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『張替酒店』

2024.5.12

こちらは営業中に見学をできたもの。清水教会は解体中の現場見学だったから、現役で使用していたところは見ることができなかったけれども、張替酒店では帰りがけにお酒買って帰ることまでできた。リュックに4合瓶の重さがある幸せよ......!浮かれすぎて津田沼に財布を落として帰ったほど。各所へご迷惑をおかけしました。すみませんでした。

家に帰って酒を開けるまでが旅行です。今後はちゃんと、気を引き締めて参りましょう。

さてさて、建築見学会。これで最後かもって、移転するから最後って意味だとは予約する時には、何なら説明が始まるまで知らなかった。

天気はなんとか保った。
雨は降っていない。
外から見ても良い〜〜〜。
集合は倉庫の前で。
お酒用のコンテナに座るのって
ちょっとワクワクしません?
コジマさんの案内で倉庫からスタート!
昔の看板も出してきて展示してくださったそう。
入り口にポストもあったし、
お酒だけじゃなくって石鹸とかソースとかの
看板があったから日用品も売ってたのかな。
通いやすいお店だったろうな〜
倉庫を抜けてお店の方へ。
……おわかりいただけるだろうか。
梁に沿ってガラスが調整されてるんだ。
めちゃくちゃりっぱな大きな梁でな。
にしてもガラスの方をここまで沿わせて加工します?
よっぽど自慢の木材だったんね。
わ か る 。
あ〜〜〜〜〜好き。
おそと。
離れみたいな蔵。蔵みたいな離れ?
入り口の落書きも愛しい。
大久保ーちばー東京……ん???
大久保から千葉まで京成で出てから
千葉から東京は快速で行ってたとかなのかな。
中にも素敵なものがあってなぁ……
2階の欄間。
向こう側に竹を仕込むなんて、お洒落〜
窓辺。
こういうちょっとした書き物ができる
ちょっとした幅の肘掛けって良いよね。
窓から外の手摺も見える。
ガラスにフレーム模様入りだしこだわってますねえ。
障子の方にも同じ模様を入れてらぁ!
それにいい鬼瓦ビューポイント。
外側2列だけ本瓦葺かね。
鬼瓦が落ちないようにか漆喰しっかり付け
って感じがした。それか1回取れたのかな?
栃木とか川越で見たような
ゴツい影盛りって雰囲気でもない気はする。
黒柿。
あ〜〜〜ご立派でございます!!(平伏)
ここでもか!!!!あ〜〜〜
戸袋地袋が金の部屋の方の引手。
金がスッと入ってて色の揃え方が良い。
後ろは……
鶴ッ
この隙間に、ずっと正対してたい。
さっきの隙間の絵って、
この襖の絵の転用だったりするのかな。
こちらの引手も鶴ッ!かわいい。

この部屋はどこ見ても、あっあ〜〜〜しゅごい。。。となる、こだわりに平伏し語彙力を吸われるヤバい部屋。やばい。良い。好き。 

部屋の風の通りも良くって、千葉って東京よりも良く風が吹く気がするから居心地良い部屋だな。開けていれば心地よいし、こちら、曇りガラスだし、障子もあるし、なんというか、その……密談にもピッタリですわね。外からみても明かりは通すだろうけど人影は見えるか見えないかだろうな。

お次は洋館。
いろんなところに火除の札があるね。
確かに火事は怖い。
あっあっあ〜〜〜好き。
外側のガラス戸は立って歩くと顔は見えるかな。
膝ついていればすりガラスゾーン。
その、やはり、密談に向いて……
お手洗いの水って、
このタイプって外にあるイメージだった。
中にあるんだね、寒くなくて良いや。
あと、トイレが離れてない?ってことは
外に出て人に見られることもなく済むってことよな。
来客者のプライバシーばっちり。

普通にお酒や日用品を買いに来ることもできそうなお店だったとも思うし、と、同時に軍のお偉いさんの接待もできちゃうような立派な建物だとも思う。津田沼の歴史を伝える良い建物だなぁ。

張替酒店は現在、京成大久保駅前に移転リニューアルオープンしている。木・日曜には角打もやってるんだって。旧店舗の什器を一部使用しているらしく、とっても気になる。お財布にぎりしめて行かなきゃ!!


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ささき
おいしいごはんたべます。