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【全文無料】デッキ解説:ドラパルトex

Site(シテ)と申します!
ということで、今回からポケカのデッキ解説をやっていきたいと思います。
初めての解説記事になるため、不足していたり、改善意見がある方もいると思います。
その場合は是非コメントにて教えて頂けるとより質の高い記事を作成できるので、
何卒何卒お願いしますm(*_ _)m


1)前紹介

今回のテーマは「ドラパルトexデッキ」についての種類と紹介になります!
「バトルパートナーズ」が発売され、「F」のカードがレギュレーションから居なくなった現在の環境で圧倒的Tier1の座に君臨しているデッキタイプです。

2)ドラパルトexの強み

ドラパルトexは以下の3点で強いとされています。

①基本ステータスが優秀
②低燃費かつ技が高火力
③1進化の特性が優秀

まず①についてですが、
ドラパルトexは「2進化」の「テラスタル」ポケモンです。「テラスタル」はベンチにいる間、技のダメージを受けない効果があるため、ベンチで安全に攻撃準備ができます。
さらにHPが320もあり、ドラゴンタイプのため、弱点も付かれず、なかなか倒されづらいのも強さの一つです。
次に②についてですが、
2つの技の内、上技「ジェットヘッド」は無色エネルギー1つで70ダメージ出ます。これは現環境の進化前たねポケモンの平均HPラインであり、使い勝手が良い技です。
次はメイン技「ファントムダイブ」です。炎・超エネルギーの2つで、200ダメージを出しながら、相手ベンチのポケモンにダメカン6個を好きなように置くことが出来ます。たったのエネルギー2つで合計260ダメージ分を与えることが出来ます。
さらにベンチへの効果は「ダメカンを置く」なので、「ダメージを受けない」系の特性を持っているポケモン(例:ミミッキュやギルガルドなど)にもダメージを乗せていくことが出来ます。
さらにこのポケモンはテラスタルのため、ACE SPECの「きらめく結晶」の恩恵を受けることができ、実質1エネルギーのみでもファントムダイブが可能なため、早いターンで技を打つことも可能です。
最後に③です。
ドラパルトexデッキで必ず採用される、1進化のポケモン「ドロンチ(ドラゴンタイプ)」の特性がとても強力な点です。


ドロンチは特性「偵察司令」を持っており、自分の番に1回、山札の上から2枚を見て、1枚を手札、もう1枚を山札の下に置きます。これによってより手札の質を高めることができ、ゲームのアクションを強力にできます。
さらにこのポケモンは「非ルール」の進化ポケモンのため、「特性を無効化する特性」を持つポケモン(例:テツノイバラex、クレッフィなど)の妨害を受けづらい点もかなり優秀です。

以上の強みを踏まえ、現在環境にいるドラパルトexデッキを解説したいと思います。

3)デッキの種類と解説

ここからはシティリーグ等で結果を残しているドラパルトexデッキの種類とその内容について考察・解説したいと思います。

1.カースドボム・きらめく結晶型

まずは今環境で1番主流な型である、
通称「結晶型ボムポルト」です。
このデッキは特性「カースドボム」のサマヨール・ヨノワールが採用されています。カースドボムは自身を気絶させる代わりに相手のポケモンにダメカンを5個または13個乗せる強力な効果となっており、ベンチへ攻撃出来るドラパルトexと組み合わせる事で、サイドが負けている状況から一気に大逆転を狙うこともでき、非常に相性のいいカードとなっています。
また、「ドロンチ」の特性「偵察司令」によって、手札リソースを安定させることができ、その都度の最良プランを通しやすい便利な特性です。
「スボミー」も採用されており、最強技「むずむず花粉」によって時間を稼ぎながら、ゆっくり着実にフィニッシュまでの準備ができます。
ACE SPECには「きらめく結晶」が採用されています。テラスタルポケモンに装備されている場合、技を打つための必要エネルギーが1つ軽減される効果を持っています。これにより、手張り+きらめく結晶で即座に攻撃可能です。
最近の型には「フライングエントリー」の特性を持った「ルチャブル」が採用されていることが多いです。ルチャブルの特性「フライングエントリー」は手札からベンチに出した時に、相手のベンチのポケモン2匹にダメカンを1個ずつ置く効果です。この特性を利用することで、ファントムダイブで複数のポケモンを同時に倒すためのダメージ調整がより行いやすくなります。基本的には特性以外では使用することはないため、フィニッシュターンに使用する形となります。スタートでは出したくないですね。
ルチャブルの枠には他にも候補となるカードが2種類あります。
1枚目はガチグマアカツキexです。

ガチグマは特性「老練の技」によって、本来の必要エネルギーより少ないエネルギーで高火力を見込めるカードです。相手のサイドが残り1枚ないし2枚であれば、手張りかそれ必要とせずに技を打てるため、非常に強力です。また、カースドボムで相手のサイドの枚数を調整できる点からも、非常にシナジーの良いカードとなっています。ドラパルトは単体に対し、「負けん気ハチマキ」を合わせても最大230ダメージしか望めないため、それ以上を出せるガチグマは終盤の足りない打点を補える役割を持ちます。
2枚目はマシマシラです。

マシマシラは特性「アドレナブレイン」を持っており、自身に悪エネルギーが付いていると、番に1回、相手ポケモンに最大ダメカン3つを乗せかえることができます。対戦において、相手が乗せてきたダメージを返すことで、フィニッシュを長引かせたり、逆にこっちのフィニッシュを早めることが可能です。現在はドラパルトの数が増えているため、ミラーマッチを意識して採用する人もいるようです。

立ち回りとしては最初は後攻をとってエヴォリューションでドロンチの展開が最良、最低でもスボミーでグッズロックを行い、時間を稼ぎたいです。
最初から急いでサイドを取ると言うより、ヨノワールやドラパルトをスボミーとドロンチを使ってしっかり準備して、最後に逆転を狙うのが最良プランとなります。

対面の有利不利ですが、下記の通りです。
(個人的意見も含まれていますので、ご了承ください)
〇有利
・リザードンex
→スボミーのグッズロックが刺さるため
・オーダイル
→どのポケモンを縛り付けられても基本的にそのポケモンで攻撃することが可能なため。
・ホップのザシアンex
→ザシアンのHPが少ない+カビゴンやシステムとして使われた場合のブリジュラス等をダメカン置く+ファントムダイブで狙い撃ちに出来るため。
〇不利
・タケルライコex(微不利)
→比較的安定してドラパルトをワンパン出来るため。
・サーフゴーex
→攻撃するまでのハードルが低い上にドラパルトをワンパンできる+ドラパルトがサーフゴーを倒す前にドラパルトが倒される可能性がかなり高いため。
・サーナイトex(微不利)
→リーリエのピッピexの特性によって、弱点を付かれる+サーナイトさえ立てられれば毎ターン安定した火力が見込める+マシマシラによってダメカンを反射・逆利用されるため。
・Nのゾロアークex(微不利)
→Nのヒヒダルマによるベンチ狙撃+Nのレシラムのパワーレイジによるカウンターによってドラパルトや進化元が倒される可能性が高いため。
・ブリジュラスex(微不利)
→フトゥー博士のシナリオやポケモン回収サイクロンで回復される+レイジングハンマーでドラパルトが返り討ちに合う可能性が高いため。
・ヤドキング(微不利)
→ハードルは少し高いが、準備が上手く行けば、ドラパルトを立たせる前に相手のポケモンをトライフロストで壊滅させることが出来るため。
〇五分
・リーリエのピッピex+オーガポンex
→リーリエのピッピexの特性によって弱点を付かれるため。ただし、ピッピはHPが少なく、ファントムダイブを耐えられないため、後続のアタッカーの育ち方によって勝敗が別れる。
・ソウブレイズex
→序盤のエネ落としさえ上手く行けばソウブレイズexがドラパルトをワンパンできる可能性があるが、基本的に序盤の火力はドラパルトが優勢のため、五分とする。
・お祭り音頭カミッチュ
→早い段階で攻撃できてかつベラカスを立てることが出来れば、ドラパルトに追いつかれずに勝てる可能性があるが、ドラパルトを早めに立てられると、ドラパルトが残る可能性が高くファントムダイブ2回でかなりの大損害を被ることもあるため、五分とする。

2.テツノイバラ型

続いては、テツノイバラexが採用された、通称「イバラパルト」です。こちらはテツノイバラexの特性「イニシャライズ」を活用して、相手の動きを鈍らせ、ドラパルトで盤面を制圧するデッキです。テツノイバラexの特性「イニシャライズ」はお互いの「未来」以外の「ルールを持つ」ポケモンの特性を無効化するもの。これは現在の環境では、「オーガポンみどりのめんex」や「イキリンコex」、「リザードンex」、「ブリジュラスex」など、数々のデッキの主力格の特性を無効化し、動きを制限・封殺することが出来ます。対して、こちらのメインシステムであるドロンチは非ルールのため、影響を受けません。よってゲーム内リソースで圧倒的アドバンテージを獲得することが出来ます。
ACE SPECには「プレシャスキャリー」が採用されています。プレシャスキャリーは、自分のベンチに上限数まで好きなたねポケモンを出せる強力な効果です。これによって前半の展開を簡単に済ませる事ができ、相手との展開力で大きく差を付けることが出来ます。
このデッキでは上記のボムパルトで不利評価となっているデッキを軒並み五分以上で対応することが可能な一方、ザシアンなどの特性を持たないポケモンや非ルール軸のデッキが相手の場合、微不利寄りの評価になるのがネック。

立ち回りとしては先行後攻どちらでも構わないが、個人的には先行の方が良いと考えます。
やはりテツノイバラexによって相手の特性を止めることが現環境でかなりの影響力を持っているため、先にテツノイバラを立てることで、相手の動きを大きく制限し、ゆっくり自分の準備を進めることが出来ます。
なお、後攻の場合でも、ペパー→プレシャスキャリー→テツノイバラバトル場へ→エヴォリューションで展開と次ターンの妨害を一挙に行うことで相手のテンポを崩す事も出来ます。

3.ネイティオ+アンフェアスタンプ型

続きましてはボムパルトに次いで、シェア率が上昇してきている「ネイティオ型ドラパルト」です。
ネイティオは特性「アカシックセンス」を持っています。自分の番に1回、手札から超エネルギーをベンチのポケモンに付けて、2枚ドローする特性です。
これによってスボミーのグッズロック下においてもエネルギー加速・手札補充が可能なため、ゲームテンポを落とさず戦うことが出来ます。また、この特性によって1ターンにエネルギーを2枚付けられるため、即座に攻撃も可能です。
ドロンチだけでなく、ネイティオでも特性で手札を補充でき、かつサポートを使わずともエネルギー加速ができるため、ACE SPECは「アンフェアスタンプ」がとても有効です。アンフェアスタンプで相手の手札に干渉しつつも、自分の手札をリフレッシュし、さらにドロンチやネイティオで手札を潤すことで相手とのリソースレベルに大きく差をつけることが出来ます。
今回私は「アグノム」を採用しています。

アグノムは技「マインドキネシス」を持っています。この効果は相手のダメカンの数で青天井にダメージを上げることが出来ます。ドラパルトやカースドボムでダメカンをたくさん作り出すことが出来るため、相性がとても良いです。また、HPが70のため、仲良しポフィンからサーチすることも可能なため、手軽に用意出来る点もオススメです。
他にもリーリエのピッピexを採用するのも選択肢としてあります。

このカードは特性「フェアリーゾーン」によって、現環境2TOPの「ドラパルトex」「タケルライコex」に弱点を付くことが出来ます。さらに技も火力を出しやすい条件のため、使い勝手はかなり良いと思います。ただし、HPが190しかないため、ファントムダイブを耐えられない点やルールポケモンのため、倒されるとサイドを2枚も取られるため、リスクもそこそこ存在する点に注意する必要があります。

4.リザードンex+アンフェアスタンプ型

続きましてはリザードンexと組み合わせた、
通称「リザパルト」です。
コンセプトとしては、ドラパルトexの不足点として挙げられる、「後半の火力の低さ、つまりワンパンが出来ないこと」を克服するために、リザードンexを採用し、火力面を補う形となっています。

リザードンexは山札から炎エネルギーを加速できるだけでなく、ゲーム終盤のワンパン性能に優れています。ドラパルトでは越えられないHPラインを簡単に超えて行けるのが、このデッキにおけるリザードンの強みとなります。
これにより、従来のドラパルトが不利としていた、「サーフゴーex」や「Nのゾロアークex」に対しても一定数の勝率を見込めると思います。
ただし、デメリットとすると、2進化が3種類あるため、デッキが少し重たいです。進化ラインが揃うまではスボミーで時間を稼ぎながら、ドロンチで引いて揃えるのがメインプランとなるため、少し速度は落ちます。また、「ふしぎなあめ」を使って進化することを前提にしている部分もあるため、相手のスボミーがかなり辛いです。早めにドロンチに到達出来ない場合、相手にそのまま押し切られる可能性もあります。

5.ルガルガン+シークレットボックス型

こちらのデッキは、私個人が考えたオリジナルとなります。(もしかしたら誰かがこれに似たような形で使っているかもしれませんが…)

ルガルガンは新弾「バトルパートナーズ」で収録されたカードです。自身の効果でトラッシュからのエネルギー加速ができる特性を持っているのに加え、打点は相手のバトルポケモンのダメカンの数で青天井火力が見込める技を持っています。ドラパルトのファントムダイブの後にダメカンを6個乗せたポケモンに対し、280ダメージを見込め、元の乗っているダメージと合わせて340ダメージを出せるため、ドラパルトと相性がいいアタッカーとなります。
また、特性によって付ける「スパイクエネルギー」は技のダメージを受けた時、その技を使った相手ポケモンにダメカンを2個乗せる効果を持ち、2枚付けると、ダメカン4個となるため、さらにポケモンを倒しやすく出来ます。

ACE SPECにシークレットボックスを採用している理由としては、2点あります。

1点目は、「スパイクエネルギーをトラッシュに置くため」です。
ルガルガンの特性はトラッシュからスパイクエネルギーを付ける効果のため、1度トラッシュにスパイクエネルギーを置かなければなりません。よってアンフェアスタンプ等では手札に来たスパイクエネルギーを捨てることが出来ないためです。
2点目は「呼び出し札とスタジアムのサーチが欲しかったから」です。
この構築では、ドラパルトのファントムダイブでダメカンを乗せ、乗せたポケモンをルガルガンで取るという流れを想定してしています。そのため、「ボスの司令」や「カウンターキャッチャー」と言った、呼び出しカードを使いたいシーンが、他のドラパルトデッキより、多く発生します。
また、スタジアムに採用されている「ジャミングタワー」は、お互いのポケモンの道具の効果を無効化します。現在では「リーリエの真珠」や「ゴージャスマント」、「勇気のお守り」など、HP増強や取られるサイドの枚数を減らせると言った、強力なポケモンの道具が増えています。そのため、ルガルガンが倒せるラインから相手が逃れないために、ジャミングタワーを採用しています。

私の個人的意見ですが、ドラパルトは基本的に「エヴォリューション」を使うと、そこからポケモンの道具をあまり必要としないデッキタイプだと思っているため、ドラパルトにもノイズにならず、相手に一方的に妨害を押し付ける事が出来ると考えています。

最後に

ドラパルトexをメインで活用したデッキについての解説は以上となります。
ここまで読んでくださった方は、本当にありがとうございます!
今回の記事で改善点や補足、良かった点など、色んな意見をお待ちしております!
是非コメントをお願いします!

私自身はまだ大会で大きな成果を残せていませんが、今後はシティリーグを中心に大型大会への出場も視野に入れていきたいと思ってます!
また、今後は自分のジムバトルや大会の成績もまとめて行ければと思っております!

何卒何卒お願いしますm(*_ _)m


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