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ナゾときっぷ2022(阪神編)に行ってきました

阪神電車を使った謎解き、「ナゾときっぷ2022」に行ってきました。阪神電車の謎解きはここ数年毎年開催されており、私が参加するのは3度目です。電車移動を伴う謎解きは最近増えており、年々参加者も増えているように思います。反面、移動する場所は違えど大体同じような内容なので何回も参加している人にとってはちょっと食傷気味なところもあると思います(私もその一人です)。そうした中、本作品は阪急電車との連動をはじめ、新しいアイディアがたくさん詰め込まれている意欲作。初心者から謎解き好きまで幅広くお勧めできる作品です。

今回は感想だけでなくネタバレなしのレビューとなるよう意識して書いてみたいと思います。

○謎解きレベルを選択

本作品は参加者が謎解きレベルを選択できるようになっていました。謎解きは、経験者と初心者とでは、謎を解くレベルが結構違います。特に謎解きに初めて参加する人にとっては謎解きに慣れるまではちんぷんかんぷんの人も多いのではと思います。逆に慣れてくると謎解きのパターンがある程度わかってくるので、簡単な問題は見ただけで解けてしまいます。それはそれで面白くないので、バランスを取るのが難しい訳ですが、本作品は初級と上級の謎を完全に分け、どちらもが満足できるよう設計されています。私は上級コースを選択したので初級コースの状況はわかりませんが、上級コースでもめちゃくちゃ難しいわけではありませんでしたが、謎の中にひらめきポイントがいくつも仕掛けられていて解き甲斐がありました。また、初級と上級とでは謎を解く場所が全く違うので、どちらかのコースを解いた後、残りのコースを楽しむことも可能となっており、前回よりも謎のボリュームアップとなっています。

○一緒に参加する小さな子どもも楽しめるように

電車移動を伴う謎解きは、グループで参加される方も多いと思いますが、中には小さな子どももいます。そういう子どもたちにとって謎解きは全くわからず退屈してしまうと思うのですが、本作品は子どもでも楽しめるようARを使ったスタンプラリーが用意されています。これがどのくらいの効果があったのかはわかりませんが、家族で楽しんで欲しいという制作者の想いが溢れていてとても良い試みではないかと思いました。

こんなのにも出会えます

○街歩きの楽しさを存分に

前回は灘五郷がテーマになっており、なかなか楽しかったのですが、1点残念に思ったのは歩く距離の長さと、お店のなさ。駅から酒蔵まで結構距離があったのと、酒蔵を移動するのにまた駅まで戻って電車移動しなければならず結構大変でした。お昼もタイミングを逃すと周りに全然お店がなく、テーマの設定上仕方がないのかとは思いながらもちょっと不満でした。

今回も若干不安だったのですが、それは全くの杞憂でした。本作品は街歩きを楽しむことを中心に設計されており、どの駅で降りても周りにはお店が多く、クーポンも使用できるようになっており、お昼ごはんやお茶休憩するのも楽しめるようになっていました。これはとても良かったです。歩く距離も丁度良く、駅を降りてすぐに謎解きが始まる街や、少し歩く待ちなど色々で、本当に上手く設計されていると思いました。ポイントとなる場所も有名なところからマイナーな場所までうまくまとめられており、これから遊ぼうと思っている人へは是非おすすめしたいポイントです。

海辺を散歩


○2300円で一日遊べるコスパの良さ

本作品に限らず、電車移動を伴う謎解きは丸一日遊べるものが多く、遊びのコスパとしては抜群だと思います。家族や友人とワイワイと楽しむこともできれば、一人で黙々と楽しむこともでき、映画を観るような予算感覚で丸一日楽しめるのは素晴らしいです。また、公演型の謎解きと比較しても個人的にはコスパは良いと思います。今後も多くの人に楽しんでもらえるコンテンツとして成長していくのではと思います。

ランチはクーポンを利用して。なぜかミートソースに目玉焼きをトッピングしてしまいました。


○個人的感想

本作品は、電車移動型の謎解きとしてはとてもオーソドックスで、謎解きファンだけでなく、より多くの人に楽しんで欲しいという想いが詰まっていると感じました。知らない街に降り立つ楽しさ。探索の楽しさ。街歩きの楽しさ。そして謎を解く楽しさと、いろんな角度で楽しめるよう練り込まれた作品であり、これから謎解きを初めてみようという人には是非ともお勧めです。

後日、阪急電車バージョンも遊んだのですが、本気でどちらもお勧めできます。個人的に言うと、街歩きが楽しいのは阪神編。謎解きが楽しかったのは阪急編です。ただ、あくまで個人的感想ですので、参考程度にしてください。

掛かった時間はお昼休憩とお茶休憩を含めると6~7時間くらいでしょうか。午前中に始める方が良いと思います。また一日で二つ回るのは難しいと思いますので、どちらかひとつにする方が良いと思います。

○まとめ

というわけで、ネタバレなしでまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。電車移動の謎解きは、ある程度パターンが見えてきた面もありますが、まだまだこれから進化していきそうな可能性も秘めており、これからも参加していきたいと思います。自分ならこうしてみようというアイディアもふつふつとわいてきているので、近いうちに何か形にできたらと思っています。



こんなの創ってます。良かったら遊びに来てください


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