愛しい太陽と月について。すこし振り返り。
I wanna go to your home.
今年の春、まだグクがお家で巣篭もりみたいにして、お酒を飲んで、活動もしていなかった頃。
兵役に行ったり、ソロ活動が始まったり、デビューからずっと一緒だったヒョンたちがいなくて、きっとグクの寂しさもマックスだっただろうこの頃。繰り返し同じ曲ばかり聴くのって、精神的にキツくて、無気力で、他に何も受け入れられなくてっていう、自分もそういう経験があったから、痛々しく見てました。
グクは思春期の頃から芸能界にいて、凄い速さで行き交う厳しいビジネスの中で、バンタンのお兄ちゃんたちに大事に守られながら伸び伸び育った、DNAがBTSそのものみたいな子。それなのに、BTSはおやすみで、毎日そばにいたお兄ちゃんたちもいなくなって。
私はグクミンなので、この頃の寂しくて葛藤する日々の中、ヒョンたちの中でも特に、どんな感情にも常に寄り添ってくれてたであろうジミンが傍にいなかったことが、やっぱり一番辛かったのではないのかなと個人的に思ってます。
「あなたの家に行きたい」
互いの家を行ったり来たり。気さくにお酒を飲んだり、たわいのない話をしたりしたいのに。過去にジミンが不在の時は、まるでその時の自分の心情を表すかのようにSNSに曲をアップしていたグクだったから、 I wanna go to your homeもそんな風に聴こえてならなかった。
この少し前のウィバースライブでは、もっと寂しそうにしていたグクがいて、それでもその日はジミンのSet me freeの公開日だったから、最後に、
「12時に最高なものが公開されますよ」
って、精一杯の言葉でグクがジミンの作品を送り出してくれた。
私がグクミンを好きなのは、ジミンとグクが二人だけで共有している、こんな風にあたたかでさりげない、優しい関係性が大好きだから。山ほどあるこれまでの二人のエピソードやシグナルが本当に愛しいから。二人でいる時のムードが本当に幸せそうだから。
遠く遡れば雨の日の喧嘩。
大人しくて口数の少なかったマンネが本気で喧嘩できたのは、やっぱり相手がジミンだったからじゃないかな。どんなに激しく喧嘩しても、雨の中、建物の外で濡れながらグクを待っていたジミン。
グループに深刻な危機が訪れて、その頃グクが黙って一人飲みに行ってしまった時も、ジミンが追いかけていって、一緒にお酒を飲んで、その時のグクの想いを聞いて号泣したこと。
苦しい時も、こうして寄り添いあえる二人のエピソードは本当に胸に詰まされるものがあって。
ジミンがソロ活の最中でサノクを始めた頃、多分もうこの頃はグクのCKの撮影やシングルやアルバムの発売の方向性が決まり始めた時期なのかなと思うけれど、グクのムードも少し変わって、ジミンのMVを見たり、出演番組を見たり、ジミンを追っているグクが本当に楽しそうで幸せそうだった。
サノク帰りのジミンのウィバラに、何度も何度も投稿してきたのも本当に可愛いかった。そんなグクに、ジミンもとっておきの笑顔でコロコロ笑ってて、すごくあったかい時間だったな。
思えばこの頃から「ご飯食べに行くよ」「作ってあげるよ」みたいなやりとりが始まって、そしてジミンが仕事で出国するとグクがライブを付け始めたり、ご飯のレシピを公開して、そこにまたジミンが「食べたいな」ってコメントをつけたり、そんな可愛いルーティンを見せ始めてくれて。
この頃は、グクミン二人が一緒にいるところは全然見られないのに、反面そんなやりとりがたくさんあったから、二人の絆の深さをしっかりと感じられて嬉しかったな。
そんな時にグクのあの裸でベッドのウィバラ。
あれはもうご褒美としか言えなかった。
あの一連のやり取りの中に、二人の親密さと日常感がそのまま浮き彫りになってて、もう夢みたいだった。
ジミンは自分のプラベを見せることを警戒してるというか、頑ななのかなって思っていたので、少し前にウィバラで家を公開したのは本当に驚いたし、誰かを家に呼ぶイメージとかも全然なかった。家に帰っても、横になって天井見上げてるだけって言ってたし。
でもグクはまるでジミンの家に行くのが当然みたいに「洗面道具持って行こうか」って。まるでお泊まりしてるのが当たり前みたいな言い方してて、「あ〜、そっかそっか」って妙に自分でも納得したのを覚えてる。
「ヒョンなら大丈夫」のくだりも、グクのプライベートな部分を心身含めて全部知ってるから大丈夫というふうにしか聞こえなくて。グクがめっちゃ笑ってたのも印象的だったよね。
ずっとライブ上でイチャイチャしていたあの時間は、自分が思っていた二人の関係性をさらにリアルなイメージにしてくれた。あの恥ずかしがり屋で無口だったマンネが、こんなに饒舌に熱心に誰かを誘うってすごいなって思ったし。まるで昔ジミンがグクに「旅行に行こうよ」って、グクに乗っかりながら熱心に誘ってた時みたいに。
最近ではグクの方がそういうシグナルがわかりやすくて、ストレートだなって思っていたけど、そのエピソードを覆すのが、グクの誕生日のジミンの腕時計だった。
グクの出生時間に腕時計の時間を合わせてライブをスタートさせるとか、あんな印象的なプレゼント、なかなかできる事じゃないよね。
恋人同士だって、あんなメッセージの送り方はなかなか出来るものではないんじゃないかな。しかも分刻みに忙しい彼らが。
彼らは多分、お金なんて見たくもないくらいに持っていて、世界中にもう買えないものなんてないのかもしれない。そんな立場の人が大切な人にお祝いや愛しい気持ちを送る時には、こうやって伝えるんだなと。
真心を送るって、こういうことなんだなって本当に泣けた。
グクは運命論者でこれから起こる物事は必然だと思っていて、さらに数字にも拘りがあって、1013とか1108の数字を使ってこれまでもメッセージを発信してきたけど、そういうものを大切にしているのは実はグクだけじゃなくて、PTDのジミンの「2年3組15番」発言然り、さらに今回の時計のメッセージで、明らかにジミンも二人にまつわる数字を大切にしていることがはっきりと分かった。
あとは表情、特に笑い方とかが似ていたり、オフィシャルやオフの服が似ていたり、離れているからこそ二人の似ているところが目につき始めたのもこの頃かな。ステージ上の自分と、プライベートの自分を分離していないっていう、非常に重要なアイディンティの部分が同じだったことも、とても心打たれたし。
その後、グクのソロ活動も本格化して多忙を極め始めた頃「家に遊びに行くよ」「一緒にウィバースライブやろうね」っていうメッセージのやりとりがありながらも、公式的にはなかなかお目見えすることはなくて、二人はどうしてるのかなって考えてたところに、アメリカでのまるでバカンスのような写真が出てきて。
これはほんと胸が熱かった。
グクがアメリカに出国した翌日に、何のスケジュールも入っていないように見えたジミンもアメリカへ出国して、まさかグクと一緒にアメリカで過ごしたりとかないよね?そんな夢みたいなことないよね?って思っていたら、まさかのまさかであったわけで。
二人で薔薇のレストランを貸し切って食事をしたり、クルーザーの上で踊ったり。当時真相はわからないままだったから、これが例えば完全にプライベートで、全くこの事を二人が言及しないままだったとしても、かえってそれは大変に尊いことだし、逆に仕事だとしたら二人の過ごした時間を見せてくれるかもしれないと思ったし、どっちにしても大変に幸せなことだなぁと思ってた。
色々な憶測の中で、グクの誕生日にジミンがアップした二人の背中の写真はあまりにも鮮烈だったし、雲のイラストの写真はあまりにも甘かったし、あぁ、とにかく二人は幸せな夏のひとときを過ごしていたんだなと、本当に胸が苦しくなるくらい嬉しかった。
シュチタでこれが旅ドキュメントの一貫だったことがわかったけど、それにしてもさすがジミンヒョン、彼が公開するものの力強さったらないよね。
そして。
グクのGOLDENが大成功して、活動の終盤戦で聞こえたきた、まさかの
同伴入隊の噂。
たくさんの憶測の中で、個人的には、正直これが現実になったらどんなにいいかと祈ってた。バンタンが兵役に行くことになってから、ジミンとグクは一人じゃなく誰かと一緒に行ってくれたら安心だし、でもやっぱり二人が同伴で行ってくれたらどんなに心強いか、ずっと祈ってきた。
「兵役のことは同じ韓国人同士であっても、行った人にしかわからない」
前から好きでずっと聴いていたジュジュくんのYouTube番組で、彼は自分の兵役経験を交えながら兵役や同伴入隊のしくみ、そして兵役前の人たちの心情や考えについて教えてくれた。
入隊前は、一番好きな人と一番好きな所へ。
そして彼らは一緒に来日した。
わたしが今住んでいる北海道へも。
グクの渡米スケジュールの直前まで、彼らは実に5泊6日にも及ぶ間、日本にいました。旅ドキュメントを東京や北海道で撮影したのかな。滞在中の彼らの行動、特に北海道にいる間は目撃談もなく、一体どんな日々を送っていたのか想いは膨らむけれど、きっとそれはこれからのメディアで教えてくれるのだろうな。
北海道が聖地になるんだね。彼らがいた期間、この北の大地に彼らがいるって思っただけで、いつもの風景がまるで違って見えた。
まるでGCF東京の時のように、忙しい合間を縫って来た二人。以前と違うのは、もしかしたらジミンは少しだけ余裕があったのかもしれない。アメリカもそうだけど、旅番組の仕事半分、あとの半分は、グクの活動に寄り添ったり、兵役前の思い出を作ったりだったのかなと個人的に思ってる。
そして最終的に、公式から発表された「同伴入隊」。
同伴入隊の時は、審査書類の中で、どれだけ二人が親しい関係性なのか、同伴をする意義があるのか、そして親類縁者同士の関係まで詳細に調べられるそう。そこに至るまで、私たちの知らない紆余曲折がたくさんあったんだろうな。しかし彼らは最終的に、1年半、片時も離れることもなく、共に訓練に勤しむ日々を選択した。
互いをバディに選んだ。
ジミンがソロのウィバラで坊主頭を見せてくれたとき、一瞬見せた寂しそうな表情を見て、涙が止まらなかった。命を削ってアイドルの道を邁進している彼にとって、言いようのない想いが無限にあるんだと思って。
出立の日、「お兄ちゃんも頭を剃ったよ」って車から降りてグクに頭を撫でられている時に見せたジミンのあの表情。その表情を見て、思わずグクも目を逸らしたけれど、頭を撫でる手はそのままだった。
そんな二人だから、これから一緒に日々を過ごしてくれることがどんなに心強いことか。特別すぎる空間の中、心配はたくさんあるけれど、二人は一緒にいることで安堵したり気が安まったり、そんなふうに充電しあえる相手だから、だからこそ互いを選んだんだと思う。
1年半後、強くなるのは心身だけじゃなくて、彼らの絆もさらに強くなって帰ってくることを思うと、今はひたすら彼らの無事と安全を祈って、自分も成長しながら彼らを待とうと再決心した次第。
彼らは本当に人生を強く豊かにしてくれる。
지민이 와 정국이 영원히 험께니까.
※自分の記憶をなんとなく辿って書いているので、時系列があっていない部分もあると思います。ただこの節目の時期に、二人に対して個人的に思っている大切な気持ちを記しておきたいという気持ちで書きました。