なんで今、 X-Pro3 だったのか。
つい先日、x-pro3を手に入れた。
x-e4のシンプルで小さくて軽くて、
グリップが無いところも大のお気に入り…
なのにである。
しかも、
やれpro4が出るんじゃないかとか、
やれXサミットが開催なんじゃないのかとか、
そんな時期に、
どうして今、
xpro3 だったのか。
1. 目が合ってしまった。
その日、
もうずっと防湿庫の中がイッパイだったので、
思い切って某社のレンズを数本売りに行ったのだ。
ただそれだけのはずだった。
そうは言っても店内をグルッと一周、
ザッと見て回るじゃないですか。
なんなら虎視眈々と物色するじゃないですか(笑)。
そして、
あれだけレンズとカメラだらけの店内で、
例の黒い箱と目が合ってしまったのだ。
「お。まだ新品あるんだ・・・。」
・・・そっから先はもう、
思う壺なのだった(誰の?笑)。
2. そして、話しかけてきた。
xpro3をジットリと眺めつつ、
心の中では
「ちょっとデカいよなあ。」
「グリップがなあ。」
なんて思っていると、
店員さんが実物触ってもいいとおっしゃる。
「そ、そうお?んじゃちょっとだけ。」
と、触っていると、
話しかけてきた。
店員さんがじゃないですよ、
カメラがです。
↑ホラ、段々言ってること、
オカシくなってきてるでしょ。
その日、とても疲れてたんです(笑)。
「あたしはね、
自分で言うのも何なんすけど、
小さいレンズも相当イケますし、
うちの1.4シリーズとも相性ピッタリすよ。
ただレンズがね、少し重くなるんで、
グリップつけときやした。」
(xpro3談)
それはあたかも、
待たされた居酒屋かなんかで
「お待たせしちゃったんでつけときやした」的な、
「山かけマグロ小鉢一品」的な、
「おっ。ちょっとウレシイね。」的な、
そんなものの言い方に、
グリップがなんだかとてもウレシイ、
とても良いものに見えてきたのです。
更によくよく見てみると、
取ってつけたかのようなそのグリップの、
いかにも後付けしたような「つけときやした」感が、
とても可愛らしいものに見えてきたのですね。
しかもこのグリップ、
指先がよく引っかかるように
まるく凹彫りになってるのが秀逸。
3. やっぱり声を聞くことが大事だった。
ほんのひと言ふた言でも、
やっぱり実物の声を聞く事が大事だった。
自分の思い込みや決めつけは、
すべて解決してしまったのだ。
(新たな思い込みとも言う(笑))
OVFで広角側の枠が…とか、
液晶のパカパカが…とか、
色んな議論があるのはわかりますが、
私の場合そのあたりは初めからあまり問題視していなく、
全てわかったうえで、
「個性」で一件落着(笑)。
(あくまでも私見です。)
OVFは大歓迎だし、
広角側の枠なんて使ってればわかってくるし、
元々モニター確認はしないし、
バリアングルに至ってはしまっちゃうタイプなので、
そのあたりの個性はシックリくる。
それに私自身、
道具側のクセをわかったうえで、
それを使いこなす方がカッコイイと思ってしまう、
ヒジョーにメンドクサイ人間なのです(笑)。
4. 決定打は一期一会。
もう新品は世に出てる限りだよってこと。
買わずに後悔するなら、
買って後悔しようって思うこと。
そして何より、
見て触って、伝わってきちゃったってこと。
展示品なんかで散々触ってきていたのに、
伝わってきたのは今回が初めてだった。
これからは、
その日の気分で上の写真のような2台持ちだってできちゃう。
大きめと小さめのこの組み合わせ、
最強じゃないでしょうか。
え?
pro4出たらどうすんだ、ですって?
そりゃそんとき考えます(笑)