原色の黄色や緑・青のアクセントが効いていて、氏の色彩感覚と遊び心、そしてブラジルへの愛情の深さに関心せずにはいられない







それにしてもなんてウキウキしてしまう場所なんだろう
一歩この通りを出れば、危うい雰囲気の路地が続いているにも関わらず

観光客でにぎわう階段部分から一歩外に出ると、雰囲気が変わるのがわかる
人がほとんど歩いていない・・・


階段に戻って再び散策

日本語が書かれたタイルもあるんだって

そんなマニアックなタイルを探してみるのもまた一興




人々を楽しませたいオーラのようなものが、この階段からは伝わってくる

きっと氏は生粋のアーティストというよりも、エンターテイナーよりの考えをもって行動していたんじゃないかな?

何かをアウトプットして表現したいという前に、人を楽しませたいという動機が先に来る

そうじゃなけりゃ、こんなこと思いつかないよね?

本人はきっとすごく楽しみながら、日々の作業に没入していたんだろう

氏は2013年に50代で亡くなるまで階段にタイルを貼り続けた
今はもうこの階段をメンテする人はいない



アートが周りの空間を、もっと言えば世界を変えるってこういうことなのか・・・

そんな総括めいたことを考えてたのは帰ってきてからのこと


ただそのカラフルさに無条件に心躍らせて、直接この空気感に触れることができただけで幸せだ


ありがとう、また来ます
再見!



・・・



セラロンの階段はリオデジャネイロの旧市街地、セントロ地区からタクシーで10分ほどです。
国内線空港、サントス・デュモン空港もすぐ近くです。

セントロ地区を始め、治安が悪い地区が多いのでタクシー利用がおすすめです。

https://goo.gl/maps/bKtinBaUdG52


セントロ地区から少し離れた国際空港、アントニオ・カルロスジョビン空港までの道すがら、ポルトガル料理の有名店に立ち寄り、ランチを食べました。

美味しいレストランでしたので紹介します。

Adegao Portugues Sao Cristovao

https://goo.gl/maps/2eeq4AMJikv

店内は落ち着いた空間になっていて、店のトレードマークのひげがあしらわれたタイルや食器が特徴的です。

料理はタラの塩漬けを煮込んだものが有名らしかったのでそれを注文。チップスと一緒にいただきました。やや薄味で、塩をかけて食べている人もいたのでそういうスタイルかもしれません。メニューには写真がないので、ポルトガル語をまったく読めない状態だと注文するのが厳しいと思います。少し事前情報を仕入れていった方が美味しい料理にありつけるかもしれません。


以上です。

Have a good day!!

しゅうまい拝

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