「小泉明郎 祭壇」無人島プロダクション
2024.11.10
カクテルを飲んだので展示を見に行くことにした。カクテルはとっても美味しかった。
ネタバレの前にワンクッション!
以下ネタバレ。
ハンドアウトが渡されて、読みながら飲みながらなんですね。芋焼酎を味わってみて、それから赤い氷が溶けるのを味を想像しながら待って、それから飲むとチョコレートの味がする。……でもね、氷は無味無臭なんですわ。最初から入っていたのはチョコレートリキュールだったっていう、ね。赤くなってくのを、素直に、甘くなりそうだな〜上の方にとろっとした層ができてるように見えてたし、それに、透明なリキュールのボトルが芋焼酎入れてそうな手仕事ボトルというか。すでに最初から仕組まれていたんだね。ひゃ〜やられた。祭民saiminって、あ〜〜〜!催眠かぁ!!!アートウィークっていうお祭りの参加者なわけだし、祭りの民、としても意味が通る。こりゃあ一杯食わされたわ。飲んだのだけど。
ネタバレ以上。
この体験をした上で、私は「祭壇」に向かったんですね。展示に寄せての文章を完全に理解できたとはいえないけど、催眠術とかで意識がスパッと抜けたとしたら人体が機械とも代替可能な機構に過ぎない感じがするじゃん、じゃあ命って何さ!ってことを言いたいのかなって思ったし、私はそう受け取った。そんでもって、人間に火(文明)を与える際の犠牲者プロメテウスへの供物として、人間は身体感覚っていう原始的な部分を進歩の代償として納めてきた、的な?だから祭壇。身体感覚に形を与えて奉納する会場。まあ、まだ会期はあるので提示されてる文章読んでみると、少し思うところがあるかもしれん。
良い体験をした。
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おいしいごはんたべます。