アフターライク。
書くということで救われているのかもしれない。最近読んだくどうれいんのエッセイにあった1節だ。何故か高校の頃を思い出す。
ブログとは別に日記をほぼ毎日書いていた。2年半くらいずっと。受験が始まって途中で辞めてしまったりしていたけど、日を空けながらもモヤモヤした時に書き続けていた。最近まで書いていたし、今でもたまに。
日記を続けていた理由はずっと音楽を聴けるからだったと思う。書き続けていればずっと聴いていられる。漫画や本だと集中できなくなってしまうのだ。特に人に言うこともなく書き続けていた。日記の好きなところは人に見られないところだ。別にどんな文章にしてもいいし、支離滅裂な内容でもいい。思ったことをひたすら書いていた。学生の頃のある意味ストレス発散方法だったんだと思う。
少し前にサウンドオブメタルという映画を見た。難聴についてちょっと見てみようと思ったからだ。結果は沈んでしまった。爆音で鳴らすバンド、Tシャツはハードコアパンクバンドなどが多く親近感を感じた。少しネタバレになってしまうのだけど、その中のシーンに紙とペンでひたすら書き続けるというシーンがあった。
あとで知ったのだけど、精神科の認知療法としてひたすら紙に書いていくという治療法があるらしい。そのシーンを見て学生の頃も重ねてしまった。ひたすらに書いていた。
余白がなく文字だらけになった日記は全くきれいではなく、読めたものではなかった。とても人に見せられるものではない。だからこそひたすらに書けたのだと思う。ホントのところ、書くことで時間を埋めたかったし、悩む癖を辞めたかった。
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