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【WCS2009】みんなもキングドラで頑張ってみないか？【ポケカ過去レギュ】

しそちゃ

はじめに


　しそです。先日フラれました。
　今日はいつも擦っているWCS2010レギュではなくWCS2009レギュのデッキをご紹介。先日、プレイジムさんでイベントがあったため、それ用に新しく組んでみました。これから始めようと考えている方は少ないでしょうが参考になれば嬉しいです。
　
　なお、本デッキは調整相手がおらず、実際にイベントで使うまでは一人回しだけで調整しました。そのため高らかにオリジナルデッキと語っていますが、過去に同じようなデッキを作った人がいるかもしれません（というかいるでしょう）。被っていたらすみません。

WCS2010との違い（知ってる人は飛ばしても良い）

　ルールは殆ど同じだが、カードプールが異なる。WCS2009のカードプールはDp〜Dpt2。ジムリーダーのSPポケモン（レントラーGLなど）が出たあたりである。
　レジェンドシリーズに突入していないため、キメ顔でお馴染みグレートポケモンは全ておらず、そのほかにも、WCS2010の代名詞とも言える「ガブリアスC（Lv.X含む）」や「ミカルゲ（かなめのふういん）」、「たつじんのおび」なんかも存在しない。また、「ダブル無色エネルギー」もないため、サーナイトなどの無色エネ２つ要求するアタッカーも少ないイメージ。
　(詳しいカードプールや当時の環境はプレイジムさんのnoteやYouTubeに全て載っています。あそこほんとすげぇよ。）

　という環境の中で、相棒のキングドラ（グレート）を取られてしまった私だが、使いたいポケモンも特にいなかったため、せっかくなら新規開拓しようと思ってDPのキングドラを使うことにした。

キングドラの強み（読んでくれると嬉しい）

　使うのは基本的に下技の「ドラゴンポンプ」。１エネと手札コストで60ダメージ+ベンチに20ダメージ。この時代の60打点は結構優秀で、１.2進化ポケモンのたねならワンパンできるし、HP80のSPポケモンをワープポイントやレントラーGLを絡めることで2面取りもできる。エネ要求も低く、「破れた時空」などが噛み合えば最速先攻１tから攻撃可能で、環境的に雷弱点が気になるものの、HPは130とこの時代にしては高水準の域にあり、速攻デッキにありがちな耐久が薄いという問題点もあまり感じない。
　高火力は持ち得ないが、速度と範囲と耐久でカバーできる攻守にバランスの良いカードというのが私のキングドラ評である。
　
　「じゃあ環境トップだったの？」と聞かれれば首を縦にはふれない。この時代の中打点アタッカーには１つ大きな壁があった。それは『「ポケターン」どうしようもない問題』。
　
　「ポケターン」とは、当時あった特別なカテゴリーのポケモン"SPポケモン"専用の「ポケモン回収サイクロン」。SPポケモンは全てたねポケモン（一部Lv.Xあり）で構成されているものの、HPは70~90と高めに設定されているため、キングドラ単体でワンパンは難しい。つまり、SP相手にはあと一息というところまで追い詰めても「ポケターン」で手札に戻っていき、HP満タンのケロッとした顔でベンチに帰ってくるということだ。SP主体のデッキではそれが間違いなく4枚入っている。もうキツすぎてキツツキ。

　というわけで、この環境でキングドラが戦うには「SPポケモンをメタる相棒と組む」か「SPをワンパンできるようドーピングを搭載する」ことが必須である。

以上を踏まえた上で、私が辿り着いたレシピがこちらだ。

デッキレシピ

デッキ名：筋肉王国G
コード：ypMp2M-bHlJcV-pR2pE2

　キングドラの持ち味である速度を生かすため、「ふしぎなあめ」×4、「破れた時空」×3、「ユクシー」×2採用。1t目に全力で動いて、全力で殴って、ゲームの主導権を握りにいく。また、先ほどキングドラが戦っていくために必要な条件として挙げた「SPポケモンをメタる相棒と組む」と「SPをワンパンできるようドーピングを搭載する」は両方採用することにした。

①「SPポケモンをメタる相棒と組む」

　SPメタとして採用したのは知ってる人も多いであろう「カイリキー」。１エネ技「おとす」は、相手がたねポケモンなら強制気絶させるイカれ効果。ただし、「アンノーン[G]」が付いたたねポケモン相手にはダメージすら与えられなくなるので注意。
　エネの軽さや「ふしぎなあめ」による進化サポートなど、キングドラと同居させるにはあまりにも相性が良かった。「ハリケーンパンチ」による夢の120ダメージもあり、「アンノーン[G]」がいても仕事できるのはとても心強い。

②「SPをワンパンできるようドーピングを搭載する」

　毒を持って毒を制す。「フラッシュバイツ」×「ポケターン」で足りない打点を補っていく。元々は「プラスパワー」で考えていたが、どこへでもダメカンを乗せられて逃げ０要因としても便利なクロバットのが良くね？と気づき無理やり枠を作って採用。結果大成功。打点上昇にも、トドメにも、相手への圧にも使え、「プラスパワー」ではできないテクニカルな動きができて大満足でした。

カードの一言採用理由（読み飛ばしてもOK）

【ポケモン】
・「キングドラ」×３：説明不要。
・「シードラ」×２：こいつしかいない。まぁ２あればいい。
・「タッツー」×３：こいつしかいない。４欲しかったが無くても回った。
・「カイリキー」×２：説明不要。
・「ゴーリキー」×１：こいつが一番強いゴーリキー。1枚あれば回る。
・「ワンリキー」×2：サイド落ち嫌だし複数体立てたい時もあるので２。
・「ネンドール」×２：最強ドロソ①。３積む枠はない。
・「ヤジロン」×２：最強ドロソ①の下敷き。３積む枠はない。
・「レントラーGL Lv.X」×１：「ポケターン」あるなら積みたいよね。ボス効果で仕留め損なったベンチポケモンを呼び出したりできるし、「マルチエネ」でアタッカーにもなれるし本当に強い。ただ２積む枠はない。
・「レントラーGL」×１：下敷き。噛みついてるだけでも強いが枠はない。
・「クロバットG」×１：説明不要。
・アンノーン[G]×１：ゲンガーからネンドールを守るための存在。使わなかったら迷わずキングドラの手札コストに。
・「ユクシー」×２：最強ドロソ②。序盤からガンガン動きたいため2投。

【トレーナーズ（今でいうグッズ）】
・「スーパーポケモン回収」×４：コイン表出せば入れ替えも回復も能力再利用もでき、「破れた時空」があれば2進化にも気兼ねなく使えて良い。４裏は泣いていいよ。
・「ふしぎなあめ」×４：当時は出したばかりのポケモンにも使える素敵な仕様。４投してるけど回るなら３でもいい気してます。
・「ポケターン」×３：クロバット＆レントラー再利用装置。強いのでどっか削って４入れても全然良い。
・「ゴージャスボール」×１：マスボみたいなもん。積まない理由がない。
・「ワープポイント」×１：あなぬけのひも。キングドラで2面取り狙える時やネンドールを縛られた時に使う。結構使い勝手良かったため枚数増やしたいが1枚でもまぁまぁいけます。序盤で何も考えず使うのはやめよう。
・「夜のメンテナンス」×２：すごいつりざお。死んでったやつを戻せるのはもちろん、キングドラの技コストに躊躇せずポケモン切れるのが大きい。2枚は欲しい。

【サポーター】
・「ハマナのリサーチ」×４：たねor基本エネを合計2枚まで持って来れる。最高の初動迷わず４投。
・「ミズキの検索」×３：強いポケモン通信。進化先持ってくるだけでなく、ユクシー持ってきて無理やりドローして繋ぐことも多い。
・「デンジの哲学」×２：キングドラの技で勝手に手札がなくなっていくため、そこそこの枚数ドローできる。ネンドールが立った後は技コストとして迷わず切れるのもポイント高い。
・「シロナの想い」×１：最初は3枚あったがきぜつしていないと使いにくいため枚数がどんどん減っていった。別にデンジで良くない？という思いはあるが、8枚ドローはやはり魅力的なため1積んでる。
・「ハンサムの操作」×１：このレギュにおける数少ない手札干渉。こいつで相手が溜め込んだ「パワースプレー」を流してやりたい動きを無理やり通す。最悪最初の事故回避要因にもなる。まぁ１あればよさそう。

【エネルギー】
・「水エネルギー」×４：４あればいける。ハマナをしんじろ。
・「闘エネルギー」×２：あくまでメインはキングドラ。カイリキーで殴ることのが多いけどメインはキングドラなんです。１だと心許ない。２あると安心。
・「マルチエネルギー」×２：ルミナスエネ。こいつのおかげでレントラーもアンノーンも殴れていいね。2枚同じポケモンにつけたら効果なくなるから注意。

【※採用候補の方々】
・アンノーン[Q]：逃げ０作成機。欲しかったけどHP30は後攻１キルされやすい環境なのでこいつでスタートしたくない。結果抜けました。
・「プラスパワー」：理由は上に書いた通り、枠あるなら入れていいと思います。
・「アカギの策略」：「ポケターン」、基本エネ、サポーターを持って来れる優れもの。とはいえキングドラやカイリキーに直接アクセスはできないため今回はドロー重視で採用見送り。
・「雷エネルギー」：無くてもレントラーは殴れた。マルチエネ引けない不運な人は入れても。

対戦結果

２勝１敗。全てSP相手でした。キングドラあんま出番なかったなぁ。

１回戦：SPツールボックス　○
　序盤いきなりサイド2枚先行され終わったかと思いましたが、カイリキーで落とし続けなんとか追いつき、追い越しました。最後相手がパワースプレーをレントラーに打ってたらキツかったですが、メジャーなデッキタイプではなかったからこそ誤魔化せたポイントだと思ってます。

２回戦：SPツールボックス　×
　相手はあの有名なWCS2009世界チャンピオン。じゃんけん勝ってしまったためヤジロンのみエンドした結果、クロバットとドンカラスで後攻ワンキル喰らいました。どうしようもない。
　その後、時間余ったのでフリーで1戦やりましたが、ヤジロンネンドールを執拗に狙われ、スタジアム3枚で時空割られたりしてキツかったです。「SPメタを倒すSPデッキ」って感じがしてプレイヤーの練度も合わせてペース持ってかれたら勝てる気しなかった。相手が事故るかこちらがブン回れば勝てそう。

３回戦：レントラーゴウカザル　○
　このデッキはコイツを倒すためのデッキと言っても過言ではない。SPは「おとす」で対処し、「アンノーン[G]」が貼られてもレントラーなら「ハリケーンパンチ」、ゴウカザルならキングドラで弱点突いて対処できる。結果はカイリキーが落とし続けて勝ち。やっぱイカれてるよあの筋肉。

感想

ちょっと事故った場面もありましたが、概ね想定通りの速さでゴリ押せたかなと思います。カイリキーが強かったです。いや、SPじゃないデッキ（スピアーやフライゴン、カイリキーなど）相手にはキングドラの速度と耐久、中打点が刺さって強いはずなんです・・・なんです・・・
高いカードもそんなにないので2009始めるならオススメします（白目）

最後に

WCS2010でもキングドラに関するnoteを書いています。WCS2010は2009の延長にあるレギュレーションで、使えるカードも多く楽しいので、ひとしきり2009を楽しんだら2010でも遊んでみてはいかがでしょうか？

また、「ウランチャンネル」という謎のYouTubeチャンネルにもちょこちょこ出てます。

旧裏、2010、BW、XY、SMなど昔のレギュレーションだけでなく、台湾エクストラや闇鍋ドラフトなどあまり認知されていないレギュレーションの動画も上げているので是非ご覧ください！

最後までお付き合いいただきありがとうございました！
Twitter（X）→@siso_card

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