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遊戯王マスターデュエルDC 2024 DEC80位🥈【ユベル】レポートのようなもの
お久しぶりです。
今回ユベルで前回に引き続き銀アイコンを獲得することができたので構築の紹介と採用カードの意図など軽く話したいと思います。
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構築
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構築の軸は一般的なユベルと同じで自由枠のカードに先攻札を多く採用しました。
今回特に天盃龍が苦手な対面で、天盃龍対面の勝率を上げつつ他対面の先を確実に取れるような構築を目指しました。
後攻も灰流うららやドロールで弱くした盤面を三戦の才やスローンのような強力な手数で捲れるゲームもそこそこありました。
自由枠のカードや採用枚数など一般的な構築と異なる部分だけ補足しようと思います。
・ヘルグレイブ・スクワーマー
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1〜2枚採用が一般的だと思いますが、解門の規制によりピリレイスの地図で初動率や手札の質を高くしている関係で重くなりがちな無効系やドロールを貫通するために積極的に引きたいので3枚採用しました。
スクワーマー+スピユベのような組み合わせ初動も増えるので初動率も上がるし、最低限悪魔が並べば展開できるので手札にきて嬉しいことも多かったです。
・ドロール&ロックバード
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デッキ分布で特に多かったのが天盃龍、粛声、霊獣で次点でキマイラ、イグニスター、ギミパペのようなデッキだったので天盃龍以外の対面に順当に刺さる誘発として採用しました。
また、スクワーマーかスローンやシャバラを素引きしていたりすると自ターンのGに対して使うことで展開を継続できる点も強力で、1ドローで抑えながら盤面を作ることができます。
・ピリレイスの地図
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初動率を上げつつ、サーチ先の選択でより強力な盤面を作りたいので3枚採用しました。
招来神+ロータスのような強力な組み合わせを作りやすく、無効系もスクワーマーを引いていればエルフを出して招来神を釣ることで2枚まで貫通できます。
特に天盃龍以外のデッキは先寄せのために三戦の才や墓穴の指名者を積んでいて誘発はあまり積まずに手数で捲ろうとしてくるので、最終盤面にエルフを追加して三戦や墓穴の受けなどをよくできる盤面を作りやすいのはよかったと思いました。
三戦の才という受け身のカードや、神の宣告という盤面を作らないと強く使いにくいカードをガン積みしている関係で、事故を減らしてできる限り先攻を落とさない構築にしようと意識しました。
・三戦の才
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天盃龍を意識した先攻札ですが、捲り札としても機能するので強力でした。
スクワーマーのような貫通札を多く採用しているので誘発を貫通しながらピーピングハンデスして勝てる試合が多かったです。
天盃龍以外のほとんどのデッキが先攻札として採用している印象で、粛声にドロールを通した試合のほとんどでハンデスされてるような気がしました🙃
三戦などと一緒にスローンや解門のような強力な手数を持っていればイグニスターや霊獣のような強力な展開デッキを捲れるポテンシャルもあります。
・神の宣告
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こちらも天盃龍を意識した先攻札です。
羽根嵐ライスト一滴のようなユベルの苦手な捲り札や天盃龍の召喚権に対してうちます。
最終盤面で唱導まで通ってるなら唱導から開いてリブートケアすることは意識したほうがいいと思います。(1敗)
霊獣対面は融合カンナssへの神が強力で、事故って神伏せて返したゲームでも粘って勝てたりしたし、後手でまくった後に神で蓋をして勝ったゲームもありました。
・トロイメア・フェニックス
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前回のDCでユベルを使ったときも採用していました。
DC 2024 SEP 90th 銀アイコン🥈
— しーたけ (@sitake_) October 1, 2024
使用デッキ【ユベル】
構築は変えずに走り切る予定だったけど最終日にすこしいじって銀ライン乗せられたのでよかったです! pic.twitter.com/2NCs9UJsFW
このデッキで後ろを触れるカードは少なく、比較的少ない消費で後ろを触れるカードとして強力でした。
リトルナイトと違い直接攻撃の縛りもなく、このカード自身は悪魔族なのでヤマの素材にできます。(リトルナイトをEXモンスターゾーンに出すとリンク先が無くなって展開しにくくなる)
また、先攻で勝ち切るという意味でもラビュのような罠デッキにガバ伏せで返されたとき、後ろを触りながらアクセスやアンヘルを安全に通していくのは重要で、罠デッキ対面で強力なカードだと思いました。
サモリミを除去する際にも、相手ターンにスピユベやスクワーマーを展開できたり場にモンスターが残っている状況だとリトルナイトと違いアルミラージを経由する必要もないので少ない召喚回数で相手の意識外から後ろを触れることもありました。
ここからは採用しなかったカードです。
・増殖するG
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このゲームで一番強いであろうカードですが、不採用になりました。
主に天盃龍と粛声対面で効きにくく、ギミパペや竜剣士、ライトロードのようなデッキには他にも誘発を採用しないとつっぱられて負けますし、天盃龍以外のデッキは天盃龍のGを弾くために全力で、Gだけ引いても通るか怪しいです。
各対面への通りやすさや先攻での役割という意味でGよりもドロールの採用を優先しました。
・抹殺の指名者
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Gを1枚残して採用するか悩みましたが、無効にできる範囲も狭く、このカードの採用のためにGや無効系誘発などを入れるのもいやだったので抜きました。
・混沌の召喚神
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解門を1枚初動にするカードですが、前回DC後の規制で解門が減ったことにより解門スタートすることが少なくなったので素引きが弱い召喚神は抜けました。
・サモン・ソーサレス
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混沌の召喚神が抜けてから、招来神のみの初動でしか出番がないカードだったのもあって個人的には抜いてもいいカードだと思いました。
おわりに
構築はDC前のレートで調整しながら決めて、3日間ずっと同じ構築で走ってました。
正直、環境的にも天盃龍が最強で今回勝ち切るのは厳しいと思っていましたがなんとか銀アイコンを取ることができました。
最終日あたりに上位帯でユベルが勝っているという情報も耳にして、上位帯では天盃龍の分布が少なく違ったメタゲームが展開されていると予想されていたので、最終日に構築を変えるか悩みましたが、銀ラインを目指す道中では多くはなくても一定数の天盃龍とはマッチしていて、最初に決めた先寄せ構築で走りきれてよかったと思いました。