カップヘッド。

学生の頃の大人のイメージなんて今考えてみれば大したことないばかりだった気がする。生ビール、タバコ、コーヒー、純喫茶、スタバ、サウナ、バーベキュー。ここに書いたのはあくまで偏見に満ち溢れているものなんだけど、大学生の頃の自分には少し大人に見えた。それくらい何も知らなかったと言えばそうなんだけども。

特にコーヒーが一番身近でかつ、一番手が出せそうな気がしたのだけど中々味が好きになれなかった。苦すぎる。飲むと少し気持ち悪くなる。当時はずっとそんなことを考えいたりした。何故こんなものを飲んでみんな一息つくんだろう。オレンジジュースの方がよっぽど美味いぞとか考えていたりした。今でもオレンジジュースは特別なものに感じるのは普段家で飲む機会がなく、友達の家や誕生日くらいにしか飲まなかったりしたからそんな風に思うのかもしれない。

とにかくコーヒーを飲めれば少し世界が変わる気がすると勘違いした自分は甘くて飲めるコーヒーを探し始めた。今は正直ブラックの方が好きなんだけども、当時は甘い=美味いと色々勘違いしていた節がある。話を聞くと缶コーヒーが甘いらしい。それならとすぐに缶コーヒーを買ってみた。なるほど、これならいける。そこからすぐにハマった缶コーヒーがあった。

マックスコーヒーだ。飲んだことがある人ならわかると思うんだけど激甘である。糖分の塊。角砂糖味のコーヒー。どの缶コーヒーよりも比較飲みやすかったからガブガブ飲んでいた気がする。一息ついた時にマックスコーヒー。今ならきついんだけど当時は美味しいなと思いながらよく飲んでいた。あとRise of northstarっていうフランスのハードコアバンドのMVに出ていたので、世界共通なんだなと考えながら飲んでいた。大分ニッチな世界観である。卒論を書いている最中もずっと飲んでいた記憶がある。

今調べたら千葉県のソウルフードらしいんだけど本当ですか、マックスコーヒー。たまに飲みたくなる2021年のこの頃。

最近のこと。いっぺーと組んでるGOHでカセットをリリースした。コロナ渦で何かしらできないかなと考えていたので、長坂からリリースしようと言われた時は嬉しかった。録音してださった家入さんにも感謝です。人生で一番笑ったレコーディングだった気がする。全14曲、約10分です。

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