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番外:五・一五事件
今年で五・一五事件から90年
歴史の教科書で学んだ方も多いでしょうが、概要としては、
1932年5月15日の午後5時30分頃、4人の海軍青年将校と5人の陸軍士官学校の候補生、計9人が首相官邸を襲撃した事件です。
当時の犬養毅首相と青年将校の
首相「話せばわかる」
青年将校「問答無用」
というやりとりの後、犬養首相に青年将校が2発の銃弾を浴びせ殺害しました。
詳しくはwikipedia先生にお譲りします。
この事件が起きた背景は、当時の情勢にあったと言われています。
広がる経済格差
国民不在の正当政治
不安定化する国際環境
etc…
なんだか今の日本が置かれている情勢に類似していますよね・・・・。
当時の情勢は世界大恐慌と政府の緊縮財政による都会と農村間における格差が広がるという今の時代に似た状況
青年将校らは、日本の現状を打破しようと立ち上がったわけです。
当初は青年将校らの暴挙に批判が集まっていましたが、動機が明らかになるにつれ国民感情が青年将校らの同情、称賛へと移り変わっていきました。
政党政治に嫌気が差していた国民は徐々に軍人の行動を支持していきました。
戦前日本の結末は皆さまの知るところではありますが、今の日本が歴史を繰り返すことがないよう政治家の皆さまにはよくよく勉強していただきたいと思います。
了