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かずきの大剣 第4話:峠の町フェラチオーネ

4話「峠の町フェラチオーネ」
山を登り、俺達3人は峠の街「フェラチオーネ」と言う町に着いた。着いた頃には既に日は沈んでおり、俺達はすぐに宿屋を取り晩飯を食べる事にした。

かずき「着いたなーフェラチオーネ。なあアザゼル!ここは何が有名なんだ?」

アザゼル「…そうですね…ここは精力魔法発祥の地ですので…魔族やエルフや獣人族のキャバクラや風俗…後はサキュバスとかも店を出してますね…農産品とかも特に有名な物はなくて…夜で生計を立ててる町ですね…」

リアの視線が一瞬だけ俺を向いた気がするが冷たい視線だった気がする…恐らく夜の相手をしてくれないかもしれないと嫉妬しているのだろう。サキュバスは少し気になるがリアとの夜の運動が出来るなら我慢しよう。
少し気まずくなりそうなので、俺は話をずらす事にした。

かずき「へ、へーそうなんだ!所で晩飯はどうする??山の町だから肉か??」

アザゼル「…この辺りはどの山にも居るようなモンスターしかいませんよ…ホーンラビットやリザード、ウルフとかワイルドボア(猪のモンスター)のお肉を丸焼きにした物…後は山で取れた山菜などを使って作る暖かいスープ等ですね…」

リア「スープ!いいね〜!大雨に撃たれた後だから身体も冷えてるし暖まれそうだね!!」

リアの機嫌が戻ったみたいで良かった。この1年リアは滅多に機嫌を損ね無かったが機嫌を損ねた時のリアはちょっと怖い…

かずき「よーし!じゃあ山菜スープとリザードテールの丸焼きにしようぜ!!」

その日の夜飯は大いに盛り上がった。
言い忘れていたが、この日はリアの誕生日だったので、俺はリアにこの前寄った海の町で買った星型の貝殻が着いたネックレスをプレゼントした。とても喜んでくれたリアの笑顔は、最高に可愛かった。

その後も盛り上がり、酒も進み
良い感じに酔っ払ってしまったので、
宿屋に着いてからのリアとの夜の運動会も
大いにはかどった。
途中でうるさかったのか、アザゼルが俺とリアの部屋を開けてしまい、アザゼルもされるがまま夜の運動会に参加した。少し怖がっていたアザゼルも、俺のデカチンを見て興奮したのか、すぐに虜になってしまった。
そうこうしてる内に3人で同じベットで寝落ちしてしまい、朝を迎えた。

リア&アザゼル「おはよう…///」
少し顔を赤らめて2人はそう言った

かずき「おはよう…」
何故だろう。男性陣なら分かって欲しい。
朝の謎の虚無感。罪悪感。少し接しずらくなってしまうこの気持ち。この時間が少し気まずい。

俺達は朝ごはんと買い出しを済ませ、
昼前にはフェラチオーネを出る事になった。

どうやらリアは高位魔術の精力魔法の本を高額で購入したらしく、金欠になったと言って半泣きだった。だが精力魔法はアスピアと戦うにあたって必須になってくる物なので、
俺がお願いもしてないのに買ってくれたリアに感謝の気持ちを込めて金貨を数枚渡した。
アスピアとの戦いは近い。

※この世界は銅貨→銀貨→金貨の順で価値分けがされいて、金貨1枚で銅貨1000枚分、銀貨100枚分の価値があります。

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