ゴールデンハーベスト。

ゴールデンウィークが終わった。前半は中々に充実したもので、後半はやることがありつつも、グダグダと過ごしてしまった気もする。前半は人生初のタイに行ってきた。見るものや食べるものが全て初めてで、街の中の人も何も気にしてない感じがエネルギッシュな国だなあと感激してしまった気がする。元々飯も好きだったのが、今回も食べたもの全て美味しかった。何かに当たってしまったのか帰国後、人生でベスト3に入る腹痛に見舞われる。しかし、もうまた行きたくなる。すごい魅力。

海外に行く度に思うのが、英語話せたらいいなということ。日本に住んでいては当たり前だけど英語を使う機会なんかほぼない。だけど海外ではほぼ通じない。というか日本語がわかる人の方がいないのだ。英語の方が大多数なのだ。頭ではわかっているが、やはり行ってみると身に染みる。伝えたいことが伝わらない。自分は世界でも少ない言語を扱う人間なのだなと実際に感じる。

主にバンコクを回っていたのだが、色々と面白かった光景があった。バンコク中心部を流れる大きな川があるのだけど、そこにはクルーズ船がよく通る。クルーズ船からは偏差値ゼロみたいな音楽が爆音で流れていて、中が怪しい色をしたクラブ仕様な船の中で客が踊り狂っている。こういうのは世界共通なのか、やはりブンブンなクラブ系のダンスミュージックが多かった。

それと夕食を食べに飲食店に入ったところ、流しみたいな人がひたすら主にアメリカのヒット曲歌っていたのだが、お世辞にもそこまで上手いと言える演奏力ではなかった。たまに音外していたし。だけど中で食べている客も何も気にしてないし、本人も次から次へと歌っていたので、誰も何も気にしていないというのはいいなと感じた。とても自由すぎる空間。

別に日本から出ていてもネットで世界中の情報を見ることは出来て、繋がっている気がしている。外国に行けば結局自分は観光客だし、その人らの生活にコミットする訳でもなく、ただ空気を味わっていたりする。行かなきゃわからないなと感じたのは、匂いだなと思った。空港から降りた瞬間に感じる匂い。国によって本当に独特だ。街中に行くと余計に感じる。高校生の頃、5月になると通学路で金木犀が咲いていて、その匂いを嗅いで通学していたせいか、金木犀の匂いを嗅ぐとその景色を一瞬で思い出してしまう。それくらい匂いは思い出を一瞬で思い出させる効果があると実感した。

話がずれるんだけど、自分が老人になるまでに何をしたいかを前にふと書いたことがある。その一つに北欧に行ってみたいと書いた。デンマークの画家のハマスホイがすごく好きで、中々に殺風景な絵を描くのだけど、それが自分の思い描いている心象風景と中々マッチしているところが好きだったりする。それとスウェーデン。やっぱりぼくはRefusedが好きだ。あとはUmeaって土地も気になるけどまだパンクのシーンはあるのだろうか?ネットではまだまだわからないこともある。

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